生きて行くことは楽しくも苦しいものですし
苦しくとも楽しいものです。
人間には自然と向上心があります。
死ぬまで向上心を持っているお年寄りは
明るく・元気な方が多いものです。
超高齢化社会には大切な能力だと思いますが
仕方がないことですが、戦後世代の向上心の低下はいかがなものでしょう。
特に物質的に豊かになった1970年代後半
戦後30年後経って生まれた世代ぐらいから堅調になって来ました。
バブル景気の始まった1980年代後半に生まれた
今の20代は、年寄りや親御さんの援助が過剰で呆れかえる程です。
子供時代に向上心の芽を摘まれている場合も多いような気がします。
1975~2005年は文明論的には
因循・姑息な時代が続きました。
向上心を競争心にすり替えて糾弾したり
ゆとり教育の失敗、引きこもりやニートの増加などを見ていると
若者世代は格差が広がっているような気がします。
イギリスやアメリカで起こったことですが
現在の日本もまた、くだらないペーパーテストに競争原理を
取り入れようとしているようです。
大切なのは競争心ではなく向上心です。
若い頃に楽をすれば、大人になって苦労します。
「若い頃の苦労は買ってでもやれ」と言うのは向上心のための言葉ですね。
苦あれば楽ありです。
向上心を持続させると、物事が愉しく出来るようになり
運も良くなります。