「汝(なんじ)自分を知れ」はソクラテスの言葉ですが
孔子も「五十にして天命を知る」と言っています。
仏教や禅の瞑想や座禅も、ある意味では自分に気づいていく作業のひとつです。
他人の欠点を見つけるのは、誰しも上手いものですが
なかなか自分を客観的に見つめることは、難しいものです。
自分の心や感情に没入せずに
自分の心や感情を客観的に見つめること
あるいは自分の心や感情が今何を感じているのかを気づくことが
心や感情に翻弄(ほんろう)されないコツです。
そうすると実は本当の自分は
心や感情ではないことが分かってきます。
心や感情は我欲(我欲も大切なものです)であって
本当の自分が「魂」や「命」だと分かってきます。
ちょっと難しいかも知れませんが
「天命を知る」と人生に生きがいが生じて
自覚や覚悟がしっかりしてきます。
世界の賢人たちが同じようなことを言っているので
自分を見つめ直すことは、大切なことであることは間違いないようです。
このストレス社会では、自分を見失わないように
一日一回は瞑想も必要な時代ではないでしょうか。
「自分を知る」ことができると、運も良くなります。