Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

ISU Skating Awards 2024配信中

2024年02月11日 22時32分58秒 | フィギュアスケート

 ISU Skating Awards 2024、ただいまライブ配信中。
 各賞とノミネート者はこちら。
 ここまでに発表された受賞者は:
Most Entertaining Program・・・Adam SIAO HIM FA (FRA) Free Skating
Best Newcomer・・・Hana YOSHIDA (JPN)
Best Coach・・・Mie HAMADA
Most Valuable Skater・・・Ilia MALININ (USA)
Special Achievement Award・・・Deanna STELLATO-DUDEK

 Art On Iceとコラボするセレモニーで、生歌・生演奏と生演技。豪華

<追記>
 そのあと発表された賞は:
Best Choreographer・・・Benoît Richaud
Lifetime Achievement Award・・・Brian Orser
Best Costume・・・Loena HENDRICKX (BEL) Free Skating
 実際に発表された順番とは違ってるかもですが、お許しを。
 受賞者一覧はこちらで。

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白日青春―生きてこそ―

2024年02月11日 22時20分34秒 | 映画

 香港映画「白日青春―生きてこそ―」を見てきた。
 大陸から泳いで香港に渡ってきて、タクシー運転手で生きている白日。その時に頼りにした磁石をミラーに下げている。一緒に泳いできた妻は香港に着く直前に息絶えた。その時親に預けてきた息子は、一度見捨てられたという思いで父子関係は良くない。
 香港へ逃れてきて難民申請をしているパキスタン人のアフメド。申請中は働くことができず、苦しい生活だ。。香港で生まれた息子ハッサンは10歳。地元の小学校では莫青春という名前を与えられている。一家はカナダ行きを希望しているが、なかなか叶えられそうにない。
 車の接触事故を起こした白日とアフメド。互いに相手が悪いと折れない。道でパキスタン人仲間の結婚祝いをしているところへ、たまたま白日が車で通ろうとして、口論から殴り合いに。警察沙汰となった。
 アフメドは禁止されているのに働いているところを見とがめられ、白日に有利な証言を持ちかけられる。しかし国で弁護士だったアフメドはどうしても耐えられず、警察署前からUターン。後ろからついてきた白日が慌てて追いかける中、衝突事故。アフメドは亡くなる。
 白日は病院で見たアフメドの妻と息子が気にかかる。ハッサンはパキスタン人ギャングの手先になって盗みを働いていた。白日は母親に頼まれてハッサンを探しに行き、警察の手入れのどさくさから逃げてきたハッサンを連れ帰る。強制送還が決まった母親は白日にハッサンを託す。
 ハッサンは逃げるとき警官の銃を奪って発砲、持っていた。さすがに警察の追及が厳しい。なんとかして逃がそうと、金で密航させるため、白日はタクシー営業権を売る。
 白日が父の死の原因になった当人だと知り、金を持って逃げだすハッサンだったが、パキスタン人仲間を頼ろうとしてかえって危険を感じ、逃げ出して白日と合流。白日は密航を請け負う男にハッサンを託し、ボートが海へ出ていく。

 香港にはインド、パキスタン、ネパールなどの出身者がけっこう住んでいる。その昔、大丸デパートの前でタクシーをさばいていたのはターバンに赤いジャケットのインド系おじさんだった。
 香港は“泳いで”来たり、連れてこられたり、“どこかから来た人々”に支えられ、作られてきた街なのだ。
 先に来て生活の基盤を築いた者たちが、後から来てそこにいる者たちと互いに反発するさまが悲しい。
 異郷の香港で育つ子供たちは、黙って待っていては欲しいものは手に入らないから、時に小ずるいこともする。それはアフメドたちの世話を焼くパキスタン系商店主も、白日を何くれとなく助けてくれる修理屋も同じだ。いいことではないけれど、何か憎めない。
 いろいろな人を抱えて生かす、その懐の深さを、香港は失わないでほしい。

 白日を演じる黄秋生アンソニー・ウォン)、父はイギリス人なので、いわゆるハーフ。年を取って顔立ちが前よりイギリスっぽくなってきたかも。
 ハッサンを演じたサハル・ザマン(林諾)はこの映画で香港電影金像奨の最優秀新人賞を受賞した。ちなみにインドやパキスタン系の人が中文名をつけるとき、林や莫を姓にする人が多いようだ。ラム、モハメドに音が近いからだろうか。
 白日の息子を演じた周國賢エンディ・チョウ)は、ロック系シンガーソングライターで、デビュー当時既に妻子があったのが当時としては珍しかった。日本に留学経験がある。
 ラストシーンで密航を請け負う男、どこかで見たと思ったら、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の台湾映画「非常城市」で、上海系マフィアと台湾系マフィアの通訳を広東語でやる男を演じた張嘉年(香港では太保という愛称で呼ばれるらしい)だった。
 新宿・シネマカリテで2月下旬まで上映予定。
 

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「ミライ☆モンスター」に三浦佳生

2024年02月10日 23時37分19秒 | フィギュアスケート

 mixiでいただいた情報。フジテレビ「ライオンのミライ☆モンスター」明日2月11日は、「フィギュアスケート三浦佳生(高3)去年グランプリシリーズで優勝した逸材!世界フィギュア出場をかけて挑む全日本に密着」だそう。
 時間は午前11時15分から。こちらも忘れずに録画予約

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唱歌「鎌倉」

2024年02月10日 23時29分16秒 | 

 NHK「ブラタモリ」、今夜2月10日の放送は「鎌倉の寺〜北条氏の寺でわかる!鎌倉幕府の偉業とは〜」だった。
 見ていると、極楽寺に向かっているあたりで、不意につれあいが歌い出した。
 「ごくらくじざか、こえゆけば~♪」何の歌 さらに「けんちょう、えんがく、ふるでらの~」というフレーズも。。。鎌倉の歌だそうで
 「あの辺の子どもは小学1年生のときから歌うんだけど」小学校低学年の頃、藤沢市に住んでいたつれあいにとって、鎌倉は地元に近い感覚。なるほど、と納得しつつ調べてみると、曲のタイトルは「鎌倉」。1910年に文部省が編集した尋常小学読本唱歌に収録されている。
 鎌倉の名所を美しい口調で紹介する曲。歌詞は:

作詞=芳賀矢一 (文部省唱歌) 

    1 七里ケ浜(しちりがはま)のいそ伝(づた)い
          稲村ケ崎(いなむらがさき) 名将(めいしょう)の
      剣(つるぎ)投(とう)ぜし古戦場(こせんじょう)

    2 極楽寺坂(ごくらくじざか)超(こ)え行けば
          長谷観音(はせかんのん)の堂(どう)近く
      露座(ろざ)の大仏(だいぶつ)おわします

    3 由比(ゆい)の浜(はま)べを右に見て
          雪の下村(したむら)過ぎ行けば
      八幡宮(はちまんぐう)の御社(おんやしろ)

    4 上(のぼ)るや石のきざはしの
          左に高き大銀杏(おおいちょう)
      問(と)わばや遠き世々(よよ)の跡(あと)

    5 若宮堂(わかみやどう)の舞(まい)の袖(そで)
          静(しず)のおだまきくりかえし
      かえせし人(ひと)をしのびつつ

    6 鎌倉宮(かまくらぐう)にもうでては
          尽(つ)きせぬ親王(みこ)のみうらみに
      悲憤(ひふん)の涙わきぬべし

    7 歴史(れきし)は長き7百年(しちひゃねん)
          興亡(こうぼう)すべてゆめに似て
      英雄墓(えいゆうはか)はこけ蒸(む)しぬ

    8 建長円覚古寺(けんちょうえんがくふるでら)の
          山門(さんもん)高き松風に
      昔の音(おと)やこもるらん

 私の世代には懐かしいデュオ、ダ・カーポが歌う音源があった。


 つれあいは藤沢市にそんなに長く住んでいたわけではないのに、よく歌が出てきたものだ。やっぱり、昔覚えたものって忘れないのかな

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明日は「フィギュアスケートTV!」

2024年02月10日 19時59分14秒 | フィギュアスケート

 これに気づくと、もう1か月過ぎたか!と思う。
 明日2月11日は、BSフジ「フィギュアスケートTV!」が午後5時から放送される。第98回は:
 “今回は1月に日本各地で実施された大会の模様を中心にお届け!
3月の世界選手権代表の鍵山優真選手が出場した大学生の戦い「インカレ」。同じく3月の世界選手権初代表となった三浦佳生選手、千葉百音選手、吉田陽菜選手が出場した高校生の戦い「インターハイ」。島田麻央選手などが出場した「ユースオリンピック冬季競技大会」。そして、「国民スポーツ大会冬季大会」での選手の活躍をお伝えする。”
 忘れずに録画予約せねば

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新年快樂!!

2024年02月10日 17時14分01秒 | Weblog

新年快樂 恭喜發財
龍年大吉 龍送吉祥
身體健康 青春永駐
步步高升 心想事成

 “年のうちに春が来て”から6日で、今年も旧正月=新年=春節がやってきた。昨日が除夕(大晦日)で、家族そろってご馳走を食べる習慣は中華系だけでなく、ベトナムやモンゴルもそうらしい。
 例年、旧暦新年が平日だと、前日パーティーして当日学校を休む学生が多く、先生たちは数日前から「休まないように!」と注意していた。今年は土曜日に当たっていたので大丈夫かと思いきや、“大晦日”から勝手に休む学生が多くて(卒業が近いクラスなので、ちょっと気が緩んでる
 各国語で「あけましておめでとう」を言ってみよう。

 CHÚC MỪNG NĂM MỚI
 Шинэ оны мэнд хүргэе(Shine ony mend khürgeye)
 Selamat tahun baru
 नयाँ बर्षको शुभकामना(Nayām̐ barṣakō śubhakāmanā)
 ပျော်ရွှင်ဖွယ်နှစ်သစ်(pyawshwinhpwal nhaitsait)
 Maligayang bagong Taon
 नए साल की शुभकामनाएँ(nae saal kee shubhakaamanaen)
 புத்தாண்டு வாழ்த்துக்கள்(Puttāṇṭu vāḻttukkaḷ)

 上からベトナム語・モンゴル語・インドネシア語・ネパール語・ミャンマー語・タガログ語・ヒンディー語・タミル語。ちなみにタミル語の挨拶はこの時期ではなく7月だそうな
 たまたま3連休になる日本、ゆっくり休んで火曜日からちゃんと学校に来てね~

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美味しいもの食べた

2024年02月09日 00時06分07秒 | Weblog

 このブログでカテゴリーを立ててる蘇永康のファン仲間と、横浜でランチ 私一人ではまず見つけることもできない、バスク料理のお店、Bihotza(ビオッツァ)。
 前菜・メイン1品・デザート・飲み物のランチセットに、チーズ盛り合わせをプラスした。
 豆とショートパスタのスープ。
 チーズ盛り合わせ。赤いのはカリンの寒天みたいな少し甘いもので、チーズといっしょに食べる。
 塩ダラのサルサ・ベルデ(アサリの出汁で煮ている)。タラが分厚くて、ソースがめっちゃ美味しい。
 バスクチーズケーキ。
 横浜・関内駅から徒歩6分。

 さらに近所で中華デザートが食べられるということで行ってみると、餃子や麺などご飯系もしっかりあった。
 私はパパイヤ入り西米露。ココナツミルク揚げをシェア。
 友人たちはマンゴー入り西米露と桃膠入り西米露。
 甘くて冷たくて、つるつる入ってしまう

 なかなか横浜方面に行かないので、こうして誘ってもらえて嬉しい 香港に行ってきた友人の話を聞きながら、またみんなで香港に、蘇永康のコンサートで行きたい!と思うのだった。

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四大陸選手権2024エキシビション出演リスト

2024年02月04日 19時03分40秒 | フィギュアスケート

 もう始まってるけど 出演者リストはこちら




 日本からは山本草太、三浦璃来/木原龍一、渡辺倫果、佐藤駿、千葉百音、鍵山優真(トリ!)の6人/組が出演。存在感大きい
 感想などはまた後で。

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節分・鬼はァそーと!

2024年02月03日 23時55分32秒 | Weblog

 2月3日は節分。昨日仕事で豆まきしたので、家では別にいいかと思ってたけど、次男が恵方巻と豆を買ってきた。
 恵方巻は大きいので半分こして2人で食べる。今年の恵方は東北東、、、どっちだ?たぶんあっち?一応黙ってもぐもぐ。
 あやうく忘れそうだった豆まき、小袋に入っているので、撒くというより置く? 玄関や各部屋に軽く投げ、終わったら即回収。。。掃除しなくていいから楽
 実は昨日の仕事での豆まき、教室に撒いて、その後掃除してたら、学生がぼそっと言った。「もったいないんじゃない?」たしかに 来年は小袋タイプにするべきか
 今日撒いたのはアソートタイプ。砂糖をまぶしたのや、海苔がついてるのなんかがあって、飽きずに食べられそう。私の年齢では、一気に年の数食べるのは大変だし
 ちなみに今年の旧正月は2月10日。年の内に春が来ちゃいます

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四大陸選手権2024男子FS

2024年02月03日 21時39分10秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケート・四大陸選手権2024男子フリージャッジスコア)。

<G1>
ズィーゼン・ファン(マレーシア) SP:54.99(23) FS:103.35(21) Total:158.34(22)
 「If I Knew」「Runaway Baby」「Perm」ブルーノ・マーズ♪ 黒系。3ループ+2トウを慎重に決め、3ルッツは転倒したが、単独3ループは大丈夫。3トウ+2アクセル、3サルコウ+オイラー+2フリップを後半に跳べたのはよかった。最後のサルコウが2回転になったのは惜しい。
 いい表情で生き生きと踊る。振付と要素のバランスも悪くない。可愛い

ラカット・ブラーリン(カザフスタン) SP:63.17(19) FS:114.72(19) Total:177.89(19)
 「So Far」♪ グレー。3アクセル予定が2回転で開いて転倒 しかし次に予定を変えて3アクセルを成功させる。後半3フリップ+3トウ、3フリップ+オイラー+3サルコウ、2アクセル+2アクセルと頑張った。細身の体をいっぱいに伸ばして動いていく。独特の雰囲気と髪型 シーズンベスト。

ダリアン・カプティッチ(オーストラリア) SP:55.76(22) FS:110.65(20) Total:166.41(21)
 「Unsteady」♪ 黒系。ショートプログラムとは打って変わって、真面目な雰囲気のプログラム。3アクセルは両足着氷だが流れは切らず、3ルッツ+2トウを決める。2本目が2回転になったが、後半3サルコウ+2トウ、3トウ+2アクセル+2アクセルは根性でつないだ。
 ステップは流れがあり、音に合わせたスライディングもよい。最後のスピンは曲に遅れて終わった。

エドリアン・ポール・セレスティノ(フィリピン) SP:62.86(20) FS:117.45(18) Total:180.31(18)
 「Golden Age」「Embers」♪ 黒。スピードにのってきれいな3ルッツ+3トウ、2アクセルと決める。3フリップの転倒、ルッツが2回転になったのが惜しい。後半3トウ+2アクセル+1アクセル、きれいな3サルコウが入った。
 スケーティング自体は癖がなく、見ていて疲れない。スピンはキックで出るのが得意かな。

袁立勤(ユエン・ラップカン、Lap Kan YUEN)(香港) SP:54.05(24) FS:93.11(23) Total:147.16(24)
 「Krone」♪ 薄水色。高く跳び上がった3ルッツで転倒、次の3ルッツ+2トウはうまく決めた。3ループに1アクセルをつけたが、単独アクセルは1回転に。後半3サルコウ+オイラー+2サルコウがきれいに入ったのに、3トウ予定が2回転に 高いデスドロップから入るシットスピン、ステップはなかなか見せた。

趙向黎(Heung Lai ZHAO)(香港) SP:60.06(21) FS:88.99(24) Total:149.05(23)
 「Somewhere In Time」♪ グレーに黒。両手上げ3フリップ+2トウをきれいに決めたが、ループは2回転。両手上げ3トウ入る。キャッチフットのスパイラルからイナバウアーのコレオ。両手上げ3フリップ+2トウ、なんとか。サルコウのパンク、2アクセル+オイラー+両手上げ3サルコウで転倒。最後の2アクセルはきちんと決めた。
 全体にスピードがないが、丁寧にやろうとする意欲は伝わる。

<G2>
コンラッド・オーゼル(カナダ) SP:65.07(17) FS:129.85(17) Total:194.92(17)
 イマジン・ドラゴンズ・メドレー♪ ブルーグレー。鮮やかな4サルコウで観客を虜に さらに4トウ+3トウも。2本目の4トウが3回転で開き、アクセルが2回転に。後半も2フリップ+2アクセル+1アクセルなど、少しずつ予定より回転数が足りない
 体の動きはしなやかで、見栄えはするんだけど、、、

リム・ジュヒョン(韓国) SP:70.27(13) FS:141.13(12) Total:211.40(13)
 「Game of Thrones」♪ 黒。長いで慎重に入った3アクセルだったが、ステップアウト。2本目はうまく下りて2トウをつける。その後は3ルッツ+2アクセル+2アクセル、3フリップ+3トウなど、オールグリーンでジャンプを決めていった。
 後半にどんどんスピードが増し、コレオでは側転も見せて盛り上げた。

マキシム・ナウモフ(アメリカ) SP:67.61(15) FS:147.39(9) Total:215.00(12)
 プッチーニ「トスカ」♪ ベージュから薄茶のグラデーション。4サルコウ転倒したが、3アクセル+2アクセル、3ルッツ+3トウと決める。2本目のアクセルでパンクしたが、後半の3フリップや3ルッツ+オイラー+3サルコウが入って印象は悪くない。
 アリアの声やオーケストラの音に合わせて、ドラマチックな振付をしっかり見せ、オペラの世界を描き出した。作品として素敵

ディアス・ジレンバエフ(カザフスタン) SP:64.51(18) FS:131.37(16) Total:195.88(16)
 「チェス」♪ 黒ジャケ風。チェスの駒を動かす仕草の振付から、アクセルを2回転で。3ルッツ+3トウ、3ルッツ+オイラー+3サルコウと淀みない。シットスピンの後、曲調がガラッと変わり、軽快に動き出す。ループ、フリップが2回転になったが、決まったジャンプは美しい。
 ミュージカルの世界を描き出す振付で楽しませてくれた。イケメン

ドノヴァン・カリーリョ(メキシコ) SP:67.66(14) FS:134.81(14) Total:202.47(15)
 「ベサメ・ムーチョ」「ある恋の物語」♪ 黒にゴールドのストーンきらきら。冒頭に4サルコウに挑み、ステップアウト。3アクセルもややもだれたが、2本目に2トウをつけられた。両手上げ3ルッツ+2アクセル+2アクセル、終盤両手上げ3ルッツと頑張る。
 ムーディーな振付、ジャンプが終わってからはシャキッとサンバのリズムで踊りまくるステップ。彼ならではのプログラム、最高

戴大衛(ダイ・ダイウェイ、Daiwei DAI)(中国) SP:66.04(16) FS:102.47(22) Total:168.51(20)
 「You Are So Beautiful」「Unchain My Heart」♪ 黒。地元の歓声の中に登場したが、暴投の3アクセル転倒。次の3アクセルに2アクセルを繋げてリカバリーしたが、ルッツ、ループと2回転になり、3ループ転倒。終盤2アクセル+2トウ、3サルコウはまあまあ。シット姿勢でキャッチフット、そのまま立ち上がりながらイリュージョンを入れるスピン。
 しっかりスピードを出してジャンプに入っていくのだが、コントロールしきれず体を締められないのかも。やんちゃ坊主のような雰囲気、これからどう変わっていくのかな。

<G3>
チャ・ヨンギュン(韓国) SP:72.43(12) FS:131.71(15) Total:204.14(14)
 「Dune」♪ 黒。腰に付いている青い布が翻る。3アクセルでステップアウト、2本目は転倒で+REPとなったが、その後は一切問題なし! 3ルッツ+3トウ、振付の一部のような3サルコウ。クリムキンイーグルを入れたコレオから、3ルッツ+2アクセル+2アクセルが見事。ステップも足元の動きがいい。

樋渡知樹(アメリカ) SP:75.39(10) FS:142.35(11) Total:217.74(11)
 シベリウス「フィンランディア」♪ 白にブルーのストーン。冒頭に見事な4トウ+3トウ 2本目の4トウは転倒したが、3アクセルはこらえて立つ。3アクセルで手をついたが2アクセルを繋げた。3ルッツ+オイラー+3フリップ、勢いがある。
 大きなジャンプを続けていくコレオから、曲の盛り上がりに乗っていくステップ。最後までエネルギッシュだった。

ロマン・サドフスキー(カナダ) SP:72.44(11) FS:145.39(10) Total:217.83(10)
 「ヌレエフ」♪ ブルー系。4サルコウで手をついたが2アクセルを繋げる。3ルッツ+3トウ、3ループ+オイラー+3サルコウ、予定通りの2アクセル。後半に4サルコウに再度挑み転倒。3ルッツ、3フリップを下りる。
 静かに語るようなステップ、真っすぐ膝が伸びているキャメルスピン。表現力は素晴らしい。

陳昱東(チェン・ユードン、Yudong CHEN)(中国) SP:78.74(9) FS:139.92(13) Total:218.66(9)
 「戦場のメリークリスマス」「ラスト・エンペラー」坂本龍一♪ 紫。高く上がった4サルコウ、片手をついたがこらえる。3フリップ+3トウ決め、3アクセルは軸が傾いて転倒。曲調が変わったところで、軽やかに表現。後半3フリップ+オイラー+3サルコウ、3ループ+2アクセル、3ループとしっかり決めた。終盤のステップ、村元哉中/クリス・リード組を思い出させるパートで、足元も上半身も丁寧に動かしていた。
 トータルで自己ベスト更新、ここまでのトップに立って観客が喜ぶ

アンドリュー・トーガシェフ(アメリカ) SP:81.15(8) FS:156.05(8) Total:237.20(8)
 「The Void」「Madness」ミューズ♪ ブルー。4トウ予定が3トウになったが、3アクセル、3ループ、3フリップとするする決める。びしっとした姿勢のキャメルスピンの途中で曲が変わり、ぐっとスピードを増して3ルッツ+オイラー+3サルコウ、3フリップ+2トウ、3フリップ+2アクセルと怒涛の連続。スピンをイリュージョンで出ると、スピードにのったコレオからそのままフライングシットスピンでフィニッシュ。オールグリーン

ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン) SP:81.76(7) FS:163.04(6) Total:244.80(6)
 「カルミナ・ブラーナ」♪ 黒と暗い赤。冒頭に4ルッツ、細い回転軸でシャープに決まった 4フリップはやや傾いたが立つ。4トウはなんとか転倒を免れる。くるくるターンから3フリップ、圧巻は後半の4トウ+オイラー+3サルコウ! さらに3アクセル+2アクセルと決まれば、技術点がぐんぐん上がる。
 終盤のステップも一歩がよく伸びて、片手側転などアクセントも。充実の出来でトップに立つ。

<G4>
金博洋(ジン・ボーヤン、Boyang JIN)(中国) SP:89.41(5) FS:167.48(5) Total:256.89(5)
 「This」♪ 黒から紫。目が覚めるような4ルッツ 4トウも! 3アクセルをきれいに下りてオイラー+3サルコウ、まさかの転倒。後半4トウ+2トウ、3ルッツ+2トウ、最後の3フリップと安定していた。
 コレオとかステップとか、本人も楽しみながら滑っている感じがして、それが嬉しい。雨あられと降り注ぐぬいぐるみ トップに立って観客を喜ばせる。

山本草太 SP:94.44(4) FS:168.99(4) Total:263.43(4)
 「エクソジェネシス交響曲第3部」♪ ブルーのVネック。冒頭の4サルコウで転倒したが、4トウは手をついてこらえて1トウをつけ、2本目の4トウを鮮やかに決める。3アクセル+オイラー+3サルコウのスムーズさ、単独3アクセルも距離と流れがいい。後半3フリップ+3トウ、3ルッツと決めた。
 雄大なイーグル連続でリンク1周するコレオは高評価。ステップも伸びやかだった。

ウェスリー・チウ(カナダ) SP:83.50(6) FS:156.88(7) Total:240.38(7)
 「キル・ビル」♪ 赤の上に黒。4トウ+2トウをきれいに下り、4トウ単独は片手をついて耐える。3ループ、3アクセルとスムーズ。後半3フリップ+3トウ、3ルッツはやや乱れそうになったが根性でオイラー+3サルコウに繋げた。最後の3ルッツを下りてちょっと笑顔。
 スピードを落とさずコレオに入り、終盤まで保った。曲調が変わったところの表現もちゃんとしていて、いい出来だったと思う。

佐藤駿 SP:99.20(2) FS:175.39(3) Total:274.59(2)
 ヴィヴァルディ「四季」♪ 茶系。柔らかなタッチの4ルッツ、理想的 3アクセル+オイラー+3サルコウも軽やか、4トウには2トウをつけ、単独4トウ、3アクセルも問題なし。唯一のミスは3ループで少し着氷が乱れたこと。3ルッツの後に2トウをつけたが、予定通り2アクセルか、余裕があったら3トウをつければ更に点が伸ばせたかも。
 つなぎの動きやステップ、コレオの中で、視線が振付の一部としてきちんと使えるようになっている。鳥の声を聞くような、遠い空を眺めるような感じが伝わり、表現力の成長ぶりも実感
 トップに立って表彰台確定。

鍵山優真 SP:106.82(1) FS:200.76(1) Total:307.58(1)
 「Rain, in Your Black Eyes」♪ 濃紺。夢のような4サルコウ、今季初投入の4フリップはステップアウト。4トウ+オイラー+3サルコウ、3アクセル+2アクセルと隙がない。単独3アクセルの余裕は、もう苦手意識がないと感じさせる。3ルッツ+3トウから、初めて見せるレイバックイナバウアー。3フリップから入っていくステップ、テンポアップする曲と競争するかのように、激しい動きを増していく。一瞬たりとも止まることなく、最後の瞬間まで目が離せない。
 凄い。泣けた。
 終わった瞬間、両膝をついた。力を出し切っている。得点を見て口をあんぐり フリー200点、トータル300点をついに再び超えた

チャ・ジュンファン(韓国) SP:95.30(3) FS:177.65(2) Total:272.95(3)
 「バットマン」♪ 黒。こちらも得意の4サルコウから。4トウはステップアウトしたが、3ルッツ+3ループを鮮やかに決めてくれた。単独3ルッツでステップアウトが惜しいが、3アクセル+2アクセル、最後に3フリップ+オイラー+3サルコウが入ったのは大きい。
 美しいレイバックでカーブイナバウアー、サイドウェイズからレイバック姿勢のスピン。美しさと力強さを兼ね備えたプログラム。

 結果、優勝は鍵山優真、2位佐藤駿、3位チャ・ジュンファン。山本草太が4位、地元中国の金博洋は5位。
 女子に続いて、男子も日本勢が優勝、表彰台に2人乗った。明日はアイスダンス・フリーダンス。

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四大陸選手権2024ペアFS

2024年02月03日 16時33分15秒 | Weblog

 フィギュアスケート・四大陸選手権2024ペア・ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
王瑀晨(ワン・ユーチェン、Yuchen WANG)/朱磊(ジュー・レイ、Lei ZHU)(中国) SP:53.66(11) FS:85.90(12) Total:139.56(12)
 「On The Shore Of Lake Baikal」♪ 紺、黒系。3トウ+2トウをきれいに揃える。3ツイストは着氷がややぎりぎり? サルコウはあえて2回転でまとめる。スロー3ループ転倒したが、すぐ後のスロー3サルコウはきれいに決めた。靴上に片足で乗るダンスリフト、最後のリフトから女性を逆立ちホールドして回転で下ろす。
 中国杯より少しいいスコアが出た。曲についてはこちらも。

張思陽(ジャン・スーヤン、Siyang ZHANG)/楊泳超(ヤン・ヨンチャオ、Yongchao YANG)(中国) SP:55.70(10) FS:101.62(10) Total:157.32(10)
 「If Came the Hour」♪ ブルーグレー系。3ツイストまとめ、3トウは女性がステップアウト。2アクセル+2アクセル+2トウは2人とも下りたが、タイミングがややずれた。スローは3ループも3サルコウもいい流れ。上げきれず失敗に終わったリフトがあっがた、全体としては悪くなかった。

ヴァレンティナ・プラザス/マキシミリアノ・フェルナンデス(アメリカ) SP:57.38(3) FS:103.78(9) Total:161.16(9)
 「Top Gun Maverick」「Hold My Hand」♪ ワインカラー、白で夏の軍服風。高さの出た3ツイスト、3トウは女性が転倒。2サルコウ+2アクセルはなんとか。スロー3フリップ転倒が悔しい。ダンスリフトのような動きからそのまま入るペアスピン、片手ホールドで女性がノータッチのリフトが迫力。デススパイラルに入るとき、男性が上げた足のつま先にタッチしてからというのも珍しい。

イザベラ・ガメス/アレクサンドル・コロヴィン(フィリピン) SP:49.79(12) FS:93.07(11) Total:142.86(11)
 「Somewhere in Time」♪ 白、暗めのピンク。高々と上がる3ツイスト、3サルコウで女性がステップアウトしたが、なんとかアクセルをつけてシークエンスにした。スロー3ループ頑張り、スロー3サルコウは片手つきで耐える。リフトのスプリットポジションがきれい。
 シーズンベスト、コーチのオレクセイ・ビチェンコさんも満足そう。

<G2>
アナスタシア・ゴルベヴァ/ヘクター・ジオトプロス・ムーア(オーストラリア) SP:58.79(7) FS:125.04(4) Total:183.83(4)
 「シェルブールの雨傘」♪ 薄紫、水色シャツ。3ツイストは空中で少し触れてしまって減点になったが、その他はオールグリーン 3トウ+2アクセル+2アクセル、スロー3サルコウ、3サルコウ、スロー3ループと決まるたびに笑顔が増える。リフトも上げてから下ろすまでがスムーズ。背中にのせたり足を絡めたりのコレオも良し。

ケリー・アン・ローラン/ルーカス・エティエ(カナダ) SP:58.50(8) FS:115.97(7) Total:174.47(8)
 「You Don’t Own Me」「Indebendent Ming」♪ ワインカラー、黒。美しい3ツイスト、2アクセル+1アクセル+2アクセルは面白い組み合わせのシークエンス(どんだけアクセル得意)。3サルコウをそろえ、スロー3ループ決めたがスロー3サルコウで転倒。デススパイラルからすぐペアスピンに入る構成。
 全体の出来が良かったので、スローの転倒だけが悔しい女性。

彭程(ペン・チェン、Cheng PENG)/王磊(ワン・レイ、Lei WANG)(中国) SP:60.18(5) FS:120.04(6) Total:180.22(6) 「」♪ 黒、白。冒頭の3トウで女性が転倒 3ツイストは鮮やかに、スロー3ループの高さと距離! 2サルコウ+2トウ、女性がまた乱れた。スロー3サルコウも美しい。曲の音とリフトなどの要素、振付がぴったりと合っていて、作品として仕上がっている。
 ただ得点は不本意・・・

リア・ペレイラ/トレント・ミショー(カナダ) SP:59.89(6) FS:122.16(5) Total:182.05(5)
 「グラディエーター」♪ クリーム色、赤茶色。3ツイストはレベル2だが安定。3トウにつけたアクセルが1回転連続になり、予定より基礎点を落とした。3サルコウは予定を変えて2ループで揃える。スロー3ループ、スロー3サルコウと着氷後の流れが美しい。終盤のリフト、長いキャリーでほぼリンク1周 ペアスピンから肩に載せてフィニッシュ。

<G3>
エリー・カム/ダニー・オシェイ(アメリカ) SP:60.72(4) FS:126.56(2) Total:187.28(3)
 「Nocturnal Animals」♪ 赤、黒。3ツイストを完璧に、3サルコウも完璧に揃えた スロー3ループは必死にこらえる。3トウ+2トウ決めた! しかしスロー3サルコウ転倒。要素間のつなぎの動きが豊かで、ただ滑ったり準備したりという瞬間がないのが素晴らしい。

チェルシー・リウ/バラズ・ナギィ(アメリカ) SP:61.90(3) FS:113.95(8) Total:175.85(7)
 「A Thousand Times Good Night」♪ 白、水色。凄い高さの3ツイスト! 3サルコウで女性が転倒、2トウ+2アクセルはこらえた。スロー3ループは両足着氷になったが、スロー3サルコウは完璧!と思ったら、チェックして次へ滑り出したところで転倒
 リフトのスプリットポジションの美しさとか、いいところはたくさん。

三浦璃来/木原龍一 SP:65.61(2) FS:125.16(3) Total:190.77(2)
 「Une chance qu'on s'a」「Amour infini」♪ ピンクゴールド、白襟黒タキシード風。しっかり3ツイスト、女性が2トウになったが2アクセル+2アクセルを続ける。3サルコウは珍しく龍一くんがステップアウト。スロー3ルッツ、見事 スロー3ループが惜しい転倒。二人の滑りのシンクロ感とスピード感は健在。
 終始、笑顔が浮かんでいる二人、まずは滑りきれたことがよかった。

ディアナ・ステラート‐デュデク/マキシム・デシャン(カナダ) SP:69.48(1) FS:129.32(1) Total:198.80(1)
 「Interview With The Vampire」♪ 黒に赤ストーン、白シャツの襟内側に赤ストーン。3ツイストまとめ、3トウに1アクセル+1アクセルをつける。3サルコウで男性がステップアウト。キャッチフットしたまま回るフォアイン・デススパイラルがユニーク スロー3サルコウ、スロー3ループはどちらも頑張った。ラストのリフトもじっくり見せる。
 シーズンベストには遠いが、しっかり勝ちきった。

 結果、ステラート‐デュデク/デシャン組が優勝、休養明けの三浦/木原が2位、カム/オシェイが3位。4位にゴルベヴァ/ジオトプロス・ムーア、オーストラリア勢としては大健闘。地元中国勢は彭程/王の6位が最高だった。
 このあとは男子フリー




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四大陸選手権2024男子SP

2024年02月01日 21時19分01秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケート・四大陸選手権2024男子ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
ズィーゼン・ファン(マレーシア) SP:54.99(23)
 「Make It Rain」♪ ブルーグレー。3トウ+3トウを下り、3ループは着氷が乱れて両手をつく。2アクセルを落ち着いて決めた。フレッシュな空気を振りまく19歳、自己ベスト更新。

ペイジェル・イー・ケン・スン(シンガポール) SP:51.12(25)
 「Before I Go」♪ ワインカラー。こちらもまだ19歳。高い3フリップはちょっと片手をついた。2アクセルまとめる。3ルッツで傾いたがこらえて2トウをつけた。ステップ中に見せた空中キック横回転、迫力! 自己ベスト更新。

エドリアン・ポール・セレスティノ(フィリピン) SP:62.86(20)
 「What Is Jazz」♪ ネイビー。スピードにのって美しい2アクセルから、距離の出るスムーズな3ルッツ+3トウ。ターンからの3ループ転倒が惜しい。楽々と滑らかなスケーティングで、心地よくステップ。このプログラム、めっちゃ好き

林芳毅(リン・ファンイー、Fang-Yi LIN)(台湾) SP:48.85(26)
 「All Alone」♪ 黒にシルバーのライン。ウォーレイから2アクセルをカッコよく決める。3ルッツに頑張って3トウをつけて転倒、3フリップも転倒は悔しいところ。エレキの曲調がずっと同じだったので、あまりメリハリがつけられなかったかな。ジュニアで初めて見た頃からずいぶん大人っぽくなった20歳。

趙向黎(Heung Lai ZHAO)(香港) SP:60.06(21)
 「Cavatina」♪ ブラウン系。3トウ+両手上げ3トウ、両手上げ3フリップと決める。ドーナツスピンも丁寧に行い、後半にいい感じの2アクセル。高難度の要素はなくても、シームレスに完成したプログラム 得点に口を押えて驚いていた。
 ところで、ファーストネームの向黎をHeung Laiと読むのは広東語読みで、趙をZHAOと読むのは普通話(標準中国語)読み。本人は香港生まれだが、親は大陸出身なのかもしれない。

<G2>
袁立勤(ユエン・ラップカン、Lap Kan YUEN)(香港) SP:54.05(24)
 「シンドラーのリスト」♪ ワインカラー。スピードにのって3トウ+3トウをきれいに決めたが、ルッツが2回転に スピンをジャンプで出て、慎重に2アクセルを下りる。スケーティング自体はわりとよく滑っていた。

戴大衛(ダイ・ダイウェイ、Daiwei DAI)(中国) SP:66.04(16)
 「I Still Love You」♪ 暗めの赤。大歓声の中に登場、見事な3アクセル 3ルッツも凄い高さ!なのに3トウで転倒、コンビネーションにできず。エネルギーは有り余ってる感じだけど 自己ベスト更新で笑顔。

ダリアン・カプティッチ(オーストラリア) SP:55.76(22)
 「Friend Like Me」♪ アフロヘアにランプの絵がついてる衣装、出てきただけで楽しいプロを予想した観客が歓声をあげる。3アクセル、いい感じで跳び上がったが転倒。3ルッツは必死にこらえて2トウをつけ、3ループは両足着氷になったが耐える。
 軽快なステップは十分堪能。順位にかかわらずエキシビションに呼ばれそう

チャールトン・ドハティ(オーストラリア) SP:42.28(27)
 「シャーロック・ホームズ」♪ 黒シャツにグレーのベスト。冒頭の3トウで乱れ、3フリップ転倒してコンビネーション無しに。2アクセルは慎重に決めた。シャーロック・ホームズらしい雰囲気はあったが・・・

コンラッド・オーゼル(カナダ) SP:65.07(17)
 「カルミナ・ブラーナ」♪ 黒から赤。冒頭の4サルコウ+2トウは頑張ったが4サルコウ、3アクセルと転倒、痛そう 壮大な曲に負けずに表現しようとしていた。

<G3>
アンドリュー・トーガシェフ(アメリカ) SP:81.15(8)
 「L’enter」♪ 黒系。美しい3アクセル、3フリップ+3トウ、3ルッツとジャンプ安定。全体に力強くて文句なし。

ドノヴァン・カリーリョ(メキシコ) SP:67.66(14)
 「Sexy Back」「Four Minutes」♪ 黒でキラキラ。動き出しからセクシーな踊りで観客の心をつかむ。4トウ転倒、3アクセルはバッチリ。しかし3ルッツ+3トウで転倒が悔しい。スピンで手を置く位置とか、細かいところで工夫している。
 シーズンベストは出た。

陳昱東(チェン・ユードン、Yudong CHEN)(中国) SP:78.74(9)
 グレー系。高さも距離も十分の4サルコウ、3アクセルと立て続けで、地元の観客大喜び 3フリップ+3トウは下りてイーグルに。スピンはあまり得意じゃなさそう。

リム・ジュヒョン(韓国) SP:70.27(13)
 「Your Song」♪ 赤に黒手袋。長い助走からの3アクセル、ステップアウト。3フリップ+3トウ、3ルッツはどちらも見事。ステップでぐいぐい加速していくのが爽快。

マキシム・ナウモフ(アメリカ) SP:67.61(15)
 「Glimpse of Us」♪ 紫。4回転予定のサルコウが3回転で開いてしまった。3アクセルはこらえたが、3ルッツでフリーフットを完全についてしまい、2トウをつけたが+combo扱いに。スケーティング自体は雄大で見栄えがする。

<G4>
ラカット・ブラーリン(カザフスタン) SP:63.17(19)
 「ネメシス」♪ 白シャツ。3アクセル、こらえて立つ。3フリップまあまあ、3ルッツ+3トウは少し詰まった。シーズンベスト更新。

チャ・ヨンギュン(韓国) SP:72.43(12)
 シューべルト「魔王」♪ 黒。オーケストラのバージョンのクラシックで、3アクセルは回り過ぎるのを抑えた着氷に。3ルッツ+3トウ、3ループともによくコントロールされたいいジャンプ。全体に外連味のない、オーソドックスな感じで好感が持てる。

樋渡知樹(アメリカ) SP:75.39(10)
 「Romani Holiday」♪ 赤紫。4トウでステップアウトしたが、3アクセル、3ルッツ+3トウを丁寧に決める。全米からの連戦で少し疲れがあるのか、クリムキンイーグルやホップがいつもより小さいような気がしたが、全体としてはスピード感も保って悪くなかった。
 出迎えたのは濱田美栄コーチと佐藤洸彬コーチ。キス&クライは日本!

ウェスリー・チウ(カナダ) SP:83.50(6)
 「ロミオとジュリエット」♪ 紫のグラデーション。軸のきれいな4トウ+3トウ、3アクセルが決まる。3ルッツはやや危うい着氷になったがこらえる。ステップが伸びやかでいい。
 カナダ選手権でチャンピオンになったばかり。自己ベストでトップに立つ。

ロマン・サドフスキー(カナダ) SP:72.44(11)
 「Unconscious」♪ グレー系。完璧!な4サルコウで目が覚めるが、3ルッツで態勢が少し崩れて2トウしかつけられず、アクセルも2回転に。。。調子がいいのか悪いのかわからない。
 とはいえ、スケーティングは元々きれいだし、ドラマチックなステップはさすが。

ディアス・ジレンバエフ(カザフスタン) SP:64.51(18)
 「I Love You」♪ 黒。2アクセルは今回予定通りで高さを出した。3ルッツ+3トウはややオーバーターン。イーグル連続から3フリップもちょっとステップアウト。終わって本人は満足そうに投げ込まれたクッションを抱えて戻ってきた。
 コーチはデニス・テンのお母さん、オクサナ・テンさん。

<G5>
ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン) SP:81.76(7)
 映画「マトリックス」より「Clubbed to Death」♪ 黒コート。冒頭4ルッツ、惜しい転倒。3アクセル、ランジから立ち上がっての4トウ+3トウ、いい流れのジャンプだった。ステップはあまり上半身を動かさないが、片手側転を入れるなどの工夫がある。

金博洋(ジン・ボーヤン、Boyang JIN)(中国) SP:89.41(5)
 「Vienna」♪ 黒。大歓声に迎えられる。きれいな4トウをするっと決め、3アクセルもしっかり。3ルッツ+3トウが入ると、動きが伸び伸びしてきた。終盤曲が盛り上がっていくところで、ジャンプやスライディングを織り込んだステップで加速していく。曲の終わりにぴしっとポーズを決め、コーチのトレイシー・ウィルソンが大喜び。
 トップに立った。

山本草太 SP:94.44(4)
 「Chameleon」♪ 黒Vネック。トランペットのジャズにのって、4トウ+3トウ、4サルコウ、3アクセルとジャンプはどれも高さと流れが シットスピンも足や姿勢を変えて加速する。一歩一歩エッジに長く乗るところがぐっと惹きつけるステップ、セクシーだぜ!
 キス&クライでは「SOTA」タオルを持つコーチ。

チャ・ジュンファン(韓国) SP:95.30(3)
 ハチャトゥリアン「仮面舞踏会」♪ 白ブラウス。ジュニア時代から得意の4サルコウ、危なげない。予定を変えてこれまた得意の3ルッツ+3ループ! しっかり構えて3アクセル、下りた。シットスピンをジャンプで出て、コンビネーションスピンではサイドウェイズ→レイバック姿勢を見せる。一歩が大きいステップはダイナミックでありながら優雅に踊る。スライディングからフィニッシュ、これまた素晴らしい演技
 山本草太を抜いてトップに立つ。

佐藤駿 SP:99.20(2)
 「リベルタンゴ」アストル・ピアソラ♪ 黒Vネック。4トウ+3トウ、さくっと決める。4ルッツ、自信を持って余裕。3アクセルも問題なく、どれも高いGOEをもらっている。シットスピンはスライディングで出て、いい感じに力が抜けたステップ、誘うような振付も堂々とこなし、フィニッシュは喜ぶでもなく当たり前の顔。
 得点を見て大喜びするのはコーチの方

鍵山優真 SP:106.82(1)
 「Believer」♪ 黒系。きりっとした動きでぐいぐいとスピードに乗っていく。4サルコウ、何も減点するところがないジャンプ、GOEは4点台 4トウ+3トウも流れよく、3アクセルもふわりと浮かぶ余裕。シットスピンは姿勢変化と速さで惹きつける。ステップ、音と動き、ターンが完全に一体となって、スケートの可能性を広げていく。
 ぐっとジャッジ席に迫っていくフィニッシュ、終わって拳を突き上げた。「圧巻」「尋常じゃない」実況アナと解説・無良崇人さん。
 得点を見て天を仰ぎ、隣に座る鍵山正和コーチはじっくりと点数を確認してから握手。シーズンベスト更新でトップに立った。

 結果、鍵山優真がトップ、2位佐藤駿、3位チャ・ジュンファン、4位山本草太。地元中国の金博洋も5位と表彰台が狙える位置につけている。
 フリーは明後日の土曜日。ワクワク
 

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四大陸選手権2024女子SP

2024年02月01日 15時57分38秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケート・四大陸選手権2024が今開幕
 女子ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
アマンダ・シュー(徐詩妍、シュー・シーイン)(台湾) SP:39.60(23)
 「Dulcea Si Tandra Mea Fiara (My Sweet and Tender Beast)」♪ 濃い青。3サルコウ+2トウを下りて思わず出たガッツポーズ。しかし3フリップ、2アクセルと転倒 スピンはなかなか上手。本人的にはいい出来だったようで、終わって万歳していた。

朱易(ジュー・イー、Yi ZHU)(中国) SP:52.77(15)
 「Can’t Help Falling in Love With You」♪ 赤紫。ピアノと女性ボーカルで、なぜかマイナーコードにアレンジされた曲。3フリップ+2トウをきちんと下りたが、アクセルが1回転に 後半3ループは大丈夫。ステップはわりと一歩が伸びている。終盤スピン連続で畳みかける。
 コーチはJian TONG。

周曉柔(チャウ・ヒウヤウ、Hiu Yau CHOW)(香港) SP:39.54(25)
 「Survivor」♪ 紫。冒頭の3トウはコンビネーション予定だったかもしれないが、オーバーターンしたので単独に。3サルコウに手を上げて2トウをつけたが着氷が乱れた。2アクセルは慎重に決める。
 キス&クライで顔がアップになると、笑顔が可愛い

陳虹伊(チェン・ホンイー、Hongyi CHEN) SP:55.97(13)
 「Experience 」♪ ブルー系。3トウ+3トウ、回転ぎりぎり? 両手上げ3ルッツ、2アクセルと下りる。波がない曲で淡々と滑る感じだが、すらっとした体型で見栄えがいい。

マリア・チェルニショヴァ(オーストラリア) SP:43.29(20)
 「Hurt」クリスティーナ・アギレラ♪ 赤茶色。冒頭のループで転倒したが、3サルコウ+2トウを落ち着いて決める。続けて2アクセルとジャンプは前半に。すっきりした身のこなし、丁寧だがまだあまり個性がないかも

<G2>
ヌリヤ・スレイメン(カザフスタン) SP:45.69(19)
 「Joke's On You 」♪ 黒。3ルッツ+2トウ、3ループ、2アクセルと、あまり高さはないが安定して下りる。大きなミスなく終盤まで来て、最後のスピンのあたりは笑顔がこぼれていた。

程佳盈 (チェン・ジアイン、Jiaying CHENG)(中国) SP:41.77(23)
 「Fire Dance」♪ 赤と薄ピンク。3ルッツの着氷で少し傾いたが、慌てずに2トウをつける。3フリップ転倒したが、2アクセルはOK。ビールマンスピンは片手でブーツ、片手でエッジをホールド。生まれは広州。

サラ‐モード・デュピュイ(カナダ) SP:56.00(12)
 「Never Go Back」♪ 黒に青ストーン。3ルッツやや前傾したが2トウをつけてまとめ、2アクセルは高さがあった。3ループも入る。ステップがエネルギッシュ。自己ベストに近い得点に納得の顔。

アンドレア・モンテシノス・カントゥ(メキシコ) SP:50.86(16)
 「Yellow Moon & Andrei」♪ 黒。3サルコウ+2トウをスムーズに決めたが、3トウで転倒。2アクセルは手をついた。ベテランらしい滑らかなスケーティング、間の取り方でしっとりと見せる。

アンナ・レフコヴェッツ(カザフスタン) SP:39.56(24)
 「History Repeating」♪ 赤。冒頭の3ルッツ転倒、2アクセルは前後のキックをカッコよく。3フリップが単独に終わってコンビネーション無し シットスピンの姿勢がけっこうユニーク。

<G3>
ソフィア・レキシ・ジャクリーン・フランク(フィリピン) SP:42.43(21)
 「Stop Right Now」スパイス・ガールズ♪ ピンクのセパレーツ。フェンスに手をかけた姿勢から笑顔でスタート、3ルッツ+2トウ、2アクセルと決めたが、ループでパンク しかし最後までキュートな振付で踊った。右回りの選手。コーチはタミー・ギャンビルさん。

ソフィヤ・ファラフォノワ(カザフスタン) SP:47.57(18)
 ショパン「ワルツ第7番」♪ 黒。両手上げ3フリップで転倒したが、3ループ+2トウを共に両手上げで決め、2アクセルも入る。フランス語歌詞の女性ボーカルアレンジが面白い曲。

ジョアンナ・ソー(蘇怡、ソー・イー)(香港) SP:50.07(17)
 「Good Thing」♪ 黒。コケティッシュに肩を動かしてスタート、3トウで詰まったので単独にして、3サルコウに2トウをつける。2アクセルがちょっと引っ掛かり気味だが耐えた。曲は本人の雰囲気に合っている。僅かながら自己ベスト更新。

ウィ・ソヨン(韓国) SP:64.44(6)
 「Dawn and A Postcard」♪ 薄茶。見事な3ルッツ+3トウから、2アクセル、3ループとスムーズに決める。スピンの回転速度と安定感など、ここまでの選手と格が違うところを見せつけた。

ヴラダ・ヴァシリエフ(オーストラリア) SP:32.63(26)
 「Stella’s Theme」♪ ライトブルー系。3ルッツ+2トウはなんとか頑張ったが、フリップが2回転になり、スピンに入るところで転倒 2アクセルも入らず、不本意な出来になってしまった。

<G4>
エリス・リン‐グレイシー(アメリカ) SP:62.83(8)
 「Someone Like You」♪ 薄ピンク。3フリップ+3トウ、2アクセル、後半3ルッツといい感じのジャンプが決まっていく。全米では10位だったが、非常に安定感がある。

ジュスティーヌ・ミクレット(カナダ) SP:52.93(14)
 「Le di a la Caza Alcance」♪ 暗い赤。3トウは無理せず2トウをつけ、3フリップは片手をつく。2アクセルは「軸がずれてしまって(解説・村上佳菜子さん)」ステップアウト。大柄な体格でダイナミックな印象。

丁子涵(ティン・ツーハン、Tzu-Han TING)(台湾) SP:59.17(10)
 「Crimson Peak」♪ 赤。弾むような3ルッツ+3トウ(回転不足)、3フリップ、高さのある鮮やかな2アクセルと好調。全体に動きがよくて力強かった。終わって笑顔のガッツポーズ。

千葉百音 SP:71.10(1)
 「黒い瞳」♪ 黒に赤と青の花。高さとコントロール完璧な3フリップ+3トウ、ターンからの2アクセル、3ルッツまで心地よく跳ぶ。パーカッションの速い音にもしっかりと合わせながら、美しいステップでレベル4。回転の速いビールマンスピンでフィニッシュ。
 自己ベスト更新

アヴァ・マリー・ズィーグラー(アメリカ) SP:68.25(3)
 「Jazz Man」♪ 赤。3ルッツ+3トウ見事に、3フリップは「助走が少ない」と解説・村上佳菜子さん。小粋な雰囲気の曲によく乗っているステップ、イーグルからの2アクセル。こちらも自己ベスト更新

<G5>
リンゼイ・ソーングレン(アメリカ) SP:64.11(7)
 「Windmills of Your Mind」♪ ブルーグレー。アカペラボーカルで3ルッツ+3トウを決める。スパイラル姿勢からターン、そのまま跳ぶ2アクセル。キャメルスピンの足を高く上げた姿勢、足首あたりをホールドするビールマンスピン。ほぼ完璧な出来かと思ったが、time violationはもったいない。

キム・チェヨン(韓国) SP:69.77(2)
 「Pantomeme」「Lillies of the Valley」♪ ワインカラー。2アクセル、3ルッツ+3トウをしっかりと決めて波に乗る。村上佳菜子さん曰く「ジャンプの踏切りが短い」。3フリップもきっちり。スピン、ステップも非常に気持ちよく、きびきびとできていた。

マデリン・シーザス(カナダ) SP:61.57(9)
 「Farrucas」「Solea Grana」♪ 赤系。右回りの選手。3ルッツ+3トウをきっちり下りる。3ループは下りてややオーバーターン気味になったが、2アクセルはきれいに流れた。キャメルスピンの姿勢やステップなど、フラメンコらしい感じが出ていた。

渡辺倫果 SP:67.22(4)
 「アバター」♪ ブルーにゴールドや緑。スピードにのった2アクセルに高いGOEがつき、3ルッツ、後半3ループ+3トウまで丁寧に決める(qが惜しい)。レイバックスピンの代わりのキャメルスピン、なかなか良い。最後のステップも存分に見せてくれた。

三原舞依 SP:65.18(5)
 「戦場のメリークリスマス」♪ ブルーグレー。コーチに背中を叩かれて登場。流れのある2アクセル、3フリップと決まったが、3ルッツ+3トウで惜しい転倒。ステップ、レイバックスピンはさすがの見せどころ。シーズンベスト。

イ・ヘイン(カナダ) SP:56.07(11)
 「Why Don't You Do Right」「Bei Mir Bist Du Schoen(素敵なあなた)」♪ グレー。シーズン途中でプログラムを変更。2アクセル決まったが、3ルッツで詰まって単独に。キャメルスピンのドーナツ姿勢が美しい。3フリップ転倒してコンビネーションにできず ステップの途中でフェンスを使ってアピール。ジャズらしいムードを表現した。
 キス&クライにはミーシャ・ジーさんも。

 結果、千葉百音がトップに立ち、2位キム・チェヨン、3位ズィーグラー。4位渡辺倫果、5位三原舞依と日本勢が続いた。
 26名なので2人だけフリーに進めない。ボーダーラインは39点台だった。フリーは明日。

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メダルはまだ確定しない?

2024年02月01日 02時13分16秒 | フィギュアスケート

 北京オリンピック2022で、カミラ・ワリエワ(ロシア)がドーピングで失格、4年間の資格停止と成績抹消処分となったことで、フィギュアスケート団体戦の順位が入れ替わり、金メダルがアメリカ、銀メダルが日本、銅メダルがROCになるとISUが発表した。
 これに対して、ロシア・フィギュアスケート連盟は拒否する意向を示している。また、繰り上がりで3位になると思われていたカナダオリンピック委員会も、異議申し立てを検討している。
 ロシアは「15歳で保護対象だったワリエワを成人と同様に扱ったのは間違い」と主張しているようだ。
 カナダが銅メダルになるはずでは?というネット書き込みが多数見られる。主張されている理由の1つ目は「団体戦なのだから、1人でもドーピングで失格になる選手がいたら、チーム全体が失格になるはず」。確かに、これがアイスホッケーやスピードスケートのパシュート、ショートトラックのリレーだったら、選手1人だけの成績を抹消するなんてできない
 理由の2つ目は「ワリエワの成績が抹消されたら、女子の順位が繰り上がるから、各チーム2ポイントずつ増えて、カナダが54ポイントで3位になるはず」。ワリエワが出場しなかったものとして計算するなら、当然そうなる。ISUの計算間違い抹消前の結果
 ワリエワの分が0ポイントだったら、フリーに進むチームが変わってしまったのか?と思って計算してみたが、ROCが26ポイント3番手になるだけで、変わらなかった。
 個人戦の成績は、4位ワリエワを抜いて1つずつ繰り上がった。オリンピック前のヨーロッパ選手権も同様。となると、やはりROC以外の各チームに+2ポイントが妥当な計算だと思う。
 ワリエワ自身が30日以内にスイス連邦裁判所に上訴する権利があるそうだから、日本の銀メダルが決定して選手たちがメダルを手にするまで、まだ一悶着ありそうな気配。
 なんだかなぁ・・・

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