香港電台「第33屆十大中文金曲頒奬音樂會」放送中

　こちらでLive放送聴けます→　http://rthk.hk/special/goldsong2010/concert.htm

＜追記＞
　Live放送は終了してますが、アーカイブが聴けます→　http://programme.rthk.hk/channel/radio/programme.php?p=5010&e=&d=2011-01-07&m=episode
　（上のリンクのほうも、アーカイブに切り替わってますね）
　映像バージョンは1月9日20：00から。日本時間だと21時からになります。楽しみ
　受賞者リストはこちら。

＜さらに追記＞
　授賞式をじっくり聴くお時間のない方は、こちらの投票サイトで、受賞したのがどんな曲だったか試聴してみて
　「十大金曲奬」と「全球華人至尊金曲奬」の候補曲リストは同じ。「優秀流行國語歌曲奬」は、北京語曲のみ。あと数日間は有効だと思うので、この機会にどうぞ

実は経験者

　世界フィギュアスケート選手権で、2011年から予選が復活、日本男子は3人のうち1人が予選からの出場になる話を先月書いた。代表の3人は世界ランキング3位と4位と8位、誰が予選に回っても「えー？！」という感じだが、ちょっとさかのぼって調べてみたら、3人とも予選は経験者だった
　2006年まで、世界選手権（ジュニアを含む）で予選が行われていた。予選は全員が参加、A組とB組に分かれて各組15位までが通過となる。2006年世界選手権の場合、予選はフリースケーティングのみで、技術点（TES）＋演技構成点（PCS）合計を0.25倍したものをTSS（トータルスコア）として順位をつける。このスコアに、本選のショートプログラムとフリーのスコアを足した合計点で最終順位が決まる。（フリーに進めるのはショートプログラム終了時点の24位まで）
　予選のスコアも4分の1とはいえ“持ち点”になるので、通過しさえすればいいと気を抜いていられない。実際、ショートプログラムだけでは25位の選手（カナダのショーン・ソーヤー）が、予選の得点のおかげでフリーに進めたりしている。フリーが接戦になれば、予選からの“貯金”が物を言うかも?!
　ちなみに予選の滑走順は、各組全員での抽選だった模様。ショートプログラムでは、各組予選順位下位から3人ずつ、計6人でグループを第5まで作り、グループ内で抽選だったかと思われる。フリーはSP終了時点の順位で6人ずつ4グループに分かれ、グループ内で抽選。SP終了時点で2位につけてた織田信成は、最終グループの第1滑走だった。
　この年、予選A組にはステファン・ランビエール、エヴァン・ライザチェク、エマニュエル・サンデュなどが出場。B組にはブライアン・ジュベール、織田信成、ジェフリー・バトル、ジョニー・ウィアー、アルバン・プレオベール、トマシュ・ベルネルなどが出場していた。こうして見ると豪華なメンバー　これが全員予選を滑ってたんだ～。
　世界ジュニア2006年の予選も、AB各組20人で15位まで通過。ただし、こちらは予選のスコアは持ち越されない。この年、小塚崇彦・無良崇人・柴田嶺がA組3・4・5位で通過した。当時アメリカ代表の村上大介が6位通過。B組にはスティーブン・キャリエール、ヤニック・ポンセロ、パトリック・チャン、アドリアン・シュルタイスなどが出場していた。最終結果は小塚優勝・無良5位・柴田12位、村上大介11位、パトリック・チャン7位。
　前年の2005年世界選手権には高橋大輔が出場、予選B組6位で通過してSPは7位だったが、フリー18位で最終結果15位。本田武史が棄権したため、翌年のトリノ五輪の枠が高橋一人の肩にかかってしまった大会だった。五輪代表1枠の争いは記憶に新しい
　この頃は女子も予選が行われてたから、ジュニア2006年の浅田真央や2005年の安藤美姫ももちろん予選から。今20歳以上のスケーターは、どこかで予選を経験している確率が高そう。

　2006年大会の予選は各組20人前後のうちの15位に入ればよかったが、2011年大会の予選はもっとエントリー数が多くなるだろう。その中で12位に入らないと通過できないわけだが、日本の3人の誰かに匹敵する実力があって、予選にエントリーが予想される選手というと、、、トマシュ・ベルネルかミハル・ブジェジナのチェコ勢、ショーン・ソーヤーかアンドレイ・ロゴズィン（ジュニアグランプリファイナル3位）のカナダ勢くらいしか思い浮かばない。
　予選のスコアは本選に持ち越されないし、小塚崇彦・織田信成・高橋大輔、日本3強の誰が予選に回っても、やはり通過は間違いなさそう。でも気を抜き過ぎないでね（笑）