陰陽五行説で冬のことを玄冬と言う(玄とは黒色)
春を青春
夏を朱夏(朱とは赤色)
秋を白秋と言う
四季折々の生活の風景は
日本人の心の風景でもあった
科学の進歩に伴って
季節が壊れていった
今日は12月2日
本来なら寒い冬の風景が往来や山々を彩っているはずだが
昨日は24度今日は20度と
暖かい冬だ
異常気象という言葉は言い古いされて
珍しくも何ともない
それでもやっぱり辛うじて
12月になって山々はやっと秋らしく
色づき始めた
赤い色は櫨(ハゼ)の木
黄色い色はイチョウや桐
カラスウリやアカメガシワの木々だ
どんよりと曇った空に
桜島の降灰が追い打ちをかけて
陰気な風景で街を覆っている
濁った街の風景は
混沌とした世の中の心の風景かもしれない
北風に襟を立てながら
かじかむ指に息を吹きかけて
暖かい鍋とコタツが待つ我が家へ足を急ぐ人々
そんな風景が懐かしい今日この頃だ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ランキングに参加しています。クリックをお願いします!
南徹学院長のIBS外語学院は こちら