語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】夜の運動 ~生活リズムとの関係~

2018年03月01日 | 医療・保健・福祉・介護
 夜間に運動する人もいるだろう。忙しい人が利用できるよう、深夜営業のスポーツジムも全国的に増えてきた。
 夜の運動は、生活リズムの上ではどうなのだろう。日中しっかり体を動かすことで、夜に良い睡眠を得ることはよく知られている。一方で、夕方以降に激しい運動をすると、かえって眠りにくくなるともされてきた。
 東北福祉大学教育学部の水野康准教授によれば、「最近の調査では、夜に高~中強度の運動をする人と夜に運動習慣のない人を比較しても、睡眠の主観評価には差はなかった。また、夜の運動後の睡眠が『悪化した』と言う人は2~3%で、残りの97~98%は、夜の運動後の睡眠は『良い』または『変わらない』と答えている」という。
 水野氏は「運動の時間帯にかかわらず、運動することは睡眠に良いという結果だ」とする一方で、「この調査では、ジムで明るい照明を夜中に浴びることや、食事時間までも遅くなることについては調べていない」という。これらは睡眠を悪くする要因になるかもしれないので注意したい。

□南雲つぐみ(医学ライター)「夜の運動 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年10月23日)を引用
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