語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【詩歌】エミリー・ディキンソン「わたしの生涯はその終わりのまえに二度終わった」

2015年06月25日 | 詩歌
 わたしの生涯はその終わりのまえに二度終わった
 だがまだ永遠が
 第三の出来事を明かすのを
 みることが残っている

 まえに訪れた二つと同じように
 あまりに大きく測りがたいものを
 別離はわたしたちが天国について知るすべて
 また地獄に必要なすべて 

 My life closed twice before its close;
 It yet remains to see
 If Immortality unveil
 A third event to me,

 So huge, so hopeless to conceive,
 As these that twice befall.
 Parting is all we know of heaven,
 And all we need of hell.

□エミリー・ディキンソン「わたしの生涯はその終わりのまえに二度終わった」(『ディキンソン・フロスト・サンドバーグ詩集 ~世界詩人全集12~』、新潮社、1968)
□亀井俊介編『対訳 ディキンソン詩集 ~アメリカ詩人選(3)』(岩波文庫、1998)
□MABEL LOOMS TODD & T.W.HIGGINSON “Collected Poem of EMILY DICKINSON”,Crown Publishers,Inc.1982
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 【参考】
【詩歌】エミリー・ディキンソン「眼が見えなくなるまえに」
【詩歌】エミリー・ディキンソン「わたしは苦悩の表情が好き」
【詩歌】エミリー・ディキンソン「傷ついた鹿は一番高く躍り上がると」
【詩歌】エミリー・ディキンソン「声高く戦うのは勇ましい」
【詩歌】エミリー・ディキンソン「もし駒鳥たちがやってくるころ」
【詩歌】エミリー・ディキンソン「成功はすばらしく思われる」






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