語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】けがの応急措置 ~RICEという方法~

2018年05月15日 | 医療・保健・福祉・介護
 スポーツや野外活動でけがをしたとき、病院に行くまでの応急措置として、日本整形外科スポーツ医学会等が勧めるRICEという方法がある。「R=安静」「I=冷却」「C=圧迫」「E=挙上」の頭文字をとったものだ。
 捻挫や打撲は、その部分に内出血が起こり、腫れや熱が出てじんじんと痛みだしてくる。そこで、まず患部に体重がかからない姿勢を取り、添え木などをして「安静」にする。そして、ビニール袋やアイスバッグに氷を入れて、患部を「冷却」する。
 次に、内出血や腫れを防ぐために、テーピングや弾性包帯などで適度に「圧迫」する。強く圧迫し過ぎて血流が悪くならないように痛いときにはいったん緩めてから巻き直すと良いそうだ。「挙上」は患部を心臓より上にすることで、足であれば横になって台座の上に足を乗せると良い。
 すり傷、切り傷があるときは、雑菌の侵入を防ぐために流水で洗い、傷口の泥や汚れをできるだけ取り除く。このとき、消毒薬を使う必要はないとされている。

□南雲つぐみ(医学ライター)「けがの応急措置 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年8月17日)を引用

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