はじめに
第Ⅰ部 本はどう読むか
第1章 多読の技法 ~大量の本を読みこなす~
第2章 熟読の技法 ~基本書をを読みこなす~
第3章 速読の技法 ~「超速読」と「普通の速読」~
第4章 読書ノートの作り方 ~記憶を定着させる抜き書きとヒント~
第Ⅱ部 何を読めばいいか
第5章 教科書と学習参考書を使いこなす ~知識の欠損部分をどう見付け、補うか~
第6章 小説や漫画の読み方
第Ⅲ部 本はいつ、どこで読むか
第7章 時間を圧縮する技法 ~時間帯と場所の使い分け~
おわりに
以上のような構成を目次で見てとれば、自分に役立つ本かどうか、すぐ分かる。
サッと「はじめに」に目をとおせば、もっとよく分かる。
佐藤は、毎月300冊、多いときは500冊を読む。それらは、次の3つのカテゴリーに分かたれる。
(1)熟読(これが読書の基本)・・・・洋書を含め4~5冊。
(2)普通の速読(1冊30分から2~3時間)・・・・50~60冊。
(3)超速読(1冊5分程度)・・・・240~250冊。
仕事で文書を、①熟読、②ざっと目を通す、③タイトルくらい(要旨や所見が付いていればそれも)で済ます、といった作業をやり慣れている人は、佐藤流(超)速読がすぐにでも可能だ。
ちなみに(3)は、(今すぐ)読まなくてもいい本をはじき出す作業でもある。
余談ながら、佐藤優は、『ぼくらの頭脳の鍛え方』(2009年刊)で蔵書は1万5千冊と言っていたが、本書(2012年刊)では蔵書が4万冊に増えている。
本書の口絵で、自宅、自宅近くの仕事場、箱根の仕事場を披露しているが、なかなか壮観だ。最終的には7万冊収蔵できる設計らしい。
□佐藤優『読書の技法 ~誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門~』(東洋経済新報社、2012.8)
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