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語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【本】梅原猛『梅原猛の授業 仏教』

2017年09月03日 | 批評・思想
★梅原猛『梅原猛の授業 仏教』(朝日新聞社、2002年)

 本書は、仏教を中学生に講義した内容をまとめたものである。著者の梅原猛は、道徳を基礎付けるのは宗教であるという信念に基づき、あとがきに(この講義が生徒の生き方を左右するかもしれないとの思いから)「難しい学問や思想をわかりやすくどのように生徒に伝えるか、改めて学者の力量が試される」と熱意を記した。
 梅原は、現代日本に足りないのは道徳で、それを正すには日本の宗教である土着の仏教を学ぶべきだと説く。語り口からは、哲学者でありながら、古代学や日本学を提唱し、歴史学者や僧侶との論争を物ともせず、自由な“梅原学”を生んだ自信が漲る。最澄と空海、法然と親鸞を比較し、自利利他の日本仏教を簡潔に説明する。中学生だけに聞かせるのはもったいない。

□庄司太郎(元アラビア石油取締役、オイルアナリスト)「梅原仏教で利他の心を知る ~名著未読・再読~」(「週刊ダイヤモンド」2017年9月9日号)を引用
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【南雲つぐみ】飲み残しのビールで美味な料理を

2017年09月03日 | 医療・保健・福祉・介護
 ワインや日本酒はまだしも、一度栓を開けたビールを翌日飲む気はしないものだ。
 ある日ビールが残ってしまったが、ビールに含まれる酵母が肉の繊維を柔らかくして、高級な煮込み料理に変身させてくれると聞いたので、早速試してみた。
 豚のかたまり肉を、スープとビール1カップとで煮込んだところ、1時間ほどで柔らかく美味に仕上がった。鶏もも肉でも調理してみたら、まさに「箸でほろりと崩れるほど」という形容詞が当てはまる出来栄え。カレーの下煮などに使ってもよさそうだ。そのほか、残ったビールを天ぷらの衣に少し入れるとサクッとなり、漬物や炊き込みご飯に加えても風味が増しておいしくなるという。なお、余った缶ビールは保存容器に移して冷蔵庫に入れ、1~2日で使い切るようにしよう。
 ビールはリンが含まれるので観葉植物や植木の肥料になるそうだ。気の抜けたビールを5倍くらいに薄めてプランターの土にまいてもいいし、布に含ませて、葉の厚い観葉植物の表面をふくと汚れ取りとツヤ出しの効果が期待できる。

□南雲つぐみ(医学ライター)「飲み残しのビールで ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年7月14日)を引用
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