よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

暗い話を明るくしゃべる

2010年06月13日 | 健康医療サービスイノベーション
このところ、ヘルスケア関連のお話をすることが増えています。

明日、German Institute of Japanese Studiesでマネジメントの視点から日本の人口問題(もはや少子高齢化ではなく、近未来には、少生多死問題)と医療システムの機能不全問題についてお話しします。

厚生労働省は、低密度医療の温床であると目されている療養・介護型病床の圧縮に余念がありませんが、そのしわ寄せは地域にまわってきています。非病院型の長期療養施設が今後増えざるをえませんが、必然的に、在宅医療と訪問医療が今後伸長しなければ、少生多死の傾向を強める人口問題に対応できません。

政策誘導で在宅医療と訪問医療に配分する診療報酬点数を上乗せするだけではまったく不十分です。

・在宅医療と訪問医療では、本質的な「チーム医療」が求められる。現状では不十分。
・在宅医療と訪問医療分野で従来見られなかったスタイルの医療系起業家(社会医療起業家)の輩出が必要ですが、なかなかこれらの分野に進出しようとはしない。
・そもそも財源があるのかよ!?
・消費税引き上げかよ!?

こういうテーマは暗くなりますが、つとめて明るくお話しなければなりません。学校で教える「問題」の英訳は、"problems"ですが、実はプロフェッショナルの間では"challenges"というほうが多いのですね。すべての問題は解決されることを待ってる、という大前提で前向きに話をする。

これが明るく話す秘訣だと思いますが、さて。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿