よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

引き寄せ、引き寄せられる

2011年12月11日 | 日本教・スピリチュアリティ

このところ、多忙につきブログ更新もままならず。

この2週間で四国松山に2回行き、その間に九州へ飛んでいろいろ医療サービスの品質改善、イノベーション、ものことづくり、標準化、地域連携、マネジメントに関するフィールド調査をしています。

どうも勢いのある方から、突然話が舞い込んできて、その勢いにこちらの勢いが加わり、モノゴトが急展開してゆくという流れが続いています。

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「引き寄せ」やシンクロニシティは、上図の内側の世界に属することです。すなわち、個別に文脈依存的で、特殊であり、意味や物語といった主観性、そして意味的な領域です。

したがって、左側のパラダイム(たぶん工学などが典型)から見れば了解不可能です。

さて、医学、看護学、経営学はアーティスティックな側面があるものの、サイエンスの側面が濃厚です。つまり、普遍性、一般性を目指し、エビデンスを重視して効果や効率を論理的に探究してゆきます。しかし、「学」をはずした医、看護、経営となると、対象となるのは上図の外側の世界のみならず、内側の世界にまで拡がってきます。

医療管理、看護管理、経営管理、技術経営などマネジメント系のディシプリンが複雑で魅惑的なのは、マネジメントする対象が、内と外両方にまたがるからなのでしょう。さらには、人が対象となるサービスをマネジメントするということは、実に奥深い領域にまで手を差しのべることとなります。

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さて、愛媛大学医学部付属病院副院長の田渕典子さんとは毎回会うたびに、看護サービス・マネジメントのいろいろな話もさることながら、精神世界、死後の世界、シンクロニシティ、引き寄せの話に花が咲きます。

どうやらそのテの話というのは、後に残存する磁力のようなものがあり、その残存パワーが尾を引いていろいろな現象、とくに人と人との出逢いに結びつくようです。面白いですね。

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先週は、日本医科大学の長谷川先生に急に「引き寄せ」られて松山を訪問、愛媛大学医学部付属病院の医療福祉支援センター長の櫃本真聿先生と御縁をいただきました。

松山空港からお車で、大洲の臥龍山荘内子町の内子座 をご案内いただき、道々、町おこし、パブリックヘルス、医療福祉連携に関する非常に奥深いディスカッションの渦巻きでした。

地元ラジオ局のパーソナリティもやられているという櫃本先生のパブリックヘルス論、医療福祉連携の方法論、思想、哲学。奥深い。

どれもこれも、刺さる話。

その夜は、またも引き寄せが発動して、田渕さんと3人の副看護部長の方々を囲んで松山市内で楽しい、楽しい宴会。

翌朝、道後温泉本館の3階の個室を占拠して、朝から湯の霊気を全身に稟けてから愛大を訪問。医療サービスの質改善とイノベーションをテーマを抱き、病院の要所要所を案内いただき、議論、議論、議論。

その後、3人の一行は福岡へ移動。そこでJICAプロジェクトの美しき方々と割烹よし田の肴を満喫してから最終便の新幹線つばめで熊本へ移動。

翌朝は「おとなの学校」を訪問。理事長の小山敬子先生と議論X議論。従来型の医療福祉をブレークスルーするサービスを展開する、おとなの学校は老年期のヘルスサービスのイノベーションの坩堝です。

出ました、波動ジャンキー。←これ、小山敬子先生のブログです。どうやら同じような波動をもつ人間は必然的に引き寄せられるようです。

みなさんと、剣道場だった素敵な古い建物で昼食を御一緒してから、興奮冷めやらぬ間に、済世会熊本病院の医療サービスTQM部へ。医療サービスのTQMと地域連携プラクティスのヒアリング。

次は、熊本大学医学部付属病院。対応いただいたのは医療情報経営企画の宇宿(うすけ)先生。神経内科が御専門とあってか、奥深いたゆたゆしいatmosphereの先生。

地域健康・医療サービスの質は、地域連携クリティカルパスというプラットフォームによって担保される・・・などのお話を伺いました。

なるほど、熊本では医療機関のcoopetitionが進んでいます。競争的でもあり、協働的でもある共創関係が進展中。これってco-creationですね。

一行に宇宿先生を加えて4名で、にしくまもと病院を訪問。林茂院長の病院再建ストーリーはすさまじいの一言。医療サービスの質を下支えする医療機関の世代継承、ガバナンスには問題山積。

医療連携から連合、そして統合へのパスを整備するためには、特別医療法人の制度だけでは不十分。トランスペアランシーとアカウンタビリティを伴う、非営利株式会社を発展させてような仕組みがぜひとも必要です。

いずれ、医療システムを生態的に見れば、連携→連合→統合の方向に日本の保健、医療、福祉のシステムも変化してゆくでしょう。たとえばIntegrated health systemのSentraのように・・・。

統合への入り口は、地域連携クリティカルパス。やがて、連携はマネジメント、ガバナンスにまでおよび、経営統合にまで至るでしょう。

割烹火の国で食事をしたあと、スザンヌのお母さんがやっている立ち飲みバーへ移動。そこへ熊本日日新聞でミカジメている大先輩N口氏が登場。

なんと、宇宿先生とN口氏は地元の中高学校で同期だったことが判明。なんともはや、引き寄せが、またも発動したのでした。

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外側の世界にどーっと出てゆくといことは、実は、内側の世界に深く静かに沈潜することなのかもしれません。あるいは、古人が言った顕密一如なのかもしれません。

「引き寄せ」とは、そのような機微にやどる人生のスパイスのようなものだと思います。


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