よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

「できる、やりたい」vs「できない、やりたくない」

2005年03月08日 | ニューパラダイム人間学
ちょっとした仕事や依頼に対する反応だけ見ても、その人の仕事に対する思いや姿勢の本質的な一端を垣間見ることがある。貴重な瞬間だ。

仕事をアサインされて「できない、やりたくない」という理由を真っ先にあげて仕事から逃げる人は、結局どんな職業、会社で仕事をしても大成することはできない。「できない」は能力の欠如であり、「やりたくない」は意欲の欠如であり、能力と意欲がなければ成功はおぼつかないからだ。

逆に困難な仕事、多難な障壁が多い仕事でも、できるようにする手段方法から考え、その仕事を達成するために前向きに発想できる人は、「できない、やりたくない」から発想する人よりも成功確率はずっと高くなるだろう。

ちょっとした反応のちがいだが、「できる」「できない」、「やれる」「やりたくない」の違いは仕事の局面、局面で累積されてくると、とほうもなく大きくなってしまうから要注意だ。

ちょっとしたタスクや仕事にさいして、「できる、やりたい」という前向きな反応を積み重ねれば、コンピテンシー理論でいうところの自発的努力やイニシアティブの強化に繋がってゆく。「できない、やりたくない」という行動が常態化すれば、必然的に自発的努力やイニシアティブといった習慣の衰退、衰微に帰着する。

「できない、やりたくない」をはじめに考える人よりは、「できる、やりたい」をはじめに考える人と仕事をいっしょにしたいものだ。「できる、やりたい」というオープンで前向きなメタ認知には未来に拡がる可能性と創造性が息づいているからだ。