散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20070216最近読んだ本

2007年02月16日 09時01分38秒 | 読書
「北海道究極の食材めぐり」和田由美
北海道の地図を眺めてみると、苫小牧から鵡川って結構近いのだな。シシャモ食べに行ってみるか。

「美味豪快北海道」松田忠徳
ますます旅に出たくなる。

「知って楽しい地図の話」田代博
地図のデジタル化とその活用について積極的に取り上げた本。昔はこういう本では国土地理院の地図がバイブルだったがなあ。先日のテレビチャンピオンでもグーグルアースを見ながら問題が出題されていたしなあ。

「食からの異文化理解」河合利光
単純に食の洋風化とか日本化(洋食、カレー、ラーメン)というが、文化的に考えるといろいろな背景(気候、宗教、移民)があるものだ。

「味のある旅」「割ばしの旅」おおば比呂司
久々に資料館でおおば比呂司記念室に行ってきたので、再読。記念室でもこの本は見本しかなく、古本屋で探して購入したものである。

「地図を学ぶ」菊地俊夫、岩田修二
先ほどの地図の本をかなり話が重複。やはりデジタル化は確定的な流れである。

「おおげさがきらい」池波正太郎
未収録エッセイを集め、これから5冊刊行するのだそうだ。私はこの人の既刊エッセイは大体数回読み返しているので、実に嬉しくありがたい。

「ST緑の調査ファイル」今野敏
かなりベタな作りになってきたこのシリーズ。STがもっと警察社会内で冷遇されていた頃の方が味があったと思うのだが。登場人物のあるセリフには私も「お前は銭形警部か!」と突っ込んでしまった。

棒鱈

2007年02月15日 20時05分39秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
帰宅途中にちょっとだけ「第三Mセンター」。席に着きいつものように1杯目はビール。つまみは黒板に書かれているのが目に付き、棒鱈を注文してみた。

かなりのボリュームの棒鱈が到着。割とあっさり味で干物の味がするが、うまい具合に柔らかく煮込まれている。何がどうっていう味でもないのだが、何となく後を引き箸が止まらない。

飲み物をにごり酒に替えて、引き続き鱈。腹の部分のやや脂の多いところや、ひれの近くの縁側状のところもなるべく丁寧に食べて終了。ちょっと良いつまみに出会った気分だ。

猛吹雪

2007年02月14日 23時21分54秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
仕事が程ほどの時間に終わり、悪天候なので飲みに出ることにした。

1軒目はすすきののバー「C」へ。
ウィスキーソーダ、ラフロイグクオーターカスクを飲む。

2軒目はやや迷走しつつ(天気も悪いし、行きたい店が休みだった)、すすきののバー「Y」へ。1杯目はギムレット、2杯目はカルヴァドスベースのカクテル(詳細失念)。

マスターが到着したところ、お店の女性&常連客からのバレンタインデープレゼントを貰っている。私はここ数年何も貰ったことがないのだが、羨ましいのか面倒なのかは良く分からない。

3杯目はマンハッタン。通常3杯で定量の所を、ちょっといい気になって4杯目はブランデーとペルノーの入った強烈なカクテル。レシピも名前も覚えていないのだなあ。

20070212最近読んだ本

2007年02月12日 08時07分59秒 | 読書
「超重族レティクロン ペリーローダン332」フォルツ、クナイフェル
久々に超能力を持ち「悪」な感じの登場人物レティクロン。太陽系は当面別時間に退避中。

「どぜうの丸かじり」東海林さだお
このシリーズを読みつつ一杯やる幸せ(小さいな)。

「千年岳の殺人鬼」二階堂黎人、黒田研二
とても面白いような、SF趣向を持ち込んだのがやりすぎなような。

「ヘル」筒井康隆
地獄的描写と時間を入れ子にした物語構成で、今ひとつ。

「魔」笠井潔
日本的ハードボイルド作品。腹の立つ臭いセリフがないのが良いところだ。また、推理小説的趣向も十分。

「殺意は青列車が載せて」柄刀一
なかなか工夫を凝らした楽しい短編集。

「市場食堂」西潟正人
いろいろな市場に行き、素直にそこの食堂で旨いものを食う。

以下、図書館の1冊。
「札幌のスープカリー決定版」ママチャランド
未だにスープカレー店には行っていない。

3連休中日に何をするか

2007年02月11日 15時39分23秒 | 飲み歩き・琴似界隈
彫刻美術館には行ったものの、三連休の中日をどう過ごせば良いのだろうか。昼食の時間にも早いため、カラオケ店に行ってみた。昼行くのは初めてだなあ。

まさかソフトドリンクも飲めないので、ビールとウィスキーロックを注文。ウィスキーはこれでもかと言わんばかりの大盛りである。

最初に入った部屋のカラオケ機器の調子が悪く、部屋を移動することになった。移動して新たに伝票が届いたのだが、スタート時間が最初に入室したままではないか! これは新しい部屋に入った時間で付け直してもらうしかないと思ったのだが、室料が日中は30分70円(80円?)なんだよな。文句を言うこともないか…

カラオケボックスを出てから、山の手の蕎麦屋「Y」でせいろをささっと食べて帰宅。

20070211ギャラリー巡り

2007年02月11日 11時33分00秒 | ART
ギャラリー巡りとはいっても、本日は札幌彫刻美術館のみ。
雪深い中、息切れと汗の中、彫刻美術館に到着した。雪まつりシーズンであるが、誰もいない美術館の中、今日の本館は「新制作展と本郷新」と言う展示である。これまで見たことのない作品もあり、まずまず。

記念館に移動し「本郷新の油彩画展」。見たことのない「柳田国男像」(彫刻)や、小品ながら味わいのある「豊島園」、女性像を描かせるといい味出してる「めのこのカオ」等が面白かった。画はとても上手いとは言えないのだろうが、本郷らしい実直さが出ている。

20070211最近読んだ本

2007年02月11日 08時04分44秒 | 読書
「男のウンチク学」古谷三敏
今となっては微苦笑をうかべるような話もあるが(再読)。

「ブラックジャック90.0%の苦悩」豊福きこう
やはりブラックジャックは深い(再読)。

「あかんべえ 上下」宮部みゆき
時代物であり人情物であり、かつミステリ風味のさすが宮部というべき作品。池波、藤沢亡き後、時代物はこの人と鳥羽亮くらいしか読んでおらぬ。

「dancyu3月号」
今月はラーメン、モルト特集。ラーメン特集は札幌から1軒も登場せず。モルト特集では東京デパ地下で試飲のできる店が紹介されていた。恐るべし東京。でも昨日試飲のできるいい酒屋を見つけたから良いや。

「闘王 グインサーガ112」栗本薫
グイン一行はタイスを脱出できず。いよいよ次巻、伝説のガンダルと対決か。

「旅で出会ったローカルごはん」上村一真
わりと奇異をてらわず普通に紹介。駒ヶ根・伊奈地方のソースカツ丼とおたぐりが食べてみたい。とても行きにくいとこなんだよなあ。

「エロトポリス」荒俣宏
セクシーイメージの時代における変遷がわかる。なぜ毛皮を着た女性はセクシー(扱い)なのか、海水浴が療法からセクシーな遊びに変わるまでなど、興味深い話が満載(再読)。

昼からグラッパ

2007年02月10日 16時12分19秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
本日もかなり歩き(8キロ)、そろそろ良いかと酒を飲むことにした。札幌駅の酒が飲める飲食店街があった場所は改装中、どうやらアイリッシュパブができるらしい。私はアイリッシュパブも愛するものではあるが、これだけ大きな駅構内にそれらしい一杯飲み屋が無いというのも寂しい話ではある。

で、アスティ45に行き、定食兼飲み屋へ。ビールセット(ほろ酔いセットとも言う)を注文。まずビール、ポテトサラダ、カツ煮を注文した。





カツ煮の甘辛味がたまらない。2杯目は会津若松の酒「宮泉」。ちょっと辛口すぎるが、さっぱりした味。昼酒はこの位が良いと思いつつ、地下鉄で移動。ワインを買わねばと思っていたので、山の手のワインショップ「M」に初めて行ってみた。

ワインは全部ワインセラーの中に入っており、やや緊張しながらセラーへ。シャトームートンロートシルト等のとんでもない銘柄も無造作にあるが、値段で2000円台の白ワインを選んだ。セラーの外にあるのがモルト、グラッパ、マール、カルヴァドスとたまらない面子で、かなりの品数が揃えられている。

こちらも高いものは2万円超であるから、特価品のカルヴァドスを買うことにした。18年熟成の良い品だが、ボトル不良(中身は問題ない)があるため、半額近くの安価な値段なのである。

この2本を買い、カウンターに向かった私にさらなる試練が訪れた。この店は味見というか試飲と言うかができるのである。若い店主に「何がありますか」と聞くと、「お好きでしたら、ウチはロマーノ・レヴィでしょう」とボトル2万円超のグラッパを勧められた。大体この価格だと、バーで飲めば2000円くらいだろうか、しかしここでは気持ち多めに注がれたものが1000円、涙物の特価である。

昼から飲むグラッパは多分ハード過ぎる気もするが、しかし旨い。安いグラッパは時に寂しい味がするのだが、これはとてつもなく良い香で味がジンワリと舌にしみこんでいく。少々酔っ払い、足元に危険を感じつつボトルを持って帰るのであった。

20070211追記
購入したカルヴァドスは実によかった。最初はリンゴの風味で、段々にお菓子的な甘さが感じられてくる。夜ゆっくり飲めば至福の味かと。

おでん?

2007年02月10日 14時46分37秒 | 写真館
どなたかのブログで見てとても気になっていたのだが、私も見ることができた。現在、解体工事中の旧北洋銀行本店(というより拓銀本店と言いたい所だが)の壁に謎のラクガキ? があるのだ。

写真では見えにくいかも知れないが、どうみても「チビ太のおでん」ではないか。誰がいつどうやって書き、なぜ消されなかったのだろうか。それもまもなく消えるのだが。

20070210ギャラリー巡り

2007年02月10日 14時43分57秒 | ART
本日は人ごみをなるべく避けつつ、近美→札幌市資料館→コンチネンタル→市民ギャラリー→アートスペース→さいとう→セントラル→大通→時計台→たぴお→富士フォトサロン→紀伊国屋の12箇所。

近代美術館「ペルシャ文明展」。私は古代のものでは非常に細工が細かいものか、巨大なものが好きなのである。そういうスケールのものは民主主義の世の中でも生まれないことはないが、強大な権力者がいるときに、まま生まれるものである。それを楽しみにしていたのだが、その点ではちょっと寂しいかな。鉄像に見えるほどの精悍な石灰岩の像「マスティフ犬」、足先だけで幅50センチ、どれほどの巨像であったのだろうか「ライオン像の足」などが目を引いた。

コレクションギャラリーでは作品をカルタに見立てた「かるたdeこれくしょん」。滅多に見ない作品が出ていてよかった。
○エルミーヌ・ダヴィッド「ロンシャン競技場でのゴールイン」:初見かな?
○小谷博貞「春卵」:まだギリギリ具象な感じ
○岩橋永遠「土」:まだ暗い中、筍の生命感が光る
○タイガー立石「ピサ」:奇妙に気になるピサの斜塔の変化
○俣野第四郎「静物(1)」:静物画の中、壁にかかる写楽が目立つ。

2階「日本のグラス・アート」もパンフにカラーの作品写真が載り、意欲的な紹介。

コンチネンタルギャラリー「はしどい展」。身近な感じの女性像が目に付く。竹澤佑里「群青に染まる」、山本頌子「みち」といったあたり。

市民ギャラリー「道都大学卒業制作展」。版画作品の連作物はなかなか。

アートスペース「白土会展」。坂本輝行、夕張探訪のスケッチが4点。

さいとうギャラリー「刈谷健太個展」。なんだか気になる画風だ。「森迫暁夫イラスト版画展」もぎっしり書き込まれたポップな感じ。

セントラル「札幌大谷高等学校美術科卒業制作展」。技術的にはともかく、かなり意欲的な作品多し。大学生でも見習うべき所あり。

時計台「道都大学学生作品展」。吉田誠「春を待つ」は大木の前に佇む女性。もう一人、印象的な女性を描く山田剛弥「E・R・I」。「道教大大学院美術教育専修修了制作展」。少々ファンタジーイラスト調だが物語りを感じる笹森衣里「配達」「パレード」、昔より人が人らしく感じられる山川彩子「記憶」など。

富士フォトサロン「自然の脈動 響」。自然を撮った写真展だが、かなり意外な景色も多く、なかなか。

※今日の感想は所々偉そうでスミマセン。

新しい蕎麦屋

2007年02月10日 12時14分01秒 | 食べ歩き
本日の昼食はちょっと気になっていた新しい蕎麦屋さんへ。店内に入ると客はいなかったが、まあそれは決して悪いことではない。酒はやめておき、特製たぬき蕎麦を注文。

蕎麦に揚げ玉、煮卵、かまぼこ、キュウリ、のり、かつお節が乗った、まあいわばたぬき蕎麦だ。つゆはかけて食べるもよし、もり蕎麦風につけて食べるもよしと言うことだったので、つけて食べてみた。うーむ、ちょっと蕎麦が弱いかな?

看板に蕎麦・酒と書いてあるのだが、酒はワンカップ。最近流行の風潮で、いろいろな種類がそろえてあるのだが、私はどうも飲食店における銘柄ワンカップ酒に疑問を持つのである。その疑問は単純に値段のことであり、確かに原価率から考えると500円~600円取るのも仕方ないのかも知れないが、ワンカップのあり方としてもっと気軽に飲めるものじゃないかなあと思うのだ(え、私が貧乏性なだけ?)。

お菓子責め

2007年02月08日 23時56分38秒 | 飲み歩き・琴似界隈
本社から偉い人が来てしばし話をしていると、「飛行機の時間まで1時間飲もう」ということになり8人ほどで新札幌の居酒屋「K」へ。勘定は偉い人持ちらしいので、刺身やらなにやら結構頼んで食べる。

店を出て珍しくJRで琴似へ移動。途中の平和とか白石とか苗穂で各駅停車。約25分で到着。今日は入社以来お世話になっている先輩(年は下だ)を連れて、バー「D」へ。

電車の中が暑かったので1杯目はジンフィズ。クールダウンした所で、2杯目にグアンタマメラ10年というラム酒を注文。一口含んですぐわかる濃厚な甘さは、キャンディの中に入っているシロップのような感じ。

そろそろ定量に達しつつある私は、最後にマッカラン1989カスクストレングス(SMWS)で締めることにした。アルコール度数は高いが、さすがにマッカラン。バランスの良い味わいでとげがない。SMWSボトル恒例の一言メモは「Various types of cakes…」ということで、こっちもお菓子の風味か…

という最後の2杯が記事タイトルのゆえんであり、お菓子を食べている訳ではない。小腹がすき、ラーメン「N」で塩ラーメン。深夜に食べるのはいかんな。

室蘭焼鳥

2007年02月07日 22時16分07秒 | 飲み歩き・琴似界隈
前々から通勤路にあったため目には入っていた焼鳥屋さん「K」へ行ってみた。

吹雪であったため、まず燗酒。そして室蘭焼鳥の店ならでは、豚タレ、シロタレを注文。通しは切干大根とポテトサラダであった。豚タレは肉がかなり柔らかい。シロは多少の臭いがするものの悪くはない。

次につくね、軟骨塩。軟骨はかなり美味しい。つくねは非常に柔らかく、温泉卵が付いているのは一工夫だ。酒は小正醸造の蔵の師魂を2杯飲んだ。うーん、さっぱりながら味わいがある。鹿児島の小正醸造は、東急の物産展に来るのにいつも行っては焼酎を購入しているお気に入りのメーカーなのだ。

更にタン塩、レバタレを注文。ちょうど手持ちの本を読み終わった私に、これまた一段落した店主が「本お好きですね」と話しかけてきた。私はごく普通の人と読書に関する話をするのを好まない(次元が違うため)。幸い、話題はすぐに変わり、東京在住時代の話などをしばし。

入店した時には吹雪だったのだが、店を出た時はすっかり雪はやんでいた。

20070206最近読んだ本

2007年02月06日 00時03分27秒 | 読書
「懐かしの札幌昭和探索ガイド」
東区の洋食屋「味かつ」に行ってみたいのだ(再読)。

「くいしんぼマニュアル」大田垣晴子
この人には珍しく、一通りいろいろなジャンルの料理を紹介しただけのフラットな仕上がりになっている(再読)。

「痛快駅前探見」渡辺俊博
この本を見るとJRで旅に出たくなるよな(再読)。

「饗宴」柳広司
過去、ダーウィン、シュリーマンの視野を借りて、その時代のパラダイムシフトを上手くトリックに結び付けてきた作者だが、今回のソクラテスにはそれを感じない。ソクラテスこそそれにふさわしい人物のようにも感じるのだが。

以下、図書館の4冊。
「おんなひとりの鉄道旅」矢野直美
実に楽しそうながら、そんなに無理な感じのしない旅。取材の工夫はあるのだろうが。自分の写真を撮るテクニックが書いてあり参考になる。まさか自分の写真をブログにアップしようとは思わないが。

「鉄道考古学を歩く」浅野明彦
細かい字で情報満載。

「進化する地球惑星システム」東京大学地球惑星システム科学講座
地球環境全体を変化・安定・フィードバックのあるシステムとして捉えた論。

「宇宙人類の誕生」NHK「宇宙」プロジェクト
主に火星への旅・移住・テラフォーミングがテーマとなった本。やはり卵を別のかごに盛るしかないのだろうか。

その他の話題。

話題1:札幌雪祭りには、18歳の時に当時好きだった女性と行ったきり、行ったことがない。もちろん通り過ぎる時に目には入るのだが。

話題2:「恵方巻」は食べない。