散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

シェリー(タイトルに偽りあり)

2006年09月19日 20時40分14秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
会議の後、すすきののバー「C」へ。1杯目はウィスキーソーダ。

久々にシェリーの入ったカクテルを飲みたくなる。2杯目にジャマイカ・マティーニ、3杯目にバンブー。マスターに「ジャマイカ・マティーニはどこかのお店のオリジナルカクテルですかね」と聞かれ、初めてその可能性に気が付いた。全日空の機内誌で知ったカクテルなので、一般的なものかと思っていたのだ(今調べると、毛利さんのオリジナルカクテルらしい)。

最後に「何かもうひとつシェリーの入ったカクテルで」と注文すると、随分色々なカクテルが載っているカクテルブックが登場し、相談の結果「アーティスツ・スペシャル」というのになった。レシピはウィスキー+シェリー+レモン+グレナディンシロップだ。

見た目はバカルディのような爽やかな赤い色、甘酸っぱい飲みやすいカクテルだが、やはりシェリーの一味が効いており、僅かな癖がある面白い味だ。シェリーの入ったカクテルに統一してみたのだが、私は滅多にシェリーそのものを飲まないので「タイトルに偽りあり」となった次第。

20060918最近読んだ本

2006年09月18日 15時08分09秒 | 読書
「MORI LOG ACADEMY3」森博嗣
いつもと変わらず。

「ショートショートの広場18」阿刀田高
面白い作品もあるのだが、こうしてみるとプロの水準の高さというのは凄いものである。

「金糸雀が啼く夜」高里椎奈
ほんとうに読むのが辛い。

以下、図書館の7冊。
「長野県知事田中康夫がゆく」産経新聞長野支局
知事にへばりついてコメント集め。雰囲気は分かるが慌しくて掘り下げはない。この1冊だけで何かを判断するのは難しい。

「素のよしもと芸人魂飯名鑑」素のよしもと制作委員会
そんなものに感激していたのかという年配の人から、まさに今風の関西人まで。やはり大阪は食べ物への熱意が強いような気がする。

「おいしい店とのつきあい方 実践編」サカキシンイチロウ
言いたいことは良く分かるのだが、そこまで考えて飯を食いにいかなければならないとなると肩がこる。かようにリラックスできるレストランというのは貴重なものであるなあ。

「ホルモン奉行」角岡伸彦
とても旨いが、掘り下げると難しい問題(問題、BSE)にぶち当たってしまうのがホルモンだ。

「すばらしい松本」笹岡正治、興膳禎嘉
ストレートなお国自慢。

「日本の食文化5甲信越」農山漁村文化協会
県単位では簡単に言い表せないのが食生活である。しかもそれが失われつつあるのだなあ。

「うまい居酒屋の歩き方」木村暁朋
あまり著名な居酒屋をださず、しかし良い店そろい(に思える)。取材の苦労はあるだろうが、筆者も存分に店を楽しんでおり好感。メニューが1ページ載っているのは飲み助の心をくすぐる。「刺身で入って、煮込みか。いや、フライを行っとくか…」とメニュー構成を空想するのだ。

歩く2

2006年09月17日 15時24分22秒 | Weblog
昨日に引き続き「今日も歩くぞー」と思っていたが、しばらくするとかかとが痛くなってきた。とりあえず市立図書館に到着。「わらべうたの世界展」を見てから館内へ。

やっぱり本の冊数が多いなと思いつつ、長野県・信州関連の本をまとめて借りる。せっかく旅行に行ったところだし、いろいろと気になる点もあるのだ。

昼食は図書館の地下食堂にもそそられるのだが、外にでて「旭川ラーメン」ののぼりのある「R」で醤油ラーメン。悪くはなかったが何だか活気のない店主だった。お店の人に勢いが無いと、美味しさ半減である。

図書館に戻りしばらく本を読んでから電車-地下鉄を乗り継いで帰宅。途中、コンチネンタルギャラリーによるが、面白い作品が多くて来たかいあり。残念ながら歩きの方は捗らず、13886歩。

閉店40

2006年09月17日 15時05分41秒 | 写真館
南2西25のバー「S」閉店。以前、一度だけ行ったことがある。7時過ぎだったのだが、もっと遅い時間にくるお客さんが多いらしく、けっこう迫力のあるママと二人きりでちょっと辛かった覚えがある。強烈に個性的な店だったので、惜しい。

歩く

2006年09月16日 16時08分43秒 | ART
私はかなり多く歩く方なのだが、今年に入ってからは年初の足のケガと土日地下鉄乗り放題キップのおかげで、やや歩くことが減っている。昔は街の中心部に行く時には、行きか帰りのどちらかは徒歩だったのである(約6キロ、1時間強かかる)。

3連休と言うこともあり、時間を贅沢に使い、久しぶりに歩いて街中まで出かけることにした。自宅からギャラリーどらーる→紀伊国屋(ギャラリーは先週見た)→富士フォトサロン→札幌市写真ライブラリー→市民ギャラリー→北海道立文学館→さいとう→時計台。ここまで全て歩きである。

ギャラリーどらーる「大路誠展」。ここに寄るのも久しぶりであるが、来てよかった。化石や死んだ小鳥、果実等を非常にリアルに描いた作品からは、どうしても”死”というものを意識させずにはいられない。まさに好みのど真ん中作品であった。

北海道立文学館では「関屋敏隆絵本原画展」。無料だったので来てみたが、間宮林蔵物語や知床の自然を描くちょっと面白い展覧会であった。

途中で通り過ぎた二条食堂街。どの店からもカラオケの声が…。もちろん、飲んでるんだよね…。さすがに入れない。



狸小路から東に抜ける地下道がついに閉鎖されてしまった。北34条の地下道と並んで屈指のトワイライトゾーンであったのだが…



本日22191歩。明日も歩こう。

ポークチャップ

2006年09月16日 13時30分38秒 | 食べ歩き
延々と歩いている訳だが(直後の投稿を参照)、昼飯を食うことにした。かなり迷ったのだが、3年ほど前に来たことのある市民ギャラリー近くの「F食堂」へ。以前、食堂のラーメンを追及していた時にこの店に来たのだが、気になるメニューがあったのを思い出したのである。

で、その「ポークチャップ定食」を注文。1000円という昨今のデフレの流れに反するような価格設定である。なぜ気になったかと言うと、「ポークチャップ」という食べ物をメニューに見たことがあるだろうか。もちろんそういう料理があることは知っているし、東京などの有名な洋食店で名物になっている所があるのものも知っている。だが、札幌ではあまり見かけないメニューである(札幌では同じようにタンメンもあまり無い)。

到着したのはかなりたっぷりとソースがかかったポークチャップであった。付け合わせのキャベツには最初からマヨネーズがかかっている(昔の私ならば食べられなかっただろう)。味噌汁、沢庵、大根とツナのサラダ(昔の私ならば…ああ、うるさい)で定食になっているのだ。

ソースをたっぷりつけて二切れの肉を食べ、即座にご飯を送り込む。ソースは照り焼きとドミグラスソースの中間のような味だ。濃厚だが、ご飯をもりもり食べるにはこれが必要かも知れない。肉は全体がソースに浸っているが、表面が良い状態に焼かれているのが分かる。そしてかなり柔らかい。

キャベツにもソースが浸透しつつあるので、マヨネーズとあえつつ食べる。これも旨い。味噌汁も具はワカメだけだが、熱々でよろしいのではないか。ということで、気になるメニューを制覇した私は満足であった。いつかこの店に来ることもあるかもしれないが、そのときは何を食べようか。もう一度ポークチャップを食べるかも知れないと思うのであった。

忘れてた

2006年09月15日 22時51分53秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
※先週の金曜日に飲みに行ったことを書くのを忘れていた。

打ち合わせで少々ガックリ来て、3人でバスセンター近くの「第三Mセンター」へ。本日はカウンターではなく奥の座敷へ。私が始めてきた頃の奥座敷は、床が若干傾いていたのだが、その後リニューアルして綺麗になっている。当時は本当に「この人大丈夫か?」というダメダメな感じの人も飲んだくれていたなあ。

注文は串かつ、鳥から揚げ、ポテトフライ、冷奴、ハムエッグ、サバぬた、酢だこ、イカ焼き、シシャモ。やや若い奴がいるので、ボリューム多め。私はこれは良いなあとハムエッグを注文した。

飲み物はビール、濁り酒×3杯。色々な話をしたが、一番若いY氏の曽祖父が満州鉄道の総裁だったことが判明(今調べてみると松岡洋右もやってるな)。さらに遠い親戚に能の人間国宝がいるらしい。豪華な身内だな。

2軒目は1人で歩いてすぐのバー「IP」。
濁り酒3杯でちょっとやられているので、1杯目はフレンチ75、2杯目はダルウィニー15年と少々控えめにしてみた。カウンターはそこそこ混んできて、私の隣に銀髪の渋い方が座った。

ダンディ氏は最初にギネスを注文。ぐっと飲み干してからもう1杯ギネス。寡黙さを漂わせつつ、マティーニを注文。すっとマティーニを飲んだところで、むせてしまいちょっとかっこ悪くなった。

「マティーニってアルコールきついからむせるんだよ。しょうがないしょうがない」とダンディ氏に内心でエールを送る私であった。

夕張 石炭の歴史村

2006年09月15日 12時39分37秒 | Weblog
夕張の「石炭の歴史村」、幾つかの施設が閉館になるようだ。私が今年行った時の感想は以下のようになる。

「ロボット大科学館」:ふきぬけ2階に巨大ロボットが展示されている。コックピットはそれなりに作ってあるが、特に動くわけでもないしなあ。子供も2回は行かないのではないかな。アニメのチャチさも苦しいところだ。

「知られざる世界の動物館」:動物に興味がないので行かなかった。剥製だらけでとても辛いところらしい。

「SL館」:鉄道に興味がなく、どこにあるのかも判らなかった。

という具合に、以上3館の閉館はやむを得ない気がする。だが、地下1000メートル体験(笑)ができる「石炭博物館」なんかはとてもよくできた施設で、ぜひ、石炭産業が盛んだった頃のことをもっと知ってもらいたい気がする。

「石炭の歴史村」ではないが、北海道新聞によると、夕張市図書館と美術館が合併して存続しそうなのは私にとっては(2度と行かないかもしれないが)嬉しい事である。簡単に応援も無視もできないが、夕張は夕張なりにがんばって欲しいものである。

20060914最近読んだ本

2006年09月14日 12時39分05秒 | 読書
最近、アクセスする方が増えたようだ。平日は面白い書きこみができない(休日が特に面白いわけでもないが)のが残念。

「被告A」折原一
いつも叙述トリックを使う作者だが、技巧的ながらもシンプルで分かりやすい作品。基本的な仕掛けが同じ作品が東野圭吾にあると思うがなあ。

「地球SOS 1」東野司、小松崎茂
よくある侵略もので、大体敵の狙いが見えてきたところ。どういう背景を持っているのかだけが楽しみ。

「京都大衆酒場」
京都の居酒屋もなかなか奥が深い模様。できれば、来年の伊藤若冲・動植綵絵全そろいの時に行きたいと思っている。

「かえっていく場所」椎名誠
私小説といいつつ、この方そんなに器用ではないのでほぼ実話かな。「赤マント」シリーズを読んでいれば十分かも。

「流星ワゴン」重松清
この人のエッセイのオッサン臭さに愕然とした訳だが、小説を読んでみようと思って手をつけた。少々濃厚さに鬱陶しさも感じつつ、それなりに面白い。

「月面脳ネーサン ペリーローダン327」クナイフェル、エーヴェルス
長年、人類を支援してきた人工頭脳ネーサンがお亡くなりに。いよいよ深刻な危機が訪れた(笑)。

以下、図書館の1冊。
「峠と川のオデッセイ」榛谷泰明
中山道及び、天竜川の徒歩旅の本。長野県を通っているので借りてみた。旅はともかく、心霊現象を信じているむねの文章がところどころあって、辛い。

健康診断あけ

2006年09月12日 20時41分44秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
最近は健康診断前に特別に禁酒といったことをしているわけではないが、やはり終了すると飲みには行きたくなるものだ。すすきののバー「C」へ。

1杯目はウィスキーソーダ、2杯目は秋らしく巨峰シャンパン割り(ティツィアーノ・・・カタカナ表記が正しいか疑問だ)を注文した。他にも桃・イチゴといったフルーツもあるらしいが、今のシーズンはやはり巨峰が一番出るらしい。

3杯目にマティーニ、4杯目にマンハッタン。他に客がこないため、先日の松本旅行の自慢話をしつつ、グラスの数は進むのであった。

健康診断

2006年09月12日 12時37分39秒 | Weblog
本日は健康診断の日。「結構混みますよ」とのアドバイスを同僚に受けていたため、8時30分受付開始のところ、8時10分に行ってみた。待ち時間中に読むための本を持っていたのだが、50ページくらいしか読めずに終わった。結構面白い書き出しなので、不満が残る。

ここ10年以上、肝機能に関する数値が当然のごとく良くないのだが、今年はどうなっているだろうか。ちらっと結果が見えた体重は微減。それだけでも少しは良かったかな。

検査は至って快適なのだが、問診があまりにもあっさりしているのがちょっと不満。多分結果は良くないので、再検査でしっかり聞いてみるか。

20060911最近読んだ本

2006年09月11日 12時29分27秒 | 読書
ああ、終わってしまった。夏休み。

「十字架クロスワードの殺人」柄刀一
大仕掛けのトリックからクロスワードパズルの趣向まで、バランスよく楽しめる作品。

「神のロジック人間のマジック」西澤保彦
ラストの世界観の崩壊にはあっけにとられる。伏線が色々と引かれているのは分かるが、それにしてもやや唐突感あり。

「dancyu10月号」
今月は「四川vs上海」の中華料理特集と、包丁特集。私は、先日発見して期待していた四川料理の店が次に行ったらなくなっていたのがショックだった・・・

「心の鏡」ダニエル・キイス
この本に「アルジャーノンに花束を」の短編版が入っていたのか。短編版は昔は入手困難で、大学図書館でハヤカワSF全集(だったかな?)を発見して、その中にあるのを読んだのだが、主人公の語りがものすごい田舎のオッサン風だったので、ずっこけた。やはり繊細な感じでなくては・・・

「光る鶴」島田荘司
狭義の推理小説ではないが、どこか懐かしい暖かストーリー。

以下、図書館の3冊。
「SEのトホホな舞台裏」秋月昭彦、瓜生聖
私も一応SE的職業(最近は業界内での分類が細かい)であるのだが、業界人にとってはごく一般的な内容。ぜひ、世の中一般の人にも基礎知識として理解していただきたいものである。

「東京上等な一日を楽しむためのガイドブック」レブン
少々、通り一遍の散歩マップ。

「昭和のくらし博物館」小泉和子
昭和は長い。私の生まれる前(昭和の前半)の記述が主で、それ程懐かしくはない。

旅行中に読んだ本の感想を忘れていたぞ。
「ABC殺人事件」アガサ・クリスティ
連続殺人モノで、現在の日本ならとんでもなく厚い本になりそうだが、品のいい分量で収めている。構造的には「そして誰もいなくなった」に近いものがあるな(再読)。

「ハマースミスのうじ虫」ウィリアム・モール
渋い話だがもう一ひねり欲しい。

「新不思議の国の信州人」丸山一昭、岩中祥史
よく言えば理想主義で孤高の人、悪く言えば自己中心的で頑迷って本当? 4日間しかいなかったし、信州人の人柄までは良くわからない。

「苦い林檎酒」ピーター・ラヴゼイ
古き時代の香りのする、味わい深い作品。秘められた謎や、少々の恋愛テイストも悪くない。

20060910最近読んだ本

2006年09月10日 18時22分14秒 | 読書
「ミステリイ工作室」森博嗣
作者のミステリイ100から、興味の引かれたものを何冊か読んでみよう。私は割りと人の進めには従わないほうなので、珍しいかも(再読)。

「地球儀のスライス」森博嗣
アシモフの「黒後家蜘蛛の会」テイストの短編はもう何篇か書いて欲しい気がする(再読)。

「インザプール」奥田英朗
どうにもならない悩みを恐ろしくいい加減な医者が解決。気持ちは分かる。

「加藤周一セレクション3」
大分いろいろ鑑賞したせいか、以前に読んだ時よりはわかるようになってきた。若冲についてかなりの記述があるのも読みどころだ(再読)。

「パウルクレー図録」

「スカンディナビア風景画展図録」
どうも企業戦略が腹立たしい某古書店だが、この図録が300円で販売されていたのにはありがたかった。即購入。