散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20060902ギャラリー巡り

2006年09月02日 16時38分15秒 | ART
本日は北海道立近代美術館→富士フォトサロン→大同→たぴお→STV北2条ビル→時計台で、あちこちより道をして荷物が重いため挫折。

近美「パウル・クレー展」。正直、好みではないと期待していなかったが、予想以上に満喫することができた。単純に「無邪気」「素朴」と一言では言えない色使いや形の面白さがある。悲しげな教会を描いた「破壊の街」、青のグラデーションが美しい「蛾の踊り」、仄かに赤い正方形が浮かぶ「ダス・クワドラート」。

明るい一原有徳といった感じの「水の都市」、ほのぼのとした画風「真珠をつけた旦那さん」、深いブルーが印象的な「夜の花」、もうこれは書道では「包摂」など、どこかしらに見所がある。

これくしょん・ぎゃらりいは「憧れの街、パリ」。今回もまた見たことのない作品がそれなりにあったが、キスリングの風景画と静物画、久保守の「夜の宿」「月の座」の美意識に感心。

時計台ギャラリー「自由美術展」。森山誠、黒田孝は相変わらず奥深いタッチ。黒田孝はいつもの調子ながら、カボチャがモチーフになり不思議な感じ。宮崎亨はアートスペースにも出品していた人かな。

閉店?

2006年09月02日 11時50分51秒 | 食べ歩き
先日、西18丁目の中華料理店に行き、もう一度行かねばと思っていたのだが、行ってみたら無くなったようであった。元々裏参道から移転してきたのだが…、ここも移転か閉店か。ちょっと残念な店である。

気を取り直して、随分昔から目には入っていた食堂「A」に行き、醤油ラーメン。もやしをバリバリ炒める音がする、昔ながらの食堂ラーメンである。チャーシューも柔らかく、普通に美味しかった。

20060902最近読んだ本

2006年09月02日 07時56分45秒 | 読書
やっと夏期休暇突入。この後の更新予定は9/7かな?

「有限と微小のパン」森博嗣
萌絵のダメっぷりと犀川のカッコよさを際立たせるシリーズ最終作(再読)。

「SF魂」小松左京
小松左京の自伝的作品。「果てしなき流れの果てに」「こちらニッポン」「首都消失」「日本沈没」など、日本SF界の大巨人であったことは間違いない。子供の頃、星新一・小松左京・筒井康隆の作品にどっぷり漬かったことが、私の性格基盤を形成しているような気さえする。

「死化粧」鳥羽亮
大変面白い剣術ものなのだが、シリーズ12作目ということもあり、マンネリ。

以下、図書館の3冊。
「東京つれづれ画帖」小針美男
昭和20~50年代の東京いろいろ写真。中では、谷中の「質屋おじさん」、銀座の「バー・ルパン」がでていたのが嬉しい。

「異形の惑星」井田茂
最近の冥王星→惑星転落の話題に刺激を受け、借りてみた。とはいえ、私は少年時代天文ファンだったので、付け焼刃ではない。これは3年前の本だが、「冥王星は最近では惑星として扱わないことが多い」とあり、やはり学会の中では自然な流れだったのか。となると、ケレスやセロンを惑星に昇格しようと提案したのが無茶だったか…。ところで現在でも惑星生成モデルは完成していないようだが、私が子供の頃は潮汐説(近づいた太陽同士がひっぱりあって、飛び出た物質が惑星となった)なんていうのがあって、それを憶えてしまっている自分が情けない。

「絶景冬列車の旅」櫻井寛
北海道内の列車も多く取り上げられ、面白く読みやすい。