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HIROの周辺

日々の暮らしの出来事をスナップ形式で切り取っていこうと思います。FC東京の事、登山の事も含めて。

2024年 ハイキングクラブ 夏合宿 南アルプス・白峰三山 3/4

2024年09月09日 | ハイキングクラブ

9月7日(土)

朝食は4:30。

夕飯より豪華な朝ごはん。美味しくいただきました。

小屋の窓から見える富士山の朝焼けの美しいこと。

部屋に戻って荷物をパッキング。

小屋泊りだと、ここからテントをたたむ手間が省けるので本当に楽です。

外に出て、改めて朝の景色を見届けて

5:30に北岳山荘を出発です。

今回の夏合宿で、今日が一番の長丁場です。

体中筋肉痛ですが、気合で出発。

まずは、間ノ岳の手前の中白根山に向かいます。

ここから約35分間、地味に続く登りは朝一番の身体に堪えます。

途中、岩場に足を取られ、前のめりにすっころびました。

一瞬の事で、よく分からなかったのですが

打ち所が悪ければ、みんなに迷惑をかけてしまいます。

気を取り直して慎重に登り、

まずは、中白根山(3,055m)に登頂。

ここからは、見通しのいい稜線を進んでいきます。

今日も山肌に、稜線を歩く我々の影が伸びています。

とは言いながら、間ノ岳に向かう登りも、結構脚に来ました。

でも約1時間で、今日2座目の間ノ岳(3,189m)に登頂。

日本第3番目の山です。

ここからの眺めも圧巻でした。

次に向かう農取小屋までは、がれ場の下りが続きます。

YAMAPのコースだと65分でしたが、

それ以上に長い下りでした。

ようやく、農取小屋に到着。

目の前には、西農鳥岳への急登がそびえて、

自信がなくなってしまいましたが、

気を取り直して農鳥小屋を出発。

山頂までは約1時間と書いてありましたが、

ひたすらの登りに息が上がり、

途中で休憩しながら

振り返って、雲が上がってくる様を見ながら

気を入れ直して頂上に進み

西農鳥岳(3,051m)に登頂。

目の前に繋がる稜線の先には

今回の夏合宿のクライマックスである

農鳥岳が待っています。

一筆書きの飛行機雲。気圧も低くなってるのでしょうか。

ガレた登山道を下り

登り返して約40分、漸く見えてきました。

白峰三山最後の農鳥岳(3,025m)に到着です。

ようやくここまでこれました。

左側が雲に覆われ始めた稜線を見ながら

ここで昼食タイム。

北岳山荘で作って頂いたしゃけ弁当。

農鳥岳まで到着して一安心したものの

ここからは厳しい下りが続きます。

こちらも約40分で、ガスがかかり始めた大門沢下降点に到着。

この分岐の標高は2,824m。

そしてこれから向かう大門沢小屋1,776m。

なんと1,000m以上の標高差です。

この長い下りがとにかくキツかった。

大門沢小屋からは、16:00までに到着するように

言われていましたが、間に合いそうになかったので、

健脚の2人に先に行ってもらい、

バテバテになりながらも歩き続け、

ようやく小屋が見えました。

荷物を置いて缶ビールを飲んだら程なく夕飯。

 

その後、この3日間の山行の疲れを感じながら

消灯近くまで、缶ビールを飲んでおりました。

 

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2024年 ハイキングクラブ 夏合宿 南アルプス・白峰三山 2/4

2024年09月09日 | ハイキングクラブ

9月6日(金)

8名団体は人数がちょうどいいのか、

8人個室の部屋を割り当ててもらいました。

4:30に朝食です。

朝食を終えた頃に、朝焼けが、北岳を赤く照らしていました。

できる事ならもう一泊したいくらい快適な小屋でした。

小屋の名前にもなっている御池の脇を歩くとすぐに、草すべりの登り分岐。

朝一番の身体には堪える600m以上の急登の始まりです。

のっけからの登りはきついものの

太陽が昇って、我々を照らし始めました。

途中短めの休憩を挟みながら、息を整えます。

稜線まではまだまだありそうです。

ようやく草すべりが終わり、とはいえ稜線まではもう少し。

2時間強でようやく稜線に出ました。

仙丈ヶ岳は、こうやってみると本当に存在感がありますね。

すぐその先に小太郎分岐。

甲斐駒ヶ岳の白い勇姿が美しい。

去年登った甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳から眺めていた

北岳に今日は登るなんて、感慨ひとしおです。

肩の小屋の手前の分岐。肩の小屋まではもう少し。

我々が歩く左手には富士山の勇姿。

右手には、仙丈ヶ岳にも届きそうな、我々の長い影。

小太郎山分岐点から、約30分で肩の小屋に到着です。

ミーハーですが、やりたかったのです(笑)。

ちょうど3,000mにある肩の小屋で小休憩し、

小屋に別れを告げて、念願の北岳に向かいます。

北岳山頂までは40分弱との事でしたが、

地味に登りが続きます。

両俣小屋への分岐まで来ました。

頂上まではもうすぐです。

北岳頂上にいる登山者の姿もくっきり見えてきました。

ついに北岳(3,193m)に到着。

富士山に次ぐ、日本第二の標高を誇ります。

 

ようやく念願の北岳に登頂出来ました。

感慨もひとしおです。

白峰御池小屋で作って頂いた昼食用のおにぎりはおいしかった。

風もなく、快晴の北岳頂上からは、鳳凰三山や

中央アルプス、その先の北岳までもがくっきりと見えました。

そして、遠くに富士山に見守られている以外は、

全てこの山頂の下にあるという絶景。

感無量です。

後ろ髪を引かれながら、今日の宿泊地である北岳山荘に向かいます。

がれ場の下りが続き、

北岳山荘が見えてきましたが、これが結構遠い。

それでもなんとか北岳山荘に到着。

チェックインを済ませ、外の絶景スポットは座る場所が無かったので、

まずは受付前のテーブルで乾杯。

どんなに疲れてへばっても、

これを飲むとプラスマイナスゼロになる、魔法の飲み物です(笑)。

その後、缶ビールを数本飲んで、南側のテラスに移動。

富士の勇姿を眺めながら、夕飯の時間帯まで

ゆっくり談笑しました。優雅な時間だ。

満席の食堂は、2回転の夕飯の時間。

朝一番の急登は疲れましたが、

念願の北岳に登れた事と、

稜線の素晴らしい景色に驚嘆しました。

 

パーテーションで仕切られた大広間は、30名程が寝れます。

それ以外にも小さな部屋がいくつもあります。

20時の消灯まで布団の上で横になっていましたが、

伝家の宝刀、イヤーウィスパーを装着したら、即爆睡。

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2024年 ハイキングクラブ 夏合宿 南アルプス・白峰三山 1/4

2024年09月09日 | ハイキングクラブ

9月5日(木)

いつものセブンイレブンに4:30に集合。

今回は8名、車2台での出発です。

山梨方面へ、夜明けの中央自動車道を走らせます。

昨年は、南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳に登りましたが、

今年は南アルプスの白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)を縦走します。

思い返せば、2012年の夏合宿は北岳に登る予定でしたが、

天候悪化の為、急遽北岳を断念し、

新潟県と長野県の県境にある雨飾山に登ったのでした。

ということで、12年越しの夢がようやく叶います。

前回下見をした、奈良田の駐車場に無事車を停め、バス停に向かいます。

既に我々の前には、15名程の登山客が並んでおり、

我々の後ろにも20名以上は並んでいました。

20数名が定員の8:40発のバスは、今日は1台しか無さそうなので焦りましたが、

全員ギリギリ座ることが出来ました。

無事、広河原に到着し、登山届を提出し準備を整えいざ出発。

ゲートの脇から入って進むと、すぐ右に下る道があり、

長い橋を渡ると、登山道スタートです。

登り始めてすぐに分岐がありますが、

我々は白峰御池方面に向かいます。

3時間で700m登る急な登りです。

ひたすら登りが続く登山道ですが、夏合宿前に本仁田山の

急登を登った感覚があったので、驚きはしませんでしたが、

第1ベンチから第2ベンチへは、その斜度も急になり

木階段も増えてきて、息も上がりました。

それでも、登りの傾斜が緩やかになった頃、

今日宿泊する、白根御池小屋に到着。

小屋に入って受付を済ませ、

小太郎山までちょっと行ってくるというKANE2を送って、

7人は迷うことなく注文し、

13:00に乾杯。

今回は、きつい山行になることを予想し、

装備はなるべく軽くして臨みましたが、

メンバーの皆さんはそんな中でも

多くの食べ物や飲み物を背負ってきてくれただけでなく、

なんと、重たいソーダストリームまでも持参してくれて

おかげで美味しいソーダ割りまで飲めましたが、

自分のことだけ考えて何も持って来なかったのは反省です。

このまま、夕飯近くまで飲み続け気持ちよくなってから夕飯。

白根御池小屋は、山小屋というよりペンションに近いような

綺麗な小屋で感動しました。

夕飯もおいしかった。

家ではあまり食べない白飯でしたので

ついついたくさん食べて眠くなりました。

明日は4時30分の朝食ですので、うとうとしながら20時消灯。

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