といっても、図書館の展示場での「岩崎ちひろ複製画展」。
「ちひろは、えんぴつの持ち方や、力の入れ方などを工夫していました。この絵をよく見てみましょう。」
「顔は細いていねいな線、かみの毛やぼうしは、勢いのある太い線でかかれています。」
「「雪のなかで」 1972年」
「ちひろは、あかちゃんを産んでお母さんになると、子どもの絵がどんどん上手になりました。
そばにいる息子をたくさんスケッチしたからです。花も大好きで、庭には季節ごとに色とりどりの花をさかせていました。」 「チューリップのなかのあかちゃん 1901年」
デッサン、上手ですね。お母さんのやさしそうな目線、子どもの安心。濃い線と薄く太い線を使って描き分けています。
3姉妹。さっと描かれた髪の毛がいいね! なんと言ってもただの点なのに目が生きている。
絵具をわざとにじませるテクニック、いい味出してます。
わざわざ「1946年に日本共産党に入党」と書いてあります。もっとも共産党の衆議院議員を長く務めた松本善明の奥さんなのですが。
ちひろ美術館のパンフレット
このパンフレットの内側にあった絵。「立てひざの少年 1970年」と、「チューリップとあかちゃん 1971年」。
この少年の絵は、黒柳徹子『続 窓ぎわのトットちゃん』の表紙になっている。