hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

Roedde House Museum

2010年06月14日 | バンクーバー

バンクーバーのWest End、Barclay Street 1415にあるRoedde House Museumに行った。バンクーバーはあらゆるところに行ってしまって、地元の人ももう案内するところがないと嘆くほどだが、住宅街にあるこの小さな博物館には、行ったことがなかった。もっとも、地元の人も知らないほどささやかな博物館で、ヴィクトリア朝の家屋と当時の中流の移民家族の日々の生活を再現している。



建物は、アン女王朝復古様式の後期ヴィクトリア朝のもので、市の最初の製本屋であるGustav Roeddeが家族のために1893年に建てたものだ。
火曜から金曜日の12amから4pm開館で、日曜日のお茶とツアーは2pmから4pmだ。
入場料は、火曜から金曜日は大人$5、日曜は$6だ。呼び込みをしていたおじさんは、我々が貧しそうに見えたのか、盛んに寄付でいいんだよと強調していた。オジサンの英語はゆっくりで分かりやすかった。



部屋に入ると、中流家庭とはいうものの、家具もなかなか立派で、ピアノもあった。



フローリングも当時のもので、なんとかいう木だと言ったような気がする。タペストリーもなかなかのものだ。



Roedde夫人は大変小柄な人でベッドも小さいと聞いたような気がしたが、日本人には普通だ。





幼児のゆりかごやオモチャがあったが、100年後の現在もたいして変わっていない。



この幼児用食事イスなどいまでも使えそうだ。



台所のストーブ兼コンロはカナダのプリンスエドワード島で見たものとよく似ている。



レコードプレーヤーもあった。といっても、レコードは丸い筒だ。おじさんが針を置いて手回ししてくれた。音は美しいとは言えないが、意外と明瞭だった。



3階に古い小物が展示してある。



Roeddeさんのパイプや、



レミントンRemingtonタイプライターや、



奥さんのドレス。



当時のバンクーバーの波止場の写真や、



Roeddeさんの家しかないバンクーバーのダウンタウン。



一階に降りて見た鹿の剥製は、Stanley Parkで、Roeddeさんが1906年に仕留めたものだという。




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