hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

庭で野菜つくり (2)

2007年08月22日 | 昔の話

30年ほど前のことだが、三浦半島の先っぽの方に自宅を建てたときに、20平米ほどの畑を作った。

まず、トマト、ナス、ピーマンの御三家の苗を買って植えた。秋まで収穫ゼロでは待ちきれないので、狭い畑をさらに分割してレタス、コマツナ、ホウレンソウなど葉物を植えた。これもいっぺんにドット出来ても困るので、種の入った袋から少しだけ出して撒き、残りの種は冷蔵庫で保管した。多品種、少量生産である。

連作で成長せず
ナス科には、ナス、ジャガイモ、トマト、ピーマン、トーガラシがあるが、ナス科を同じ場所に2年、3年と続けて植える(連作)と、成長障害になる。したがって、畑を分割して年毎にずらして植えるようにしたが、なにしろ狭いので、何年もしないうちに連作となってまともに育たないことになってしまった。したがって、長く収穫できるのはサヤエンドウくらいで、結局、一度収穫すれば終わりのエダマメ、キャベツや、葉物がだんだんメインになってしまった。

旬(しゅん)のときに一斉収穫となってしまう
レタス、ホウレンソウなど葉っぱ物はできるときは一斉にできて、一気に収穫しないといけない。自宅ではいっぺんに食べきれないし、近所に差し上げるほどのできでもない。それに、旬のときには店での値段も安くなる。収穫物を奥様に見せても、「スーパーだったらもっと立派なのが10円くらいかしら」などと冷たく扱われてしまう。

ビニールハウスに挑戦
無農薬でやっているので、虫もいるし、葉は穴だらけである。「売っているのは虫も食わない野菜だぞ」と負け惜しみを言っても、冷たく虫、じゃなかった無視される。
そこで、園芸店へ行って、ビニールと園芸用棒を買ってきて、洗濯ばさみで止めて、屈めば入れるくらいの高さのビニールハウスを畑の一角に作った。これで、飛んでくる虫も、その卵も防げるし、温度を上げて旬をはずして成長させ、収穫できるとの目算だ。
結果的には虫対策には多少の効果はあったが、植物の自然の理には勝てず、旬をはずすのは難しかった。それよりなにより、風が強いと、ビニールを止めてある洗濯ばさみが吹っ飛んで、翌日は大忙しだった。




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