辛うじて一人前!とついで左手に鞆(とも・射た時に腕に弦が当たるのを防ぐ防具の一つ)を嵌めさせ、いつでも弓矢を取りやすくし、志鷹の左肩から由岐(靫・ゆぎとも書く・矢を入れ)被かせてショルダーバッグ風、小荷物は腰に巻いてウエストポーチ風…で、旅館で貰ってきた大量の比内地鶏を腰からぶら下げて、大荷物はやっぱり「俺が持ってやるよ」と荷物持ちを買って出て、義経の大荷物がさらに増えた…。
志鷹「ありがと」
義経「危険を察知したら火鷹を飛ばして、弓矢を番えるようにしとけ」火鷹の飛行訓練だ。
志鷹「わかった!」って、力強く素直に頷いてみたものの飛行訓練ってどうやんの?
義経「知らん!」俺は弓矢の名手だが、鷹匠じゃない。飛行法は専門鷹匠に聞け、鷹匠に!
弁慶「おっ、なんだか格好だけは一丁前やんけ」と、皆揃ってぞろぞろ集ってきた。
海尊「おっ」とお空を見上げて、怪しい雲行きを見てイヤな風を感じて、
義経「雨降る前に、にかほに到着したいな…行くか!」
海尊「でも」富樫さんは?寝てるけど…。
義経「置いていく…」うざいし…。
弁慶「あいつなら鹿の子ライダーに乗って、すぐ追いつく」ほら、鹿角行くぞ…と鹿角を引っ張ったら嫌がった。ぶんぶん、いやいや、鹿の子と一緒がいい!と駄々を捏ねた。
海尊「オスのくせに女々しい奴だ!」と言ったが女々しいって表現は一般に男子に使うよな。
というわけで居残り組みの鹿角たちを旅館の女将や従業員に「すみません、お願いします」と頼んで出立した。海岸通りから山道に入り、時おり地図上で現在地と目的地 にかほとペケ印を確認しつつ、志鷹を鷹匠にするために鳥海さんを目指した。が!?途中、人気観光スポット「角館」に向う旅行観光客と重なり、あっちもこっちも渋滞で、
義経「あぁ、角館か…武家屋敷見たいけど」GW中だし、人いっぱいだしとなかなか進まない道に愚痴を散々こぼしていた。ら、ついでに愚痴をこぼす奴がいた。
志鷹「腕が痛いよぉ…もうだめぇ」誰か代わりに火鷹持ってぇ~。
義経「お前なっ!我が子を背負う母親が腕痛いからって、他人に子供を預けるか!それに、まだ歩けない子供を降ろして「一人で歩けっ」ていうか?巷の肝っ玉母ちゃんを見てから、弱音を吐け!」普通、そんな母の姿見たら弱音なんか出ねぇぞ!
志鷹「うえぇ~」と音を上げたら、火鷹「キッ♪」と鳴いて肩に乗り、志鷹に寄りかかった。
義隆「火鷹、ずっと片足立ちだもんね…」
義経「辛いのはお互い様だ…」少し腕を下ろして休憩したら腕に戻せよ。それも訓練だ。
志鷹「ありがと」
義経「危険を察知したら火鷹を飛ばして、弓矢を番えるようにしとけ」火鷹の飛行訓練だ。
志鷹「わかった!」って、力強く素直に頷いてみたものの飛行訓練ってどうやんの?
義経「知らん!」俺は弓矢の名手だが、鷹匠じゃない。飛行法は専門鷹匠に聞け、鷹匠に!
弁慶「おっ、なんだか格好だけは一丁前やんけ」と、皆揃ってぞろぞろ集ってきた。
海尊「おっ」とお空を見上げて、怪しい雲行きを見てイヤな風を感じて、
義経「雨降る前に、にかほに到着したいな…行くか!」
海尊「でも」富樫さんは?寝てるけど…。
義経「置いていく…」うざいし…。
弁慶「あいつなら鹿の子ライダーに乗って、すぐ追いつく」ほら、鹿角行くぞ…と鹿角を引っ張ったら嫌がった。ぶんぶん、いやいや、鹿の子と一緒がいい!と駄々を捏ねた。
海尊「オスのくせに女々しい奴だ!」と言ったが女々しいって表現は一般に男子に使うよな。
というわけで居残り組みの鹿角たちを旅館の女将や従業員に「すみません、お願いします」と頼んで出立した。海岸通りから山道に入り、時おり地図上で現在地と目的地 にかほとペケ印を確認しつつ、志鷹を鷹匠にするために鳥海さんを目指した。が!?途中、人気観光スポット「角館」に向う旅行観光客と重なり、あっちもこっちも渋滞で、
義経「あぁ、角館か…武家屋敷見たいけど」GW中だし、人いっぱいだしとなかなか進まない道に愚痴を散々こぼしていた。ら、ついでに愚痴をこぼす奴がいた。
志鷹「腕が痛いよぉ…もうだめぇ」誰か代わりに火鷹持ってぇ~。
義経「お前なっ!我が子を背負う母親が腕痛いからって、他人に子供を預けるか!それに、まだ歩けない子供を降ろして「一人で歩けっ」ていうか?巷の肝っ玉母ちゃんを見てから、弱音を吐け!」普通、そんな母の姿見たら弱音なんか出ねぇぞ!
志鷹「うえぇ~」と音を上げたら、火鷹「キッ♪」と鳴いて肩に乗り、志鷹に寄りかかった。
義隆「火鷹、ずっと片足立ちだもんね…」
義経「辛いのはお互い様だ…」少し腕を下ろして休憩したら腕に戻せよ。それも訓練だ。