ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

参戦

2010-11-30 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
女将「ほぉれぇ、乗りな」と風邪気の義隆を車の後ろに立たせ、未だはいはいのみの山吹を車に乗せて、山形 酒田の「酒の町」まで義隆「あっ!」ちゅう間に到着した。
酒田とは、鳥海山から西に歩いて海岸通りに出てから、真っ直ぐ南下し[酒の道・酒田街道]まっしぐらで到着の酒田景観を代表する山居土蔵造りの倉庫で酒田米穀取引所である。北前船の船着場としても有名だ。
女将が子供たちの面倒を見ている時、ポロッと酒田にヒーローズ戦隊が集結するんだよってサブ・ロクの話したら、義隆が「見たい!」と言い出した。5歳前後の子供に深い思い入れがある女将は「じゃ、行こうか!」と快く承諾した。何分風邪気が心配だったが、兎に角、
女将「まっいいさ、行くよっ♪」と向った酒田のイベント会場だった。
しかし、その舞台裏ではヒーロー不在の大問題を抱え、てんてこ舞いだった。ちなみに悪役も不在である。
スタッフC「どうする??ヒーローがいない!」
スタッフB「もう、子供たちが集ってる、やばいな…」そこへ、
スタッフA「あ、親方!」と呼ばれたのは童ちゃんだった。
童ちゃん「おう、ヒーローズを連れてやったぞ!」と得意気に、ヒーローズスーツを強引に装着させたニューヒーローズ二人を突き出した。
どーん、と自慢げに。
スタッフD「おぉ!助かった!あ、時間!」と打ち合わせが無いまま、
童ちゃん「大丈夫だ!なんせ俳優っ。アドリブかませっ!」とステージ真ん中に、
ぽーん、と放り出された孤高のニューヒーローズは、
サブ・ロク「…(きもっ)」と深酒と弁慶と富樫の貰いゲをここで放出しそうになっていた。
いかんいかん、ここで吐いては、マスク内がゲで埋もれる…なんとか食い止めよう。胃で。
それにしても、襲ってくる悪役が居らず、何もすることなく、ぼっけっとつっ立っていた。
集った子供たち&義隆は「ワクワク」と胸を躍らせ、ヒーローズに注目。そんな無垢なる瞳で見つめられてもヒーローズは何もすることが無く、悪役が居て始めて引き立つヒーローだ。
サブ・ロク「俺たちにどうすれっと?」とマスクの中では困惑中、なす術無く、お面の下の素顔は困った顔なのだが、お面は無表情で下の素顔は誰にも見えない。従って、困った事態が誰にもスタッフにも伝わらない。ステージ脇でじれったい二人を見つめていた、
鞍馬「何ボケッとしてんだ!!」と罵声と野次を同時に飛ばした。
義隆「あ!!鞍馬さん!!」と鞍馬を発見し大声で呼び掛け手を振った。


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