ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

散華の如く~名刀 押切長谷部~

2013-06-17 | 散華の如く~天下出世の蝶~
みんな、知っていた?
こういう事には、特に潔癖で、
そういう坊主が、特に嫌いで、
“許してはおけぬであろう?”
内密にと申し付けていたはず、
それが全て、打ち明けられ…、
帰蝶「殿は…?」
方丈「さぁ、凄い雨になりましたな」
カッ、と天から閃光が走ったと思ったら、
バリバリッ、と竜神の怒りが木に落ちた。
おそらく、殿の怒りも、落ちたであろう。
帰蝶「…坊主に、天罰を下しても、何の意味も…」
方丈「仏の道を踏み外した坊主を生かし、人の、その心の、何の役に立ちましょう?」
心悟し導く言の葉の、
その使い方を誤った。
その結果、
「もはや神にも仏にも、さらには人にも許されまい」
帰蝶「あ…」
結果が見えていたから、ずっと、
私の胸の内に封印して、墓まで、
持って逝く、つもりだったのに、
「も…申し訳ございません…殿の、」
御自分の心を穢されるより、何より、
私共の心穢される事を、特に嫌った。
その結果、
「殿の、御手を煩わせてしまった…」
方丈「御屋形様はもとより、姫様の心煩わせるつもりなど、毛頭ございません」
私が城を離れた隙に、坊主を呼び出し、
私が“ゆっくり”旅をする、その間に、
西洋型名刀押切長谷部を試されていた。


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