ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

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2011-03-15 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
継「ちょっとぉ?なんなんおぉーー」ぎゃはあぁ、はははぁぁあぁ、はっはぁつ!
義経「待て!コぁラぁーー」あはははぁあ、くあはあぁあはははあぁっ!と、くすぐられた。
体をくねらせよじらせ、悶え悶絶約1時間、くすぐられ続けて…ようやく開放された。
継「ふぅ…。恐るべし、クスグリづけ拷問…」縄を解かれ、
義経「あぁ。端から見てる分には結構楽しい拷問だが、実際に受けるとなると、そら恐ろしいという事が分かった。全部、吐いちまった…」と締め付けられていた腕をさすった。
継「俺まで拷問せんでもいいじゃねぇかッ!」と食って掛かったら、
弁慶「黙れッ!」ガッと頭を腕に挟み込み「心配掛けやがって!」と怒っていた。
富樫「なんだ!?その夜這いって!」と小突かれ、
義経「ィデッ!って、お前もだろ!」って言い返したら、
繭子「一緒にしないでッ」ピシャリと言われた。
義経「す、すみません…」怖ぇから、謝っておいたら、
葛葉「クスッ。そういうとこ、義隆とそっくりね」お父さんの悪い癖、移っちゃった?
義経「え?あッ!そういや、義隆と山吹は…」
葛葉「今、うちのとオイボレンジャーが護衛(イクメン)してるわ」
義経「旦那さん?オイボレ?」
葛葉「ま、この話はまた後。そろそろ、私たちも行かないと…」と4人は、ピシャ…と戸を閉め、部屋を出て行った。
継「しっかし、ひっでぇ奴らだな…」と立ち上がり、
不意に、隅の方に目をやると、
義経「れ?俺の大荷物…」を発見した。
継「あぁ、ここ…初音たちが借りてた部屋だ」
義経「…そういや、賀茂女…大丈夫かな?」と心配しつつも、ゴソゴソと大荷物の中に仕舞っておいた、例の忘れ物を取り出した。
継「奴…来るかな?」
義経「そのために広告作ったんじゃねぇのかよ、お前」
継「あぁ…」ピッと指に挟んで『紺碧の夜の蝶』とタイトルされた広告を見せてくれた。
義経「タイトルまんまじゃねぇか…」と、繁々と平家の揚羽蝶紋あしらったショールを見た。

二人は能舞台に向うため、デデーンと広がる成金庭園を通った。その庭園は松明の炎でライトアップされ、どどぉーーんよりして…


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