ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

銀河へ

2010-06-18 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
病と向き合い、死期が近づく恐怖と生への憧れ、また孤独と焦燥感に苛まれた人生だった。
もし、太陽に当たり風を切って走れたら…、もし、丈夫な体で生まれていたら…、とそんな憧れを表すような「風の又三郎」である。
自分の死を悟ってか、[別れ]の寂しさを醸し出す。そんな向き合う死から、物語を描きつつ終着点が[別れ]になることが多かったのかもしれない。
人間は死を覚悟した時、心から微笑むという。体のガタガタと軋む音がフッと消え、いつも聞こえる心の呻き声と激痛の叫びが止まった時、
賢治「風が止んだ…」と無音に煌く壮大な銀河への切符を手に微笑んだのかもしれない。
あの“銀河鉄道”の誕生である。鉄道に乗って、旅に出たジョバンニ 賢治は憧れの宇宙へ旅立った。※ジョバンニとは、洗礼者ヨハネの意味。
なら!私も憧れの宇宙へ旅立とうと思い、
筆者 幼少松郷「皆、私が乗る銀河鉄道を見送ってくれ…」と手にしたのは「銀河鉄道999 by 松本零士」の絵本だった…。これは光の国が出版している絵本である。
それを買い与えられ、
筆者 幼少松郷「メーテル、まつ毛!長っ!」と長すぎるまつ毛が描かれた「銀河鉄道999」の絵にツッコんでいた。
当時、絵本の読み聞かせBy レコードというCD時代以前の読み聞かせがMyブームで、(筆者 幼少松郷は絵本が大好きだったのだ)、さほど絵本が大ブームという訳ではない兄と共にレコード盤はMyルーム(現 ヨーガスペース)から円盤型宇宙船に見立てて、放り投げる遊びが兄妹で大々ブームとなっていた。
投げられた円盤レコードは歪みに歪んで「お役御免…」とべっこべこの姿となり、聞ける様な代物ではなくなってしまった。もちろんだが、
母「片付けなさい!」と怒られた。
が!?
その前に、物を大切にしなさいと叱るべきだろう?と首を傾げた。
しかし、母にとっては外に散乱する円盤の数々が気に入らなかったようだ。
もしも…だが、地球に攻め込む無数の円盤型宇宙船があったなら、真っ先に怒るタイプだ。
母「地球から片付けなさい」と?円盤撤退命令が下された。
さすがは、我が地球のお母(かみ)だ!と母に畏怖の念を抱き、大地にひれ伏す、
筆者 幼少松郷「ははーー」と?


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