ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

伝授!禁断法

2010-12-16 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
小角「…あやつらは、わしのコレステ…」
義経「あん?」
小角「善玉と悪玉でコレステロールの塊じゃ」
河合「じぃさん!胆石、詰まってたのか?」って普通に考えて、胆石が動くとは思えん…。
小角「はなっ♪禁断法使って、さっくり腹割って摘出し胆石。なんちって♪」
義経「面白くねぇ…」
小角「コホン、ま…わしは、胆嚢癌じゃったんじゃ。悪玉が腸内で悪さし始め、それを食い止める善玉が戦っていた。しかし、悪玉はわしの不摂生で強くなり過ぎた。これでは、善玉が死んでしまい、腸内バランスが悪くなる。それで摘出したんじゃ♪
義経「おっかしい話だ…垢を集めて捏ねて作った垢太郎の話じゃねぇか」
小角「おぉ。そうそう皮膚移植の話じゃな。近いじゃろ♪」
義経「願望と妄想が交錯してら…」
河合「医学的に考えて善玉と悪玉のコレステロールは互いに影響しあう脂肪で体内を守るためにある。無くてはならず多すぎてはいけないもんで、バランスが大切だ」
小角「そ!そのバランスを目で見るために表に出した。そんで、時おり、ミルクちゃんのヨーグルト菌を貰いにくるんじゃ」さっき、五大元素の話をしたじゃろ、鋼を作るには“金”が必要だって、人間にも“菌”が必要でな♪もちろん、普通の人間は見えんぞ。
義経「当たり前だ。自分の菌が表に出で、あんなん(鬼)だったら気味悪ぃ…」
小角「おいおい、気味悪いとはなんじゃ。元々、お前たちの魂は鬼から出来とるんじゃ。腹(体内)割ってみぃ、みんな鬼が潜んどるわ」
義経「…賀茂女が言っていた、
“修験者は禁断法 反魂り(よみがえり)の術を使い、赤鬼に息吹拭き掛け魂を分けてやり蘇生させました”って、式神にして、魂分けたんじゃないのか?」
小角「あぁ、あの手の童話と作り話をよくよく信じてしまう子でのう…純真無垢で疑う事を知らん。人の話を何でも信じてしまう…。困ったもんじゃ」
義経「賀茂女の純真さを知っていながら、しゃーしゃーとウソ吹き込んだか…じじぃめ」
小角「魂は分け与える事は出来んが、息吹を吹き込む蘇生法はある」とチラッと河合を見た。
河合「え!?もしかして…西洋医学の」話には聞いたことがるが…、
小角「お前。ここで目を瞑って寝取れ」とさっきじぃさんが寝ていた布団に仰向けで寝かされた。コロン、と。


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