元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

カルチャーガーデン「吉田の森」復活に向けて  6月12日ー14日

2020年06月18日 | 日記

●6月14日(日)
 
   <カルチャーガーデン「吉田の森」復活!>

 以下の文章は、友人たちに近況報告を兼ねて、カルチャーガーデン「吉田の森」の復活と第一弾の「吉田賢二展」のご案内の手紙です。再録しておきます。

 季節は巡り紫陽花が綺麗に咲くころとなりました。
 コロナ禍で世界が震撼し、緊急事態宣言が発せられ、誰も経験をしたことのない社会になりました。命を削っておられる医療従事者、介護者の皆さんには心より敬意を表したいと思います。そして、休業要請や外出の自粛など、多難な日々をそれぞれがお過ごしになったことと思います。
 
 私は、この間、吉田山周辺を散歩して健康維持を図りながら、蟄居して、若い時に書いた文章などの資料整理や自分史(特にべ平連時代)の草稿を書き始めるなど、日々是好日に過ごしてまいりました。(2000年から書き続けてきたブログ「ひとくち日記」も再開しました。またフェイスブックもぜひご笑覧ください。)
 
 さて、緊急事態宣言が解除されて、第2波を心配しですが、6月になって、「三密」などの感染対策をしつつ、コロナ時代の日常生活が始まりました。

 ところで、32年間にわたる議員生活を昨春に終えて、第二の人生をどう生きるのかを模索しながら、昨年は鈴木マサホ事務所の一階、カルチャーガーデン「吉田の森」をみなさんのご支援をいただいて、古本市や「我楽多市」、また古川豪さん、末松義密さん、梶寿美子さん、上野円さん、豊田勇造さんらのコンサートを開催。また父、鈴木正武の遺作展、鈴木靖将さんの日本画展、また園部共同作業所や西京極共同作業所「加音」の皆さんの展覧会などを開催してまいりました。

 年が明けて、閉鎖を含めて、存続について色々と検討、思案をしてきましたが、このたび、存続・復活・再開をさせていただくことになりました。

    <吉田賢二展・「SCREEN LEGEND」>

 ついては、「吉田の森」の復活!第1弾として、同志社の先輩、吉田賢二さんの個展を6月20日(土)から7月4日(土)の2週間、開催することにいたしました。
 
 吉田賢二さんは、1967年同志社大学神学部卒業後、会社を設立、2005年には衆議院議員秘書もされ、2015年から水彩画教室を主宰。以降、大阪を描こう会、関西旺玄会会員など、画家として活躍をされています。

 今回の展覧会では、「SCREEN LEGEND」(スクリーン レジエンド)として、往年の銀幕のスターたちの似顔絵を中心に、また京都にゆかりのある吉田神社や同志社の建物などの作品、さらに昆虫の絵も展示していただきます。なお在室の際には来ていただいた方の似顔絵を描いていただけます。ぜひおこしください。お待ちしています。

 また7月11日(金)から随時、4年前に96歳で他界した父、鈴木正武遺作常設展と古本市・がらくた市も開催する予定です。

 コロナ時代で、色々と生活スタイルが変わることになりますが、これからもみなさんのご支援をいただきながら、「吉田の森」を文化発信の拠点として、また地域のみなさんの居場所として活用していただきたいと考えています。「吉田の森」の再生のために全力を尽くしたいと思います。

 ぜひご支援をお願いいたします。そして展覧会やコンサートのなどの企画をしていただき、ご利用いただければ幸甚です。

 近況報告を兼ねて、カルチャーガーデン「吉田の森」の復活・再開のお知らせといたします。コロナ時代、厳しい日々が続くと思いますが、「上を向いて歩こう」ではありませんか。どうぞみなさんご自愛ください。今後とも、よろしくお願いいたします。
         2020年6月吉日 
                            鈴木 正穂
カルチャーガーデン吉田の森
〒606-8313 京都市左翼区吉田中大路町17-1  鈴木文化会館 
 TEL 075-761-5537  FAX 075-761-5591 
メール  suzuki@masaho.com    携帯     090-1717-1116     

●6月13日(土)

 近畿地方は10日に梅雨入りしたらしく、雨がしとしと。剣鉾の保存会の作業日だったが、雨で中止。

   <アメリカの人種差別問題を考える>

 このところ連日報道されていたアメリカの白人警官による黒人、ジョージ・フロイドさんと人種差別問題について書いておきたい。
 事の始まりは、5月25日、中西部ミネアポリスで警官の取調べ中、首を警官の膝で9分近く圧迫され、死亡した。警察は、ジョージさんが偽の20ドル札を使った疑いがあるという通報を受けて現場を訪れ、ジョージさんを職務質問した。
 ダンスクラブなどの警備員だったジョージさんは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で職を失っていた。兄ジョージ・フロイドさんを失ったフィロニス・フロイドさんが下院司法委員会の公聴会に出席し、警察暴力や人種的偏見をもとにした捜査手法について証言した。彼は、「20ドルを理由に死んでいいはずはない」と述べ、兄の死が「無駄に」ならないよう対策をとってほしいと議員たちに訴えた。という。このところ、暴動は治まり、平和的な人種差別反対のデモがこの事件を契機に世界に広がっている。

 ぼくの青春時代、ベトナム戦争に反対して反戦活動をしていたが、沖縄やイワクニで黒人兵にも出会い、バラックパンサー黒豹党の存在もし知っていた。またぼくの卒業論文は、アメリカの植民地。自治州であるプエルトリコ史だが、アメリカにおけるマイノリティーの問題を考えるようになった。奴隷制度時代のことも振り返られ始めているし、公民権運動を繰り広げたキング牧師のことも記憶している。人種のルツボがアメリカだが、この事件を契機に差別撤廃の市民による運動が広がることに希望を持ちたい。
 日本にも在日コリアンへのヘイトクライムもあり、決して他人事ではないと、思っている。

●6月12日(金)
 
     <公園体操と近衛広場>

 梅雨入りしてどんよりとして、今にも雨が降りそうな朝、いつものように近衛広場では中川長重さんがリーダーで太極拳がまず行われて、そのあとで公園体操。天気が悪くて参加者はいつもよりちょっと少ないかな。つい先日、京都市の緑推進室の指示で広場の樹々の剪定が行われて綺麗になった。感謝、地元の街路樹サポータとして、雑草の草刈りなどの作業は盆前にすることになります。

 午後、とある福祉法人のことで関係者が来所。色々と意見交換。問題の解決をどう図るか、図れるのか、悩ましい。
終日、吉田森の復活と吉田賢二さんの個展の発送準備。また亡くなった小川保博君の追悼文を書く作業など。

    <都知事選挙のこと>

 ところで、小池東京都知事は、「東京アラート」を解除したとたん、この7月に行われる東京都知事選への出馬表明。さすが策士。「選挙のための解除」と批判ある。野党は4年前に立候補した宇都宮氏を担ぐらしいが、毎日、毎晩、コロナコロナ、東京アラート云々でテレビに出ずっぱりの現職に勝負を挑むのは勇気がいる。勝負にはならないだろうが、別の選択肢を示さなければいけない。

    <コロナをめぐって>

 政府は、この間、鎖国状態であった入国制限に関し、夏からタイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国から1日最大250人程度のビジネス関係者の入国を認める方向で最終調整に入ったという。当分、観光客が来日するのはありえない。また日本から外国に旅行するのも当分無理でしょう。
 そして、中小企業に最大200万円を手当てする持続化給付金などを巡って、769億円で事務を委託された「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」が電通に749億円で再委託し、その電通がまた他の団体に委託をしているという不透明な委託費問題が浮上。このサービス推進協議会なるもの実体がないのですな。実態を明らかにせよといいたい!

 ともあれ、第2次補正予算が12日の参院本会議で可決、成立した。一般会計の歳出総額は補正予算で過去最大の31兆9114億円で、雇用や家賃支援を充実させる。予備費に異例の10兆円を確保。政府は感染の再流行に備えるためと説明している。第2波は、やってくるのだろうな。

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