元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

5月市会 本会議と委員会      5月21日ー25日

2018年06月05日 | 日記
●5月25日(金)

   <公園体操 近衛広場の草取り>

 京都市会の常任委員会がふたつ開催。ぼくはなし。従って金曜日の朝は近衛広場で公園体操。初夏の日差しが眩しく、桜の木の下の木陰でみなさんとともに汗を流す。
 そして、昨年の12月以来かな、近衛広場の雑草がはびこってきたので、みんなで草引き。人数が多いと40分ほどで完了、美しくなりましたよ。まち美化事務所に電話して収集をお願い。
 
   <我が家の隣が民泊に>

 散会後、我が家の隣の家がいわゆる民泊として営業をするということで作業中の工務店にもちろん了解を得て、家の中を見学する。大正時代に建てられたいわゆる京町家。ちょっと傾きかけている家を補強などして改装するという。我が家の境界と庭に接しているので塀の建て増しや防音対策に万全を尽くすように要望。裏庭には、立派な灯篭もあった。ともあれ、今後の営業が始まったときの運営や法令順守をして、御近所とのトラブルを避けるべくルールを徹底してほしいが、それはこれからの話し合いになるだろう。

   <民進党から国民民主党へ その経過>

 午後、明日、民進党2区総支部としてこの間の国民民主党への設立までの経過説明をする集会を開催するので、事務所にて、昨年11月大塚代表のもとで行われてきた主だった動きをメモにする作業。
 
 ぼくは全国の自治体議員フォーラムの代表として、各種の会議になんども参画してきた。今年になってからも4月末までに8回ほど東京往復しているかな。大塚代表と増子幹事長は丁寧に地方自治体議員の声を聴いてこられたのを評価している。時にはギスギスした国会議員同士のやり取りも垣間見てきた。
 2月4日の民進党最後の大会では、ぼくが最後に壇上にあがってスピーチをして、ガンバローの音頭もとったのですよ。そして5月7日に自治体議員フォーラムの開催前に国民民主党の設立大会が開催されたが、もちろんぼくも参加していた。この半年の動きを振り返りながら簡単なメモをつくる。
 で、問題は、このまま国民民主党に移行するか、離党するか、さて、これが悩みどころ。<To be or not to be, that is the question.>
 ちょっと大袈裟かな。5月末までに結論を出すことになるのです。
 
 それから明日と明後日は吉田神社境内での吉田山大茶会なので、カミサンが韓国茶文化協会の一員として出店するので、事務所から机と椅子を運んだりも。なんやかんやとありますよ。

●5月24日(木)

   <総務消防委員会> 

 今日は、5月市会常任委員会の日。ぼくが副委員長の総務消防委員会が開催。

 行財政局とは、付託されていた京都市市税条例等の一部を改正する条例の制定について審議。ポイントは、地方税法が改正されて市民税の基礎控除などが見直しになったり、わがまち特例で太陽光発電などの再生可能エネルギー施設に対する固定資産のことやそして喫煙派にとっては大きな問題であるタバコ税の税率引き上げのこと。

   <愛煙家のみなさん、タバコ税の税率がアップされますよ>

 ぼくは、再生可能エネルギーの税の在り方について質疑をした後、タバコ税についてウンチクを傾ける。
 
 ここでは、タバコ税のことについて記しておきましょう。
 現行は1000本当たり、5262円が、3年先には6552円に。
 現在のタバコ税は、京都市に入るのは、5262円、府へ入るのが860円、国税としてタバコ税が5302円とタバコ特別税が820円で、つまり千本あたり、12、244円が税金です。
 つまり分かりやすく20本入りの一箱430円のタバコに換算すると、国のタバコ税が106.04円、府税が17.20円、市たばこ税が105.24円、タバコ特別税が16.40円、それに加えて消費税が31.85円です。
 つまり185・12円がタバコ税でプラス消費税を加えると276、73円が税金です。販売経費等となると153.27円なのです。
 毎日一箱吸うとして、365日をかけると67568、8円。まさに高額納税者なのです。このタバコ特別税は旧国鉄の赤字補てんのための税なんですね。ところで28年度の京都市一般会計決算の市タバコ税の収入は、97億3900円 26年度は102億7100万円もあったのです。市民税や固定資産税など市税の収入合計が2516億円ですが、3・8パーセントがタバコ税なのです。

 さて今回のタバコ税は、加熱式タバコ課税方式も見直されるとのこと。納税者である愛煙家にとって家計や小遣いに影響大です!酒税も毎日ぼくは収めているし、高額納税者ですよ!

 それに市役所の北庁舎の一階にある掘立小屋みたいな喫煙所は、市役所の再整備のために北庁舎の屋上に!この7月から移転するとか。いやはや、まいるね。
 

   <ヘイトスピーチ対策のガイドライン>

総合企画局とは、付託された議案、京都市執行機関の附属機関の設置、京都駅東部エリアの活性化将来構想検討委員会の設置について。京都市芸術大学の移転に関連して崇仁地区などがどう変わっていくのか興味あるところ。

 そして報告案件は「ヘイトスピーチ解消法を踏まえた京都市の公の施設等の使用手続に関するガイドライン」の策定について。ぼくは本会議でもヘイトスピーチ対策について民族差別を許さない、人権を守る立場で質疑をしたこともある。
 2016年に国会でヘイトスピーチ対策法が制定されて大きな抑止力になっているが、京都市でも公園や文化会館や市民活動センターなど集会所などの公の施設の使用を許可しないというガイドライン。表現の自由や集会の自由などとの整合性を図りつつ、最高裁判決など引用しながら、第三者委員会の設置なども含めて策定された。一歩前進だと評価したい。ぼくももちろん質疑をしましたよ。
 

 消防局とは、付託されていた京都市消防団員等公務災害等補償条例の全部を改正する条例の制定について、要は公務員の給与法が改正されて公務などで亡くなった消防団員の遺族に対する損害補償の基礎額が変更になるということ
そして動産の取得については消防ヘリコプター「ひえい」のエンジン交換の議案。

 選挙管理委員会事務局からは報告事項として、イオンモール京都五条に設置した期日前投票所における投票行動結果について。1万人を超える有権者のいる西院学区の投票率をアップさせるために設置された。まあそれなりに投票率はアップしたとのことでした。

 散会後、正副委員長会議をして今後の他都市調査のことなど協議。
 夜は吉田歯科へ。いつものようにゴリゴリ。

●5月23日(水)

    <映画「風の波紋」のこと>

 市会は補正予算を審議する第2小委員会が開催されたが、ぼくは委員会はなし。
京都シネマで朝10時からの映画「風の波紋」を見に行く。日曜日は小林茂監督のトークショーには参加したが映画を見れなかった。
 この映画は、新潟の雪深い山里で5年の歳月をかけて制作されたという。
 美しい自然をバックに、都会から移り住んだ小暮夫妻の日常を淡々と映し出す。中越地震で傾いた家を村の人と改修し茅を葺き、田植えや田んぼの雑草を取る姿。また4mを越えるという雪を下す老婆。木暮さん宅の完成祝いで酒を飲みかわす場面では、尺八の奏でるおじさんも。ぼくが高校山岳部の頃、歌った歌が歌われて思わず、口ずさんでいた。ヤギを食べる場面がちょっとショックだったね。
 新潟の四季と人々の営みが丹念に描かれていていい映画でした。わが友、小林茂監督。健康に留意して、これからも映画づくりにまい進してください!
 
    <天才アート展>

 映画を観終わって、堀川御池ギャラリーでの「天才アート企画展ー土屋彰男と大柳憲一二人のコンポジション」に。大柳さんの1から60000までの数字が丁寧に書かれた不思議な絵にびっくりです!土屋彰男さんのはユーモラスに描かれた動物のその鮮やかな色彩が見事です。

  午後、議員団室で雑務。国際化推進室からヘイトスピーチ対策について報告を受ける。明日の総務消防委員会で質疑をしてみるかな。
 
 夕方、事務所への来客は京大タテカン問題で市民グループと意見交換。京都市会に陳情を出そうということでその相談。
 
 夜は、明日の総務消防委員会でタバコ税の税率アップについて質問するべくタバコ税の仕組みについてお勉強してメモづくり。
 
    <日々のニュースは>

 ニュースは、日大アメリカンフットボール部の内田監督と井上奨コーチが記者会見。進行役をしていた広報担当のおっさんが、ひときわ目立った!監督は辞任したが、大学の常務理事の職務を一時停止して謹慎とのこと。大学の大ボスの一人なのですね。井上コーチは辞任を表明したが、説明不十分。学生の潔さに比べて、腹黒さがにじむ。

 また森友学園で資料が提出されたり、加計学園問題で愛媛県知事が色々と発言したり、防衛省の日報問題があったりで、なんや真実はどこにあるのか、安倍首相の責任が問われるのだ。腹立たしい毎日。

●5月22日(火)

    <5月市会 本会議 代表質問>

 5月市会本会議の代表質問。
 大会派順で自民は、橋村議員が、西脇新知事との府市協調と二重行政、市長就任十年の総括と今後の市政運営や保育園の待機児童、防災対策、消防ヘリコプターの府市協調の活用や水防団の加入促進と処遇改善など。椋田議員は、明治改元150年事業、市民生活と交通政策、観光振興への理解と市民生活を最重視した施策、交通局経営ビジョン、京都の水道についてなど、森田議員は、子ども医療費の拡充、再生可能エネルギー、紙ごみの削減、京都市の林業振興など

 共産党は河合議員が、中学生までの医療費無料化、中学校で全員制の給食を実施、市職員の働き方の改善、敬老乗車証の改善についてなど、やまね議員は、憲法9条,平和行政、自衛隊募集業務、奨学金制度,民泊対策など

 公明は、𠮷田議員が知事選挙の総括と今後の子育て支援施策、ヘルプカードの導入、観光振興インバウンド施策、コンテンツ産業の拡充について、青野議員は文化芸術振興策、健康長寿社会実現に向けた糖尿病重症化予防、共生社会創出に資する再犯防止推進計画策定について 

 そしてトリが名称変更そして国民・みらい京都市会議員団として初めて登壇した隠塚議員は、京都市の経済ビジョンにおけるクリエイティブ経済型都市の評価、企業誘致支援戦略策の検討、クリエイティブ経済型都市推進への取組、外国人の方々が住みやすい多文化共生都市への更なる取組など経済問題について述べて、花山天文台の維持発展に向けた京都市の役割、中学生等への学習支援事業拡大に向けた検討、京都市所有地が対象となる土砂災害危険箇所の解消への取組について質疑。

 淡々と議事が進んだ本会議。なお維新と京都党は2月と9月市会で登壇できるが、5月市会はできないのです。
まあ、この市会は西脇知事が当選して初めての市会であり、知事選挙と今後の門川市長と連携が話題になったのが特徴かな。

 本会議の後、夕方、お誕生日のお祝いの女子会に乱入。今年初めてのビアガーデンは四条の天壇でBBQ。薫風が気持ちええ!

   <日大フットボール部の学生、記者会見>

 そしてニュースと言えば、この間、テレビのワイドショーで毎日毎日取り上げられてきた日大と関学のアメリカンフットボールの定期戦での悪質な反則行為で、関学の選手を負傷させた日大の選手宮川泰介選手が弁護士と共に記者会見し、焦点となった危険なタックルは内田正人前監督と井上奨コーチの指示に従ったと説明。
「事実を明らかにすることが償いの第一歩。深く反省している」とのこと。氏名を公表して謝罪。あっぱれ!それに比べて日大の監督やコーチはどないしているのや!

●5月21日(月)

   <副議長に公明の湯浅議員、監査委員に天方浩之議員>

 今日は本会議。9時過ぎに議員団室に。公明党の久保副議長が辞任されて、後任に立候補する湯浅光彦議員がご挨拶に。

 10時から本会議。冒頭にこの1年議長を補佐してきた久保副議長が退任の挨拶をされ、寺田議長から謝辞が述べられて、市会副議長の選挙。京都市会ではこの間、議長は2年在職するという決まりごとになっているが、副議長は第2会派から選出されるのが通例。記名投票により共産党の北山議員が18票、湯浅議員が49票で当選。第93代副議長に就任。湯浅議員、がんばってくださいね。

   <副議長で落選!>   

 ぼくが副議長だったのは平成18年5月から19年の4月29日まで。第81代でした。副議長は選挙に落ちるというジンクスが京都市会ではあったのですが、そのジンクスが当たって、38票差だったか次点で落選。されど悪運強し。当選した人が公職選挙法違反で逮捕されて京都市会では前代未聞の繰り上げ当選を果たした!あれからもう11年!今があるのです。
 
 この4年間、わが議員団はメンバーが7名という少数になったので、副議長は公明党の議員がなり、監査委員がわが議員団に回ってくるのです。
 で、監査委員の選任もあり、自民党は繁隆夫さんが、わが議員団から天方浩之議員が共産党は反対したが選任されました。天方議員、しっかり監査してよ!
 淡々と議事が進んで散会。いつもの5月市会の光景でした。

   <吉田氏子講社 西川宏さんの告別式>

 散会後、市役所近くの葬儀場での西川宏さまの告別式。西川さんは、吉田で皮製の鞄などを作る人で、ぼくもひとつ彼の鞄を今も持っている。そして何よりも西川さんは吉田今宮神社のお祭りの神輿や夜店の復活に尽力されたのです。
 一時体調を崩されていたが、快復されて、昨年の秋、夜店のチケット販売のところでお世話されていた。年が明けて、体調がすぐれず帰らぬ人となった。心よりご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました!
 
 午後、この間市民相談を受けていた八瀬のマンションに接する道路敷きとの境界ががけ崩れの寸前ということでの改善と百井の排水路についての案件で左京土木事務所に。

 それから、左京区役所では、とあるお宅のトユの改修のことなど。まあ色々なことがありますよ。
 
 夜は、わが事務所で6月に近衛中学校体育館で開催される避難所設営の訓練についての自主防災会のメンバーの避難所設営運営委員会の会議。給食班、保健班、救護班など真剣に議論されてました。

   <京大タテカン問題>

 終わった頃、この間、テレビや新聞でも取り上げられている京都大学のタテカン問題について、市民グループが来所。京都市の屋外広告物の規制についてや京大当局の動き、また表現の自由、また文化としてタテカン撤去に反対ということです。ぼくは学生時代にタテカンを書いた経験があり、吉田の街になじんでいるので、強制撤去はいかがなものかと、実は思っている一人。色々と意見交換。

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