元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

本会議と予算特別委員会  2月22日ー28日

2013年03月03日 | 日記
●2月28日(木)

   <予算特別委員会始まる 都市計画局と質疑>

   ◎高野パチンコ店出店問題、屋外広告物対策、被災者の市営住宅居住延長を問う

 今日から予算特別委員会が3分科会に分かれて開催。ぼくは第2分科会。まずは都市計画局から予算と関連議案の説明があり、以降おおむね20分から30分の持ち時間で各委員が質疑に立つ。ぼくは自民、共産に続いて民主のトップバッター。
 まずは高野に計画されているパチンコ店 出店計画について11月市会で「ホテ ルアバンシェル京都跡地へのパチンコ店新設計画の見直し及び、解体について近隣住民への十分な情報開示と説明を求める請願書」が採択されたことから始まって、まちづくり条例に関わって説明会がされたが、左京区選出の議員は、各議員も傍聴に行き、この間の経過などを説明し、また先の日曜日に高野パチンコ店建設反対住民連絡協議会のメンバーと協議したことで、問題点など指摘。
 また解体工事に関わる協定書やアズベスト問題など京都市の指導とパチンコ店出店に関する見解を問う。京都市都市計画マスタープランと適合しないし、商業集積ガイドプランにも適合していないので土地利用調整審査会のこと、市長からの勧告を求める住民協議会の考えなど紹介しながら色々な角度から質疑。
 そして、業者側に立つのではなくて、住民側に立つ判断をすべきだ、と訴える。市長総括質疑でもこの問題で迫ってみようかな。左京選出の他の委員からもこの問題については質疑があった。

 残された時間が少なくなったが、屋外広告物対策事業については、来年8月で経過期間が切れるので、全体事業としては、市民への周知と違法広告物への指導などローラー作戦7億円余の予算が組まれているが、その内訳などを問う。品格のある京都のまちづくりのために奮闘を期待したい。

 また過日、吉田での火災のときの経験を踏まえて、火災罹災者の市営住宅への緊急入居のことを言ってから、東日本大震災から2年、福島などからの被災者の市営住宅居住の延長の問題についても質疑をした。詳しくは議事録を見てください。

 その他、各委員からは、耐震化、市営住宅、東九条整備、空き家対策、四条道の歩道拡幅、ロードプライシング、京都駅南口整備、歩くまち京都、らくなん進都など都市計画局が所管する事業について質疑がされた。終わったのは6時を過ぎていました。
 夜は事務所にて明日の建設局との質疑のために資料を読み、簡単なメモづくり。もう2月も終わりや。早いなあ!

●2月27日(水)

   <本会議 代表質疑2日目 民主議員3人が登壇>

 10時から代表質疑の本会議2日目。わが民主から隠塚、中野、宮本議員が登壇。各自持ち時間は23分、答弁時間は14分。
 隠塚議員は、衆議院選挙のことに触れた後、予算編成の問題、水道事業の今後の取り組み、海外視察のことを報告しながらロードプライシングなど交通政策、こども若者支援と就労支援、食物アレルギーに対する小学校の体制、要望として左京区地域体育館の早期新設。

 中野洋一議員は文化政策として、京都市美術館の更なる活用、学芸員の充実、ミュージアムショップの設置、京都マラソンを昨年完走したことを踏まえて、走った後の銭湯との連携、「するスポーツ」の充実と体育館など使用料の改定、自分の子育て経験を踏まえての子育て応援の民生児童委員への支援、京都子育て応援パスポートの充実、保育料の値上げ、そして地元東山区の歩いて楽しい東大路の進め方について。各地の美術館を視察にいた時に仕入れた商品を手品師のように壇上で見せていましたよ。

 宮本議員は、例によって難解な宮本哲学を披露しながら、基礎自治体としての区政の更なる充実、ライフスタイルのあり方、青少年教育への長期計画について質疑。答弁を作成する方も大変難しかったやろうなあ。京北のまちづくりと京都市土地開発公社については要望。

 以降、公明が3人、京都党が二人、みんな無所属の議員がひとり質疑。みんな無所属の議員の発言のときは、多少議場がざわついた。

    <24年度補正予算を可決>

 テレビ中継が終わった後、月曜日に審議を終えた24年度一般会計補正予算について委員長報告があり、共産党の議員が討論に立ったが自民、民主、公明、京都、みんなが起立して可決した。

 夜は、京都高野川ライオンズクラブ例会。週末に開催する左京小学生バレーボール大会の打ち合わせ。
 事務所に戻ってから、都市計画局の質疑のためにメモ作り

●2月26日(火)

    <市会本会議、自民、共産の議員が質疑>

 今日と明日は2月市会定例会の代表質疑の本会議。
 今日は、自民4人、共産3人の議員が登壇。この間、市会改革の取組の一つとして事前に各議員の質問項目が発表さるようになったので、参考までに主な項目について書いておきましょう。

 自民党議員は、◎ 安倍政権への期待,経済対策の京都市への波及効果、◎ 中小企業の経営強化、◎ 京都市の公共事業、◎ 社会保障費および子育て支援の充実、◎バイオディーゼル燃料化事業、◎中国からの大気汚染の影響、◎ 平成25年度予算案の編成方針の考え方、◎ 市バス・地下鉄の再建の見通し、◎ 水道料金改定、◎ 屋外広告物の取組の現状と来年8月までの見通し ◎ 開かれた学校づくりの推進、◎ 京野菜の振興策と市内産木材の需要拡大、◎消防団の活性化、◎避難対策、◎ 京都マラソンにおける消防警備体制、◎大規模災害時における避難所運営に対する区役所の体制、

 共産党議員は、◎消費税増税による京都経済,京都市財政への影響、◎労働者の賃金引上げ、◎値上げと市民負担増、◎ムダづかいの一掃,焼却灰溶融施設 ◎地方交付税と地方公務員給与削減の押し付け。◎金融円滑化法の延長と中小企業への支援、◎公契約条例の制定、◎ 大飯原発3号機・4号機の再稼働、◎ 京都市原子力災害対策、◎ 生活保護基準の引き下げによる影響、◎ 保育料と学童クラブ利用料などの値上げ問題、 ◎ 公営保育所の民間移管、◎体罰・暴力,いじめをなくす取り組み ◎ 高校改革について

 これらの項目のタイトルを見てもらったら、新年度予算案に賛成であれ反対であれ、京都市政の課題が浮かび上がってくる。みなさんのご意見はいかがですか?
 時には野次も飛ぶこともあるが、淡々と質疑がされて市長や副市長、局長らが答弁して午後4時半に散会。腰が痛く成りました。

●2月25日(月)

    <議員会 関西広域連合議会とは>

10時から議員会。中小路府会議員が議員団室に来て関西広域連合議会について現状などを説明してくれる。京都市は加入したのは、昨年の8月。どういうわけか奈良は加入していなくて7府県4都市が加盟して、ドクターヘリなど広域医療の連携や観光、防災、文化、資格試験など国の出先機関の受け皿になり地方分権を進める機関なのだが、京都市会からは、井上前議長を議会に送っているが、ぼく自身はイマイチ関心が低かった。色々と勉強になりました。

 また保健福祉局を呼び込んで、保育料改定問題について説明を改めて受けるが、苦言をひとこと。
 また市会の事務局とは、市会改革推進委員会で議論されている市会の会期の在り方について現在京都市会は、2月、5月、9月、11月の4回の定例会を開催しているが、通年制になるとどうなるのか、などメリット、デメリットを議論。
今後の課題。
 
  午後、補正予算を審議した予算特別委員会の討論結了の委員会。共産党は補正予算に反対との意見表明。
 
 議員団室への来客は、高齢者住環境整備協会の人。区役所など公共施設に車イスが不足しているので寄贈してくれる団体や人を募っているというお話。色々とアイデアを持っている人がおられるね。

 帰途、岡崎にある津田甚建設に。創設されて100年とかで、大正時代に動物園のゾウ舎とか、昭和初期に京都市役所の西庁舎を建設されとかで、市役所建設当時の写真など見せてもらう。周りには、ビルはもちろんなにもなくて、黒い屋根の家々が立ち並んでいる航空写真やまた当時の市役所の内部の写真などもあり興味深い。
 夜、議員レポートの校正など。

●2月24日(日)

     <「朝粥の会ー岡崎地域をもっと魅力的に」>
     
 毎月第4日曜日の朝は、吉田文化サロン「朝粥の会」。今日は、わが事務所のカルチャーガーデン「吉田の森」にて、いつもの常連のメンバーや京都生涯教育研究所の冨士谷あつ子さんら15人ほどの方がご参加いただく。
 元左京区役所まちづくり課長で京都市岡崎地域活性化担当部長の藤井俊志さんが、出前トークとして、「岡崎地域をもっと魅力的に」と題して話題提供。「地図で読む京都岡崎年代史」など資料を活用しながら、京都会館再整備のこと、神宮道の歩道化のこと、これからの岡崎活性化の取組について話していただく。

     <市立病院新館竣工式> 

 残念なことにぼくは最後まで話を聞くことなく10時からの京都市立病院新館竣工式に教育福祉委員として出席。
今回の新館は、整備計画の策定から約6年半、着工から1年10ヶ月余での竣工式。総事業費107億円。
 式典の後、内覧会。緩和ケア病棟のベランダには植樹されて眺めも素晴らしい。手術室やリニアックやPET-CTなど先進医療機器も備わっている。これからも「地域医療連携」「市民の安心と安全」「高度先進医療への対応」で京都市民の命を守る拠点になる。独立法人化にされ、経営の方法も随分変わった。
 屋上にはヘリポートがあり見学。京都が一望できるが、北山方面は雪で薄化粧。寒いよ。入院はしたくないなあ。

 ちょっと時間があったので、久しぶりに国道9号線を西に、昨日開通した物集女街道と交差する千代原口のトンネル(地下化)を走る。着工以来15年ほどかかったのかな。以前なら渋滞していたところがスイスイと走れた。某大物政治家の力でできたという説も。第二外環もできるので、界隈の交通事情も随分変わりそう。

     <高野パチンコ店問題で懇談会> 

 午後2時からは、高野公団第三住宅の集会場で、パチンコ店出店計画問題について反対住民協議会の役員さんと有志の議員と懇談。まちづくり条例による説明会のこと、ホテルアバンシェルの解体にかかわる協定書などの話し合いの経過、またアスベスト問題のこと、解体についてのこと、まちづくり条例にかかわり、土地利用調整委員会に市長から勧告を求めることなど意見交換。予算特別委員会で取り上げてみよう。


 夜、吉田神社の節分祭に警備などに奉仕した今宮会、剣鉾保存会のメンバーらが集い直会(なおらい)という懇親会。今年の節分は暖かくてよかった。親しいメンバーとワイワイ。

     <民主党大会>

 ニュースは、民主党の大会が東京で開催されて、綱領などが採択されたようだが、淡々と終わったようだ。海江田代表も苦労していることだろうが、存在感がないなあ。再生なるのか。秋の夜のつるべ落としにならないように。祈るのみ。陽はまた昇りそうにないかな。

●2月23日(土)

     <民主党2区総支部 豊田府議の除籍勧告を求める>

 午前中、予定されていた民主党京都府連のとある会議が延期になったので昼まで爆睡。

 午後、総支部長の前原誠司議員参加のもと民主党2区総支部の常任幹事会。議題は、豊田府会議員の処遇について。この間、問題の解決のために色々と本人を交えて相談してきたにも関わらず、2区総支部に離党届が出され、当人が記者会見をして新聞記事になったことなど、残念で腹立たしいことなどぼくが幹事長として報告し、また民主党府会議員団へ会派離脱届がだされて、それに対して離脱勧告が出されたことなど報告があり、意見交換。
 結論は、民主党京都府連に除籍勧告を求めるということになり、幹事会でもそのことが了承されて正式に申し入れることになった。

     <広告美術協同組合懇親会>

 夕方、京都府広告美術協同組合の恒例の懇親会に参加。この組合は、結成されて67年になるという。児玉雅人理事長のもと京都府内で広告や看板業など営むメンバーの組合。ちょうど新景観政策が議論されて屋外広告物の規制が発表された2006年からの付き合いで、ぼくは組合顧問になっている。
 京都府の「現代の名工」に選ばれた八田さんが表彰されました。市役所横のレトロな森下仁丹の看板を書かれたとか。ぼくは、京都市が進めている屋外広告物対策について、品格のある京都のまちにするためにも業界の皆さんの協力が必要だと挨拶。組合員だけではなくて、来賓の都市計画局担当部長らと意見交換も。

     <ボーイスカウト24団 育成会>

 ゆっくりしたかったが、ボーイスカウト24団の育成会懇談会に。パチンコ出店の計画があるすぐ近くの佐野屋さんが会場。遅れていったのですき焼きをほとんど食べれなかったのが残念。愚息が24団のカブスカウトでお世話になっていたのは28年前かな?当時からのメンバーや24団育ちの鴨沂高校同級生の福田君や谷口君らと旧交を温める。こういう縁があるので、ぼくは京都市会ボーイスカウト振興議員連盟の一員ですよ。

●2月22日(金)

    <議員会  補正予算に賛成>

 10時から議員会。この間の市会改革推進委員会における審議状況について検討小委員会で調整をしている山本ひろふみ議員から報告。市会の会期の在り方などについて意見交換。また昨日の予算特別委員会で議論された補正予算について、各分科会での議論になったことなど整理して賛成することに。

 ただし東九条地域の整備に関して、土地開発公社が先行買収していたのを京都市が買戻しをして緑地と公園にするということについて担当者を呼んで意見交換。京都駅南の東九条は住宅の密集地で良好なまちづくりをしようと、まちづくりがこの間行われてきた。映画「パッチギ」の舞台で在日の人が多く住む地域でもあり、学生時代ぼくもよく歩いた。若い議員はそういう時代を知らないのだろうなあ、と思い過去の経過などを述べた。

 夕方、事務所にて議員レポート発送の準備でタックシールの打ち出しなど。それから議員レポートの校正も。

 夜、民主党の府会議員団から連絡あり、豊田府会議員の会派離脱届けが出されたことで、民主党府議団として、会派離脱勧告を出したと報告。府議団の同僚からも豊田府議の行動については怒りをかって当然だ。

 10時過ぎ、久しぶりに叡山電車元田中駅近くの「さかな屋のあとの串カツ屋」に行く。各種串カツを食してビールと日本酒で一献。マスターは8年間がんばってきたけれど3月中旬には店を閉めるという。またぼくも行きつけの店がなくなるのは、さみしいな。もうちょっとやってくれませんか?

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