九州地域戦略会議主催の“道州制シンポジウム”に行ってきました。
九州地域戦略会議とは、九州地方知事会、九州経済連合会、九州商工会会議所連合会、九州経済同友会、九州経営者協会からなり、“九州はひとつ”の理念のもと、官民一体となって九州独自の発展戦略の研究や具体的施策の推進の取り組んでいくための組織です。
ウェルシティ宮崎で開催されたシンポジウムには県内はもちろんのこと九州各県の行政関係者や経済界の方々が集まり、会場は満席でした。
まず、鳩山邦夫道州制担当大臣からのビデオメッセージが放映され、国の考える道州制ビジョンの大まかな説明がありました。
その後、東国原知事と江口PHP総合研究所代表取締役社長の対談がありました。
以前にも道州制については取り上げましたが、国・県・市町村の二重、三重行政の弊害を是正し、無駄を省き、行政サービスの効率的提供を目指す道州制は、国の行政改革の大きな柱です。
ただ道州制を導入すれば、行政の安定したサービス提供が確保されることにはなりません。
道州制導入、つまり地方への権限委譲を進めると同時に、財源委譲が行わなければ、単なる国から地方への業務の押し付けにしかなりません。
故に道州制推進は、税制改革も同時に行わなければなりません。
あと9年後です。
道州制担当大臣の諮問機関でもある“道州制ビジョン懇談会”が、昨年3月に発表した中間報告の中には、はっきりと“道州制導入はおおむね10年後を目指す”と記されています。
行政のスリムを図ることはもちろんのこと、今後九州は経済圏を関東・関西からアジアへシフトし、新たな国際的商圏開拓をする時代に突入しています。
宮崎県が道州制の波に埋没しないように、宮崎代表の一人として自己研鑽し、しっかり宮崎を主張していきます。そして皆さんへのきめ細やかな情報提供も忘れません。