“もぐら打ち”
皆さんはご存知ですか?
竹の先に結びつけたわら束を使って、庭や畑で地面をたたき、作物を荒らすもぐらを退治して豊作を願う行事です。
川南町の名貫地区では、この伝統行事が息づいています。
午後6時。薄暗くなる公民館に、元気な声が集まってきました。
子供たちは手作りの竹ん棒を持って、寒さもなんのその!笑顔いっぱい!!
20人ほどの子供たちは、2班に分かれて50戸以上ある地区を練り歩きます。
「名貫地区には、たくさん子供たちがいていいなぁ~」
とポツリ、つぶやくと
「こん子たちは、ほとんど地区以外からきちょっとよ。じいちゃん、ばあちゃんに会うために帰ってくっとよ。」
と教えていただきました。
約1時間半かけて、地区内を1周しました。
最後まで子供たちは元気!元気!!
それもそのはず、家を訪問するたびにお菓子をいっぱいもらえるのです。
もぐら打ちが終わる頃には、ランドセルより大きな袋は、こぼれんばかりのお菓子であふれていました。
この笑顔を守るために、この笑顔を取り戻すために、私たちは頑張らなくてはならない!