奇跡への絆

図師ひろき

仲間

2009年01月06日 22時27分45秒 | Weblog

 寒風吹く中、毎晩、消防団の活動が続いています。

 今週の金曜日に“木城町消防団出初め式”が行われます。

 児湯郡5町は、今週一斉に出初め式が行われます!

 19時30分。仕事を切り上げ、仕事着にジャンパーをはおり、団員は町営グラウンドに駆けつけます。

 出初め式で披露する“規律訓練”の指導を受けるためです。

 部長の号令に従い、機敏な動作が求められます。

 「全体4歩前に進め!」
 「回れ右!」
 「7歩前に進め!」
 「回れ右前へ進め!」
 「小隊止まれ!」
 「左向け!左!」
 「頭(かしら)!中!なおれ!」
 「そのまま右向け右!目標ポンプの位置!駆け足進め!!」

 などなど、一糸乱れぬ動作をしなければならないのですが、これがなかなか難しいのです。

 団員全員の心が一つとなり、集中力と切らすことなく、審査員はじめたくさんの方々から見られているという緊張感と闘わなくはてなりません。

 何度練習しても、完璧はありません。

 だからひたすら練習します。うまくできない時は、悔しくて悔しくて自主トレもします。

 ようやく訓練が終わり、解散・・・ではありません。

 これからが消防団の役目である“夜警”が始まります。

 消防車に乗り込み、管轄する地域を約1時間かけて巡回します。

 「こちらは木城町消防団第9部夜警班です。空気がたいへん乾燥して、火災の起こりやすい状態となっています。お休みの前にはもう一度、火の元をご確認いただきますようお願いいたします・・・」

 繰り返し繰り返し、窓ガラスの向こうの明かりにお願いをして回ります。
 
 と、その時です!前方に炎を発見!!

 焚き火の残り火です!

 周りは畑で、畦には枯れ草が横たわっています。

 慌てて消防車から飛び降り、安全靴で踏み消し、砂をかけ、鎮火を確認しました。

 小さい火だと思って、油断をしているとこの時期は特に大変なことになります!

 なんとか夜警も終え、消防機庫に帰ってきて、ようやく解散です。

 私は消防団活動は、地域活動の原点だと思っています。

 これからも気持ちのいい仲間と活動を続けていきます!

 皆さんの近くでも消防団は活躍しています。ふれあう機会がありましたら、労いの言葉をかけていただければ幸いです。