毎年、松江のお墓参りに行くときは、周辺のどこかを観光見物に寄って来る。
今年は、安来市の足立美術館へ。
有名なのに、まだ訪れたことがなかった。
義父母は2度も行ったということで、そばのレストハウスで待ってもらい、私と夫で入館。
高いとは聞いていたけど、ホンマ高い。
大人2200円。
ネットで割引券を印刷していったら2000円だったのに、あとの祭り。
でも、美術館1500円+庭園700円とすれば、こんなもんか。
日本の庭園ベストワンに選ばれているけど、あくまでアメリカから見た場合ね。
歴史と由緒がない、広すぎる?整いすぎ?etc.もっと、侘び寂び、こじんまり、がやっぱり日本人の性に合ってるのかもしれない。
ただ、美術部門の横山大観の絵はたくさん揃っていて、見ごたえがある。
「麗子像」くらいしか知らなかったけど、さすが近代日本絵画の大家、ありとあらゆる絵を描いている。
時間がないので、あまり、ゆっくり見られなかったけれど、他に有名な日本画家の作品も展示されている。
作家は早世が少なくないけど、画家というのはみな長寿なのだ。
画家はあまり苦悩せーへんのかぁ?
80歳を越えても、堂々たる絵を遺している画家も多い。
ここの庭園の見所は窓から見る借景のような眺めである。
座敷の床の間の掛け軸のあるべき部分に、奥の庭園がはめ込まれていたり。
↑この大きな木のある場所は、ポスターやしおりにも使われていて、ビューポイントになっているようだ。
↑左中央、苔じゃなくて、これ、芝生だよねぇ。
白砂、青松、岩石、池、水、苔、竹、日本庭園の本髄をぜーんぶ、まとめてある。
晴れ過ぎていたためか、山陰地方の庭というよりは、薩摩の明るい庭の趣があった。
借景をみてみたいと思いました!
作家と画家の寿命の違い
絵を描いている方が体にはよいのかなぁ?
作家は身を削って書くようなもんなんかなぁ
っていろいろ思って楽しかったです
足立美術館は山陰のツアーにはほとんど付いてますね。
でも、わざわざこれだけを見に行くというほどのもんでもないかな。
ただ、窓の借景などの利用は斬新で面白いし、近代日本絵画に興味があれば見ごたえがあります。
こだわりの雑誌なら日本人の評価を無視してこれがベストだなんてことはできないような気がもします。
「私のお気に入り庭園」くらいにしておけばいいのにね。
元のベストテンの記事内容の詳細が不明(英語が読めない)なので、評価基準がよくわかりませんけど…
悪くはないのですけど、ベスト1と言われると複雑な…ってとこですね。