朝はこんなに良い天気だったのに、午後は雲が多くにわか雨がザーッと。
水彩スケッチブックなど買いに出かけ、市役所前で菊花展やっていた。
昔、父もこんな大きな3本仕立ての菊を育ててたなぁ。
1本の菊の苗木を根本で3枝に分け、3つの大きな菊の花を咲かせる。手前の2つの背を揃え、奥の1本は少し高めに咲かせる。
うーん、技術要ります。
「生きることは愛すること」
瀬戸内寂聴さんが白寿で亡くなった。百歳まであと少しだったのに。
新聞のコラムや、エッセイを少し読んだくらいだけど、考え方や生き方は好き。
「小説を書くということは自分の排泄物を晒すくらいの覚悟が要る」という言葉を覚えていて、自分で書いてみようとかいう気は起こさなかった(書けるわけもないけど)合掌。
成人式の時に当時通っていた短大で寂聴さんの記念講演があった。出家されて2年ほどの時。
何を話されたかはもう覚えていないけど、強い女性、こんな生き方もあるんだとすごく刺激をうけたのを思い出す。
それから、菊ですが。
私が田舎の中学2年の時、菊の三本仕立てを一人1つ、学年全員でやりました。宿題というか、授業の一環だった。春から苗を預かり、三本に分けるところや、手入れをその都度教えてもらい、折れて2本になった子や、枯れた子もいたけど、皆、家族にも手伝ってもらってなんとか仕上げたことを覚えてます。
私のは後ろの1本は背が高くなりすぎて、ちょっと不細工になってたなあ。
あんなに手がかかることよくやったと思うよ。でもすごい学校やわ、今思うと。
小学1年の時の夏休みの宿題は、こうのとりさんの餌がないので、ドジョウを取ってくること。
中学一年の時の夏休みの宿題はげんのしょうことドクダミを取ってきて乾燥して、持参することだった。それが三年間も続いたよ。
父が駅で買ってくるこの新聞が今のスポーツ新聞みたいで面白かったんやわ。
菊の3本仕立てに、ドクダミの宿題!
私も半田舎の小学校やったけど、そんな宿題なかったよ。
でも、そういう植物がらみの宿題や授業はいつまでも印象に残るでしょうね。