ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

読んだ本 将棋あれこれ

2018-12-12 20:46:12 | Book&Art&TV

将棋のルールも知らんくせに、なぜか将棋もん関係の本が好きなのだ。
対局のあとで感想戦というのをやるというのも知らんかった。
中学生でプロ棋士になった藤井聡太の師匠杉本昌隆が、弟子のことや、将棋人の資質、自身の将棋人生について書いている。
将棋界には二世棋士がほとんど居ない。
それほどにただ本人の実力だけの厳しい世界なのだ。
杉本師匠は夭折の天才棋士の村山聖と同じ世代なのね。
「聖の青春」も読んだっけ。

同じころ、だいぶ前に図書館に予約しておいた小説が入り、これも将棋にまつわるストーリーだった。
新聞広告見てリクエストしただけなんだけど。
こちらは、ところどころ飛ばし読みしてしもたが完読、これ、本屋大賞第二位なんだね。


そして、先崎学のうつ病のエッセイ。
週刊文春でコラム書いてたし、コミック「3月のライオン」でもコラム書いてたので、名前はよく知っていた。
将棋界や世間が藤井フィーバーの頃、うつ病で1年間休場の先崎学。
将棋があったおかげで復活した。

どの本も共通して書いているのは、奨励会や三段リーグの世界の弱肉強食の過酷さと辛さ。
周りは全員ライバルである。
プロになれるかどうかという26歳の線引きの厳しさ。
藤井聡太もここでは15勝8敗というぎりの成績で棋士へ。
三段リーグというのは、余裕の気持ちで対局のできるプロ棋士の対局よりもキツいという。

しかし、棋士ってやっぱり頭脳明晰、文章が上手い。
本日、最年少記録でプロ入り後100勝した藤井くんには、いつまでも爽やかに指してほしい。
そして、いつか、本も書いてほしい。