刻々変わる光の色、本当の色はどれ。。。
『秘密』上・下 ケイト・モートン
図書館返却期限に追われて必死に読んだ。
3日延滞になってしまってすみません。
自分で買ったらいつまでも積ん読本になること間違いなし?
上巻は時々眠気に襲われ、何度も投げ出したくなり、それでも2014海外ミステリ、「週間文春ミステリーベスト10」や「このミステリーがすごい」のランキング第2位だから、このミステリは見捨てるわけにはいかんし。
下巻になってようやくスピードアップ。
結末の30ページのために必死に読んだようなもんで。
もちろん、その結末は「なんやこれ?」なわけはなく、圧倒感をもってすべてのパズルがキチンと収まる。
空襲や事故で共に家族を失った2人の美しい娘が第二次世界大戦末期にロンドンで出会い、そこから現在の主人公ローレルの今と、時代を交互に描写されていく。
「母の隠された秘密とは?」
複雑な織り目のタペストリーをほぐしていくような読書感がいいです。
もう一度再読すればもっとよくわかるだろうけど、さすがにそれはしんどい(笑)