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伊良湖菜の花ウォーク

2015-03-22 | 日記
今日も一日遅れの日記を書くことになる。
いつもこれではいけないと思っていたのだが認知症予防の為には記憶力の訓練になるので良い事だと聞き、今後もこのパターンは続きそう。(笑)
昨日は「伊良湖の菜の花ウォーク」に参加してきた。

  3月15日(日)
クラブツーリズム専用の2両連結列車「かぎろひ」は午前7時20分に大阪上本町駅を出発したらしい。そして途中の駅で参加者を拾い午前9時39分に鳥羽駅に着いた。それから私達は鳥羽港~伊良湖(いらご)港迄55分間伊勢湾フェリーに乗って「しおさい街道」を渡った。答志島等大小の島々を眺めながら進むのだが、伊良湖港が近くなって神島(かみしま)が見えてくると彼が「神島ってこんなに伊良湖の近くだったのか・・・」とつぶやいていた。確かに三重県鳥羽市の神島が思いの外愛知県田原市に近かったからだ。

神島は三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となっているそうだが、私は「潮騒」を読んでいない。三島由紀夫の世間を驚かせたあの例の事件でその小説のあら筋をも知ることになっただけで、そんな私には海の幸を楽しんだ答志島での記憶が懐かしく親近感を覚えた次第。(笑)

伊勢湾海の玄関口とも言われる渥美半島の道の駅・クリスタルポルトから本日の歩きがスタートした。
右方向、海岸線に沿って石できれいに舗装された遊歩道を10分ほど行くと目の前に「伊良湖岬灯台」が現れる。昭和5年に建てられ、日本の灯台50選に選ばれているそうである。空と海のブルーを背景に白亜の塔はすっきりとそそり立ち、とても綺麗で素敵な灯台景色であった。ここも私にとってはいつまでも記憶に残る景色の一つになりそうだ。

海岸線を更に5分ほど進むと、「恋路ケ浜」と言う白砂の綺麗な浜辺が広がっていた。島崎藤村の詩が愛唱歌になった『椰子の実』が生まれたゆかりの地だそうだ。♪名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ 故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月(いくつき)~~~思いやる 八重の汐々いずれの日にか国に帰らん♪ 最初の1番は私達世代の誰もが知るところと思う。
        (画像はクリックすると拡大する)


その後、沿道に菜の花が植えられた国道42号線脇の緩やかな坂道を30分余りひたすら登って「日出の石門」(ひいのせきもん)に行く。右手に見える白い砂浜と、遠くに神島がぽっかり浮かび大鷲が気持ちよさそうに空中を舞うのどかな風景に心癒された。
ついに到着。椰子の実の記念碑があってそこから見下ろすと、こちらにも白い砂浜がずっとずっと続いていた。「片浜十三里」というらしい。
「日出の石門」は沖の石門と岸の石門があって、椰子の実の記念碑のすぐ横から石段を下りると岸の石門に行ける。

石門の岩石は地質学上チャートという今から約2億年前に放散虫の殻などの珪酸分が、はるか南方の海底に沈殿してできたもので、地殻変動により隆起し太平洋プレートの移動によってここに運ばれたとか。案内版の難しい説明を読みながら、とにかく長い変動の過程を経て造り出された自然の造形物に感動!
下段右端の写真で、右側の洞穴に向かってしゃがんでいる一人の男性の後姿から岸の石門の大きさを想像できるだろうか。
        

洞穴から噴き上がる波しぶきにしばし見とれる。。。。。
パンフレットに見る画像の話になるが、日の出の時間帯にこの石門がシルエットとして浮かびあがる景色は実に素晴らしい。また季節によってはこの洞穴を通して日の出を見る事が出来るそうであるが、下段右端の写真の洞穴から真っ直ぐ遥か向うの水平線に太陽が顔を出すんだなぁ・・・・・
        

太平洋の青い海を見ながら更に歩いて菜の花まつり会場に向かう。菜の花の匂いがふわぁ~と風に乗って飛んできたかと思うと会場の入り口に立っていた。椰子の木と見渡す限りの菜の花畑に「うわぁ~ すごいなぁ~!」と、あちこちで歓声があがる。
昔、れんげ畑の真ん中でちょこんと座って微笑んでいた可愛い2・3歳頃の我が娘の姿を思い出して、私もれんげ畑を菜の花畑に代えてポーズしてみた。(笑)
出口では新鮮な野菜や苺など土地の物産を販売をするテントが並んで賑わっていたし、会場の中は笑顔であふれていた。菜の花狩りを楽しんだらしい人が嬉しそうに小さい花束を握っていられる姿に私も小さな幸せもらったよ。

「伊良湖クリスタルポルト」に4時10分集合と聞かされていた。
帰り道はR259号線、やっぱり沿道には菜の花が続き、渥美半島最南端は今や何処もかしこも菜の花づくしの様である。こうして15mの菜の花ウォークを充分に堪能し、足はちょっと痛くなって疲れたけれど、良かった良かった。
再びフェリーで鳥羽港に、そして鳥羽駅発午後5時59分のお迎え列車「かぎろい」に乗る。お疲れさまでした。
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