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奈良博物館へ

2022-02-28 | 日記
2月も今日でお終い。1月に比べると速く過ぎた様な気がするな~。

  2月27日(日)
奈良の国立博物館にて2月5日(土)から3月27日(日)まで聖林寺の十一面観音(国宝)特別展が開かれている。
明日は休館日なので今日、元気を出して拝顔してきた。
大好きな観音様故に時々聖林寺まで足を運び、正面から見上げるばかりであったが、今日は横から背後からぐるりと納得するまで鑑賞できて大満足した。
元は奈良時代三輪神社の神宮寺、大御輪寺(だいごりんじ)のご本尊として祀られていたのが、明治の神仏分離令が発令された折、廃仏毀釈を免れ聖林寺に移されたそうだ。

天気良し!奈良公園は鹿と人で和やかな雰囲気に包まれていた。
         (画像はクリックすると拡大する)     

博物館内に在る仏像館では、吉野の金峯山寺(きんぷせんじ)の仁王門(国宝)金剛力士像(桧材寄木造り)2体が特別公開され、この2体のみ写真撮影が許されていた。
仁王門が平成30年(2018年)から大規模な修理に入り、金剛力士像も彩色や漆下地etc.の修整それに保存修理が行われたそうだ。
友人を乗せて幾度となく訪れては見上げ、その度に像の巨大さと全身の力強さに圧倒されていたものだ。

作者は康成(こうじょう)と言う仏師らしいが、この像は南北朝時代の1338年から翌年にかけて造られたもので、1203年に運慶・快慶が造った東大寺南大門の金剛力士像に次ぐと評価されているらしい。囲い無しで像の足元から見上げると私の目には正に同じ凄さだよ。(CF:東大寺の金剛力士像 8.4m 法隆寺のもの 3.8m)
憤怒の相は今、PCで写真を拡大してまじまじと見ている。

                
          阿形:5.08m                        吽形:5.62m

そうそう、「お水取り」に関する特別陳列コーナでは、資料や修二会の際に使用される衣装・小道具etc.の実物が展示されていた。紙衣に驚いた、そして二月堂の下にある閼伽井から汲み上げられたお香水を堂内まで運ぶ「朱漆塗担台」(しゅうるしぬりにないだい)を見て、心が清められる様な気持ちになった。単純な私であることよ。(笑)
それから「六時之差帳」の六時の意味も初めて解り、ふと四天王寺の六時堂を思い出した。

様々な知識を得たので、明後日3月1日から14日までの期間中は以前と少し違った感覚で行事を想像しながら過ごせそうだ。
杖を片手に長時間の外出になったが、良かった良かった。

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