ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

満月

2008年10月15日 | 観察
朝、沈む巨大な満月を見ながら仕事を始めます。

日が落ちて、冷え込む空気の中、満月の写真を写して仕事が終わります。

月の写真ってほんとに難しい。ハンディーカメラじゃ無理なのかね?
その割に、誰が撮っても同じだし。

天気予報がはずれて、いい天気。
昨日植えたところのベト掛けや切下の処理がはかどった。

長年切った芍薬の株を植え変えるのに何年かぶりに温湯消毒をしてもらった。
古い株はネマトーダ(根こぶ線虫)の巣になっている。

昭和45年に島根県の大根島(ボタンの産地)に次いで日本で2番目の温湯消毒施設を組合で作った。
ずいぶん前の施設だが当時としては画期的な技術の施設だったと思うが、今でもかなりの稼働率で活用している。
これはとてもすごいことなのだ。

温湯消毒とは農薬を使わずに微妙な温度のお湯につけることによって植物細胞は殺さずに動物(線虫)の細胞だけを死滅させる技術だ。
最近は農薬を使わないことが注目されて、種籾の消毒などが広く行われてきているがこちらではずいぶん昔から行われている。

すごいでしょ。

施設はもう老朽化が進んでぼろぼろだが、無くてはならないのだ。
満月のような古い燃料タンクが歴史を物語ってますね。
コメント (2)
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