そうなんだ。

外国語で知ったこと。

コートジボアール   フランス語

2014-06-18 13:00:00 | 語学
ワールドカップサッカーの日本対コートジボアール戦を
テレビで応援しました。 関東の最高瞬間視聴率が
50.8% だったそうですから、かなり多くの人が
興奮の時を共有したようです。 

オレンジTシャツの胸部がはち切れそうなほど、恵まれた
体格を持つ相手選手に驚きましたし、 晴れの舞台(雨天
でしたが)でプレーする日本人選手を誇りに思いました。

うちの平成生まれの若いもん二人が
「コートジボワールって初めて聞いた国の名前」
と言ったので、これにも驚きました。

学校で習わなかったの?

私は旅行会社に勤めていたという職業柄知っていた。
というわけではないですよねぇ?

コートジボワールは、フランス語単語の組み合わせです。
フランスの植民地だった歴史があるからです。
どんな意味を持つ単語なのでしょう。

「cote」(コート)・・・海岸

コートジボアールは海に面したアフリカの国。

「d’Ivoire」(ディボワール)・・・象牙の

「d’」は英語の「of」にあたり、「ivoire」(イヴォワール)が
“象牙”です。  英単語の象牙「ivory」(アイヴォリー)と綴りが
似ています。

その昔、象牙が運び出される海岸があったそうで、
ヨーロッパ人がここを“象牙海岸” と呼んでいたそうです。
それがそのままフランス語で国名になりました。

「Cote d’Ivoire」(コートディボアール)・・・コートジボアール

ちなみに、旅行のパンフレット上『紺碧海岸』と宣伝されている
フランスのリゾート地(コートダジュール)の(コート)も
同じく“海岸” という意味です。

「d’Azur」(ダジュール)・・・青い色の

「Cote d’Azur」(コートダジュール)・・・コートダジュール

コートダジュールのニースは、若かりし日のある午前中
友人のみち子さんと散歩したことがあります。
その時を振り返ると、笑ってしまいます。
今にして思うと
風光明媚な高級リゾート地を背景に、どことなくミスマッチな
二人のお散歩姿だった気がして・・・。


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ガバナンス   英語

2014-06-16 13:00:00 | 語学
前回の『コンプライアンス 英語』で、あたかも
本日のテーマは 『ガバナンス』 と予告めいた
書き方をしたのに、 実は筆が走らなくて困りました。
あれ? パソコンも筆でいいのかしら・・・。

まず私の持っている収録語数・約6万7千語の
英和辞典に 「governance」(ガバナンス)は
載っていません。

どうやら使用頻度の低い単語としてカットされたようです。

本屋で 『収録語数10万語』 と誇らしげな英和辞書を
立ち読み(?)しました。
さすがに10万語の中には含まれていましたが、
例文もなく簡単に書かれていました。

写メを取ったり、書きうつしたりするのはマナー違反。
脳にインプットしたのですが、 アウトプットは
信頼がおけないので、自宅の電子辞書を参考にします。

「governance」(ガバナンス)・・・統治・管理・制御

用例に 「corporate governance」(コーポレート ガバナンス)
“企業統治” とありました。
新聞に使われていたのは、この “コーポレート ガバナンス”
のことでしょう。
この意味は、カタカナ語辞典によると

“株主が企業経営のあり方を厳しく監督すること”

これで、文章の翻訳(?)が完結します。

・・・ガバナンス上の問題点が表面化した。 また
  監査・コンプライアンス室も十分機能していなかった。

・・・株主が企業経営のあり方を監督する上での問題点が
   表面化した。 また
   監査・ならぬことはならぬのです室も十分機能していなかった。


ゴンちゃ~ん、 
コメント難しいだろうけど、待ってるよ~。






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コンプライアンス   英語

2014-06-13 13:00:00 | 語学
いったい理研の小保方ユニットリーダー率いる
STAP細胞はなんだったのでしょう。
コピペ IT用語」 でこの件について書いたのは
4月でした。 その時は
“小保方さん、嵌められちゃったのかな?”
と同情していましたが、どうやら小保方さんが世間を
嵌めようとしていた雲行きになってきました。

本日もこの問題について新聞・テレビで報道され
ています。

・・・ガバナンス上の問題点が表面化した。 また
  監査・コンプライアンス室も十分機能していなかった。

“ガバナンス” と “コンプライアンス”
(そうなんだネタ) が二つもあります。

コンプライアンスの方が度々耳にするので、こちらから
取り上げます。

「compliance」(コンプライアンス)・・・《要求・規則に》沿うこと・服従
                    《法令》遵守

この欄には、《格式》マークが付いていました。
格式ばった語・句で、公式の改まった場面でのスピーチや
公文書・商業文などに用いられるようです。

コンプライアンスという言葉が聞かれるようになったのは
倫理意識の欠如を原因とする、企業の不祥事問題が目立つからです。
今朝の朝刊に大学病院の隠蔽(いんぺい)体質や製薬会社のデータ改ざん
など企業倫理を問われる問題も取り上げられていました。

法律はもちろんのこと、わたくしたちが持ち合わせている倫理観。

これを会社も守ろうよ!

この“守る” の部分を格式ばって英語で言っているのが
(コンプライアンス)。

“ならぬことは、ならぬのです”

大河ドラマ的に言えば、これが分かりやすいでしょう。

コンプライアンス室を “ならぬことは、ならぬのです室”。
と訳せば、 何をする部署なのか見えてきます。

・・・ガバナンス上の問題点が表面化した。 また
  監査・ならぬことはならぬのです室も十分機能していなかった。
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フォア・グラ   フランス語

2014-06-11 13:00:00 | グルメ
レバ刺しはあまり好きではありませんが
焼き鳥のレバーは好きです。
ケンタッキーフライドチキンの骨の間に挟まっている
レバーを見つけた時は、ラッキーな自分にニンマリ。
小さなレバーをほじくり出し、味わいます。
レバーは英語です。

「liver」(リバー)・・・肝臓・《食用の》レバー

高級食材と言われる“フォア・グラ”を食べたことが
あります。 といっても料理にちょこっと乗っている
程度の量です。 その時に思いました。

“レバーの味に似ている”
 
それもそのはず、ガチョウの肥大した肝臓(レバー)
だそうですから。
そしてこの肝臓を持つガチョウの種類をフランス語で
“フォア・グラ” と呼ぶのだと思っていました。
ですが・・・、 違いました。

「foie」(フォア)・・・肝臓・《食用の》レバー

(フォア)は、レバーのフランス語だったのですね?
すると、 (グラ)は何でしょう?

「gras」(グラ)・・・脂肪の多い・太った

仏和辞典に、以下のような例文が載っていました。

「Je suis un peu trop gras.」(ジュスィ アンプ トログラ)
       ・・・私はちょっと太りすぎだ

ジュスィ=私は ・ アンプ=少し ・ トログラ=太りすぎ

「foie gras」(フォア・グラ)・・・フォア・グラ

この、いかにも高級そうに聞こえる食材の直訳は 

“太った肝臓” 

どんな意味であれオシャレに聞こえるとは、さすがフランス語。




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ヘェング・イン・ゼア   英語

2014-06-09 13:00:00 | 語学

それにしても・・・。
飛鳥涼の逮捕はショックでした。

『チャゲ&飛鳥』 のファンです。
若い頃はよく歌ったものです。 CDも持っています。
曲はもちろんのこと、飛鳥の特徴のある歌い方も好き
でしたし、ビジュアルも好きでした。

あれだけ人気があると、それだけプレッシャーもあり
色々と本人なりの言い分(ぶん)もあるのでしょうけれど
残念です。 本当に残念です。

ヒット曲 『YAH YAH YAH』 もよく歌いました。
カラオケでも歌いましたが、突然思い出したかのように
こぶしを振り上げるあのポーズを取り、部屋の中で一人
歌い始めることもありました。

この歌詞のコーラス部分で

♪ハンギンゼア!  病まない心で
 ハンギンゼア!  消えない心で♪

この英語部分が 「hanging there」
に聞こえていたので、意味を “そこにつるせ!” 
だと思っていました。

♪今からそいつを これからそいつを 殴りにいこうか♪

という歌詞の後ですから、“ブッ飛ばして吊るしてやれ!”
の荒っぽい歌詞だと思っていたのです。

ここ何年か前、日本語字幕のアメリカドラマを観ていた時
「ハンギンゼア」のセリフの和訳が “頑張って”に
なっているのに気が付きます。

あれ?

あらためて、持っていたCDの歌詞カードを確認すると
「hang in there!」 になっています。

「hang in there!」(ヘェンギンゼア)・・・頑張る・粘る

「hang」“つるす・ぶら下がる” という単語からイメージ
できるように、“しがみつく ・ しっかりつかまえる” という意味の
“頑張って” です。
元気な人への言葉掛けではなく、負けそうな時やくじけそうな状況の
人に対して掛ける “あきらめるな! 頑張れ!” でした。

Hang in there! 飛鳥!
Hang in there! 病まない心で
Hang in there! 消えない心で



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