そうなんだ。

外国語で知ったこと。

皮肉   英語

2018-08-05 14:57:18 | 語学
東京医科大学の入試で、女子受験者の点数が一律減点されていたニュースに対して
8月2日に在日フランス大使館がツイート(日本語)したとの情報を得て
早速、フランス大使館のツイッターを覗きました。

“フランスの大学医学部に占める女子学生の割合は、2000年の57,7%から2016年には64,1%に上昇しました。そして、2021年には医師のパリテ(男女同数)が実現されそうです。皆さん、是非フランスに留学に来てください 👩‍”

このツイートに対する一番初めのコメントが

“なんとイヤミな、イギリス人かよw”

以前の私であれば、コメントの意味がわからなかったでしょう。
しかし、今は “クスッ” と笑えます。

私が通う英会話教室の現在の講師は若いイギリス人です。
彼が言うには、イギリス人は常に皮肉を交えて会話をするそうです。
とうより、皮肉を交えない会話はないそうです。

そういえば、以前テレビで観た街頭インタビューです。
配偶者と子がいる日本人夫の家事に費やす平均時間が週に12時間で世界最下位。
この結果をどう思うかと、各国の男性に尋ねていました。
その時にマイクを向けられたイギリス人男性が

「日本人男性を尊敬するよ。 だって、こんなに短時間で家事を効率良くこなせるんだろ?」

胸のすくような皮肉に、上手いな~ と感心した記憶があります。

皮肉を英語で

「sarcasm」(サーカズム)・・・皮肉・あてこすり・いやみ
「sarcastic」(サーカスティック)・・・皮肉な・嫌みを言う

同じような意味で使われる(シニカル)は聞いたことのある単語です。

「cynical」(シニカル)・・・皮肉な・冷笑的な・世をすねた

とりあえず
若いイギリス人講師は、「イギリス人はサーカスティックだ」 という言い方をしていました。

ところで
フランス大使館のツイッターに書き込まれたコメント

イギリス人かよw

に、対して双方の国民の方はどう思ったのでしょうか。
上手い! と思って “くすっ”と笑ったのでしょうか。

それにしても
内緒で女子の点数を一律下げるとは、ひどすぎます!

コメント (2)
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