そうなんだ。

外国語で知ったこと。

クォーテーション   英語

2015-05-01 13:00:00 | 英会話教室
アメリカ人のジェスチャーのひとつ。
テレビドラマや映画などで、以下の仕草を見かけますが
ご存知でしょうか?

顔を挟んだ位置で、両手でカニさんのポーズ
もしくは
両手でピースサインを作る。
指の第2関節からクィックィッと2度素早く曲げる。

今週の英会話教室で知ったのですが
これは、クォテーションマークの合図だったのです。

「quotation」(クォウテーション)・・・引用文・引用語句

クオーテーションマークはお馴染みの “ ” のマークです。

会話中、どんな時にこのジェスチャーを使うかというと

英語の会話文は通常、間接話法が使われます。
たとえば (米国人教師が示した例文より・・・)
上司に給料アップを頼んだら “君は若い” と暗に断られたとします。
これを友人に話す時は2つ方法があります。
まず間接話法。

「My boss said me that I was young.」

昔英語の授業で習いましたね。 人称や時制の変化に気をつけなくてはいけません。

これを直接話法で伝える時

「My boss said me “You are young”.」

“You are young” の部分は カニクイクイのジェスチャーとともに
口調や声色をボス風に変えて言うのが通例だそうです。
聞いた相手は、発言者の不満を感じとることができます。

あるいは・・・。

「彼は喜んで向かったよ」
と相手が言った時。
これは、そのままの意味にとらえてOKですので
聞いている自分は素直に 「それはよかった」 と答えます。

「彼は “喜んで” 向かったよ」
会話中の “喜んで” を言いながら、 このジェスチャーを使うと
“喜んで” は、 皮肉だったりジョークだったりを意味します。
その彼がイヤイヤ行ったという場合も考えられますし
発言者がその彼の行動に対して 『あきれた』 との意味を含む場合も考えられます。

へぇ~。
会話中にこのジェスチャーを使えば、 空気が読めない人も助かるでしょう。
・・・あっ、 今のは皮肉なんだ
・・・あっ、 今のは冗談なんだ
トンチンカンな反応をして、場をシラケさせなくて済みます。

便利なブラックジェスチャーがくせになりそうです。

私の友人の皆さんへ
私と会っている時に 「今日はとっても美人さんね」
と言っても、 “美人” をクオーテションマークのジェスチャーで
挟んでいるかどうかチェックしてから、 喜びましょう。



 ~ご連絡~
来週の4日・6日はゴールデンウィークの連休ですので、お休みします。
8日の金曜日にお会いしましょう。
楽しい休日をお過ごしください!


コメント (4)
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