そうなんだ。

外国語で知ったこと。

オノマトペ   フランス語

2013-07-29 13:00:00 | 語学
先週末、みち子さんから
「オノマトペの言葉の由来を教えて欲しい」
とコメント欄に質問が寄せられました。

オノマトペ。 オノマトペ?

なんだそりゃ?
皆さんは聞いたことがありますか?
試しに家にいる若い者に聞いてみると、

「高校の国語の授業で聞いたことがある」

まず、カタカナ新語辞典を引いてみるとフランス語でした。
では、仏和辞典で・・・。

「onomatopee」(オノマトペ)・・・擬声語・オノマトペ

ふ~ん。 聞いたことないのは私だけなんだろうか?

家に昭和60年発行の『日本大百科全集』があります。
1985年ですから、かれこれ28年前に小学館から発行されています。
載ってました。 ということは、すでに当時は使われていたのでしょう。

オノマトペ・・・ものの音や声などをまねた擬声語(にゃあ、じょきじょきなど)、
        あるいは状態などをまねた擬態語(てきぱき、きらきらなど)
        をさす言葉。

擬態語の捕捉ですが、これは本来、音を発しない状態や感情を表わします。
静かな状態を“し~ん”・怒りが湧きあがる状態を“めらめら”。
これらは実際には無音です。

学者によっていろいろな説がありまして、擬声語をさらに
動物や虫の声を擬声語(わんわん、にゃぁ、みーんみーん)
無生物の音を擬音語(太鼓のどんどん、割れる音のがちゃん)
という分け方をしているのもあります。

なるほど。 日本語には擬声・音・態語を総称して言う単語がないので、
一色単に言いたい時に、フランス語の“オノマトペ”が便利なのかも
しれないですね。
 
久しぶりに国語の勉強をした気がします。
みち子さんのおかげで、語彙がひとつ増えました。
コメント (4)
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