絵のタイトルは、「そばを作る人」です。
屋根より高い畑で、斜めになりながら蕎麦を栽培しています。
なんでこんな所でと、やらぬ者は思うことでしょう。
先祖伝来の土地が、そこしかないのだから仕方がないでしょう。
見る阿呆 に踊る阿呆が ソンソンと
今日のタイトルは、「猪対策」です。
よもや自分が猪除けの鉄柵を設置する者になるとは、予想もしませんでした。
近所の方たちは、我が家のジャガイモを掘ったのは、
タヌキ、穴熊、ハクビシンと害獣の名前をあげる。
さらに、鳥たちも害獣の仲間入りをするのだろうか。
農作物を守るのは、蚊が侵入するのを防ぐ網戸であったり蚊取り線香で
自分たちを守る行為と同じと考える。
畑に生える木々を伐採し、木材として組み合わせ猪対策の柵とするのを、東北で見た。
自然の物で対策をしたいと思うが、時間と労力がかかる。
手っ取り早く、鉄柵と電気柵を設置する。
畑にどこからでも入れたのに、入り口は限られた箇所になります。
家に入るのに、玄関や縁側からと限られていると自分を慰める。
これが忸怩たる所以です。
長い時間をかけて、耕作放棄地の木を切り、雑草を刈ってきました。
猪の隠れ家をひとつ消したつもりでした。
きれいになった田畑を見て、「昔からこうだった」と悦に入っております。
鉄柵を設置中、いろんなものに遭遇します。
縞蛇が横切ります。
ぶよ、蚊と蜂が刺します。
仏法僧が、「テッペンカケタカ」と私の髪が薄いのをなじります。
雉のひながかえり、親雉の心配をよそに、甘えた鳴き声をあげています。
私達だけが特別じゃない。
自然の恩恵は、皆が受け取ってしかるべきです。
これは、自然に生きるものの、普遍の戦いそのものです。
成り行きです。
2022年5月27日