故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

猪対策

2022-05-27 04:10:12 | よもやま話

絵のタイトルは、「そばを作る人」です。
屋根より高い畑で、斜めになりながら蕎麦を栽培しています。
なんでこんな所でと、やらぬ者は思うことでしょう。
先祖伝来の土地が、そこしかないのだから仕方がないでしょう。


見る阿呆 に踊る阿呆が ソンソンと 

今日のタイトルは、「猪対策」です。
よもや自分が猪除けの鉄柵を設置する者になるとは、予想もしませんでした。
近所の方たちは、我が家のジャガイモを掘ったのは、
タヌキ、穴熊、ハクビシンと害獣の名前をあげる。
さらに、鳥たちも害獣の仲間入りをするのだろうか。
農作物を守るのは、蚊が侵入するのを防ぐ網戸であったり蚊取り線香で
自分たちを守る行為と同じと考える。

畑に生える木々を伐採し、木材として組み合わせ猪対策の柵とするのを、東北で見た。
自然の物で対策をしたいと思うが、時間と労力がかかる。
手っ取り早く、鉄柵と電気柵を設置する。
畑にどこからでも入れたのに、入り口は限られた箇所になります。
家に入るのに、玄関や縁側からと限られていると自分を慰める。
これが忸怩たる所以です。

長い時間をかけて、耕作放棄地の木を切り、雑草を刈ってきました。
猪の隠れ家をひとつ消したつもりでした。
きれいになった田畑を見て、「昔からこうだった」と悦に入っております。

鉄柵を設置中、いろんなものに遭遇します。
縞蛇が横切ります。
ぶよ、蚊と蜂が刺します。
仏法僧が、「テッペンカケタカ」と私の髪が薄いのをなじります。
雉のひながかえり、親雉の心配をよそに、甘えた鳴き声をあげています。

私達だけが特別じゃない。
自然の恩恵は、皆が受け取ってしかるべきです。
これは、自然に生きるものの、普遍の戦いそのものです。
成り行きです。

2022年5月27日
コメント
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