故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

タイトルは、「私よ」という似顔絵です。
この方にはどんな言葉がふさわしいか考えました。
今日のタイトルも。「私よ」です。
電話をかけて、「私よ」という関係はなかなかのものです。
家族であれば、解ります。
名を名乗らぬ女性から、「私よ」と言われて会話が進むとは考えにくい。
あれこれ記憶を呼び覚まし、特定の女性をイメージしたのでしょう。
さて、「私よ」とささやいたご婦人も、
ちょっと前のことを話し始めました。
楽しかった。ありがとう。
共通の話題があるもので、話は謎めいて盛り上がっていきます。
二人ともすれ違いで他人どおしであることに気づかない。
こんなことがあるのです。
世の中は恐ろしい。
「俺俺詐欺」の女版でしょうか。
そうではありません。
「私よ」の女性も番号違いの電話をかけていることに気づきません。
二人は、再び(??)会う約束をしました。
熱い吐息と共に。
男がやっと気づきました。
吐息の感じが違う。
どうして、伝えたらよいのやら。
ちょっとの間、会話の停滞。
あれ、女性も気づきました。
このあと、電話の双方で赤面。
大人の対応で、二人とも切り抜けられました。
夜のしじまにあったような、なかったような話でした。
かきつばた 菖蒲と違う どうしよう
2017年6月2日

奥山の石垣は、円いものが多い。
川でとれたものをつかっているのでしょう。
天気予報どおり雨が降りました。
雨が降ると、ゆっくりできます。
今日のテーマは、「雨に煙る」です。
雨粒が見える。森の木々が雨に霞んで見えない。
これほどの(30mm/時間)雨が降ると、冠水が心配でした。
古い浸透桝が機能しないのです。
台地の町では、雨水経路の勾配が取れませんでした。
高台の町で浸透桝を推奨したのは、
東京都23区に水を回さないための施策だったのでしょうか。
雨水系は飲み込みませんが、排水系はどこまでも飲み込みました。
排水系は、配管でつながれ、勾配がしっかりとれていました。
夜目、遠目、傘のうち。
美人に出会えるチャンスが多くなる瞬間です。
そして勘違いの始まりです。
差し出す傘に納まる二人。
これから何処へ向かうのでしょう。
東海道23次には、驟雨の景色が多く描かれています。
突然の雨にも関わらず、人々は自分のすべきことを成し遂げています。
瀬戸内では、風にあおられ海面に雨が走りました。
島蔭が霞み、周りの音が消え、孤独になったものです。
雨音が静かになりました。
雨上がりの虹が見えるようになるまで、もう少しかかります。
植えたばかりの稲には、良い雨だったでしょう。
昨日、草を刈っていてよかったなと煙草をくゆらせます。
雨ごとに 緑濃くなる 里暮らし
2017年6月1日