故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

縁側

2017-06-03 07:20:11 | よもやま話

私がママよ。
初めての子を産む。
この子のためなら何でもできると、決意を固める。
乙女から、母へ。



今日のタイトルは、「縁側」です。
外でも内でもない曖昧なゾーンが縁側です。

ばあちゃんが繕い物をする。
じいちゃんが鼻水を垂れる。

訪ねてきた人が座る。
内の人がお茶を出す。
そして、よもやま話が始まる。
これが縁側です。

都会の家では、縁側をつくるくらいなら駐車スペースを取ります。
子供も巣立ち、2階の掃除もままならなくなった頃、縁台を置きます。
わずかな庭の木や草花を見ながら、通りを見る。
訪ねて来る人はいません。
老夫婦の憩いの場が、縁台です。
仲良く並んでお茶をすする。

私はカフェがこんな場所だったらと思い、開店しました。
いつしか仕事に追われ、忘れていました。
外で草取りをしていると、通りがかった人が必ず声をかけてくれます。
通学路を帰って来る小学生に、「お帰り」と声をかける。
初めは恥ずかしがっていた子たちが、「ただいま」と
言ってくれるようになった。

これから先があります。そして永い。
暇な時は、カフェの外のベンチで作業をしましょう。
絵手紙を描いたり、編み物をしたり。
日陰が必要です。
いただいたへちまの苗を植えることにしました。
ある意味、客寄せです。
峠の茶屋のような風情になれば良い。

皆さんちょっとだけ休んでいってください。
縁側のような居心地の良い休み処を作ります。

これこれと あれあれ会話 ひぐらしと

2017年6月3日




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする