故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

甘い関係

2017-06-04 09:16:23 | よもやま話

せつない想いは届いたのでしょうか。
ねえこっち向いて。


りんごでジャムを作りました。
この時期のりんごは、本来の甘みが少ない。
砂糖とレモン果汁で甘みと風味を足してやっとできます。
モテナイ君(青りんごは未熟品で酸っぱいだけ)と完熟りんご(甘すぎる)を
合わせたジャムは美味しい。モテナイ君は、煮ても溶けないでつぶつぶで残る。
このつぶつぶと酸味が、完熟りんごの甘みをより一層引き立てます。

今日のタイトルは、「甘い関係」です。
愛し愛されて一緒になります。
一緒になれてしあわせと、結婚式で披露します。
皆が祝福します。自他ともに認める「甘い関係」です。

あなた稼ぐ人、私使う人。
あなた作る人、私食べる人。
と生活が始まります。

バランスが崩れるのは、子どもが出来てから、
仕事が忙しくなってから。
役割を再確認します。
ほころびが出始めます。
ここが正念場でした。

甘い関係は、本来の甘みを失っていきます。
そのままを受け止めるしかありませんでした。
好きだと言ったことも、言われたこともいつしか忘れて一生懸命になります。
かすかすになっても、わずかな甘みは感じられていました。
ならばよかった。強烈な甘みは忘れてしまえばよかった。
岐路です。

出来ないことを代わりにやる。
やれる人がやる。役割なんか忘れてしまった。
いつしか、酸いも甘いも噛分ける人になっていた。

この花は 崖に咲きしも 寄り添いて

2017年6月4日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする