絵のタイトルは、「古色営み」です。
国分寺にあった古民家です。藁ぶき屋根の前には、屏風のような木が立っていました。
藁ぶき屋根の虫の発生を防ぐために、市から雇われた人が薪を燃やし燻していました。
こんなものを残すのが無駄か、議論はあるでしょう。
先人の知恵と暮らしが心地よかったのを覚えています。
今日のテーマは、「大都市の財政赤字」です。
横浜市は、関東大震災、戦中の被災と戦後の進駐軍接収により大規模な開発が遅れた。
未だに米軍基地として、利用されている土地の面積も多い。
永年の間、税収源となる事業所(企業)の誘致が遅れた。
巨大ベットタウン化した横浜は、増え続けた所得税を払う年代が減少傾向にあり、
やらなければならない公共事業費用の捻出も厳しい状況にあるとのことであった。
こういう現象は、名古屋市、京都市、大阪市、福岡市も同様のことらしい。
横浜は、国際都市と言われているが、国際的な会議の伸びも低く、観光も他に較べ伸びは低い。
観光資源が豊富にあるとも言えない。
東京一極集中がその原因とも言える。昼と夜の人口格差を起こすような開発は望まれないようだ。
東京は、いち早くドーナツ化現象からセンター回帰を実現している唯一の都市かもしれない。
地方の都市は疲弊しているとは言え、収入が減るとともに支出も減少しており大都市ほど困ることはないという。
大都市が住みにくくなるにつれ、人口が地方に流れることが予想される。
大都市には薄い、地方交付税の見直しも始まると思われる。
気が付いたキーワードは、昼と夜の人口格差。
職住接近(通勤時間が一時間以内)の地方都市は、大都市に較べ住みやすいと言える。
しかも、食料自給率は地方ほど高いと言える。物流も技術も進化した。
一極集中が発想の根源にある優秀な技術変革も色あせてくるような気がする。
新鮮で、安全安心な食べ物は、生産拠点にしかないと言える。
そこまで行くか、そこに住むかして、時代の見直しが始まるであろう。
田舎は、ニッチの仕事がある限り、小さいとは言え職住接近の良さを引き続き謳歌することであろう。
仕事があれば人が集まる。人が集まれば、仕事が生まれる。
このような循環にゆがみが生じてきている。
ゆがみを是正するのは、営みではないだろうか。
言ってみれば、大都市ほど無駄無理が大手を振って歩いている。
無駄は無駄、無理は無理と言う人が増えてくる。
金はいくら稼いでもきりがない。その間に多くの物を失っている。
豊かな営みとは何か。ほとんどの人が気づいている。
社会の仕組みが、もやをかけている。
多分、いろんな生き方(価値観)があってよいのです。
村はずれ 夢持ち行くも 鬼が待つ
2019年9月11日
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