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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

野菜と話す

2025-07-09 05:29:34 | よもやま話

絵のタイトルは、「無言で語るおんな」です。


テレビが気になり、妻の話が耳に入らない。
自分が話す番になったら、妻は居眠りです。
これって、何なの。

「聞く耳、話す目」と自分でも気づいています。
今ある状態を、いったん横に置いて、「どうしました」と何故言えない。
「聞いてもらいたい」に、正面から向き合うことから始めます。
似顔絵を描き始めてから、相手の小さな変化に気づくようになりました。
残像記憶の最たるものです。
今日のタイトルは、「野菜と話す」です。

この時期、野菜はあの手この手でアピールします。
十分大きくなったから、収穫しておくれ。
朝見たら、もう少しかなと感じたきゅうりが、夜には肥大化していた。

昼間は、葉がしおれているように見えました。
水分蒸発を防いでいたのでしょう。
その証拠に、朝露の頃はパリッとしています。

ある日、ピーマンが倒れていた。
水をやり、肥料を足しました。
もう支えきれないと、根が浮くように倒れます。
支柱を足してやると、「そうなんですよ」と元通りの元気な姿です。

水分補給しようと、毛根を伸ばす。
「いつでもくれるもの」と野菜に思わせない。
したがって、じゃぶじゃぶと水を上げない。
ほら見たことか、根腐れしたじゃない。

野菜は話さない。
野菜のアピールをより感じる猛暑です。
野菜と話すことに夢中になり、暑さで疲れたのか妻と話せない。
出会った頃に求めた、水が滴(したた)る「話す目」に向き合ってない証拠です。
朝昼晩と表情の違いに気づかない。
妻は、いつも同じと思い込んでいる。

その証拠に、奥さんの似顔絵に、「これは、誰?」と気づかない。
写真のようには復元できないけど、気づかない表情を切り取っているでしょうに。
声しか聞いてない。
その辺りにいるだろうと、空気と暮らしている。

毎日の愛してるの発信に、「聞き飽きた」と返す妻です。
それでも、口角があがったのを見逃さない。

2025年7月9日
コメント
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