故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

住むから都

2021-12-06 03:41:18 | よもやま話

絵のタイトルは、「帰ろかな」です。

絵のタイトルは、「真道山から黒神島を見下ろす」です。


待っていて 彼女ができた 試しなし

今日のタイトルは、「住むから都」です。
今までのレイアウトでは具合が悪いと妻の家の模様替えをした。
出っ張りを引っ込め、隅に残るごみを片づけた。
一人から二人に住む人が増えた。
機能的に使いたい。
これだけの理由である。

拍車がかかり、これまで気にかかっていた所もついでに片付いた。
畳の上を走るたこ足配線もすっきりした。
歳をとると、この配線ごときに足を取られるのである。

「住めば都」とは、
どんな所でも、住み慣れるとそこが居心地よく思われてくるということ。
何軒も空き家を片づけて来た。
一年以内に使わなかった物を積極的に捨てて来た。

空き家対策は、「住む」ことである。
住めばわかる。
歩いたら床が抜けそうである。
ごみがあると、狭く感じる。
汚れていると、気持ちが悪い。
この照明では暗い。
サッシが、網戸がと次から次に不具合を是正する。

人間関係も同じである。
すべての人が、楽しく暮らしたい。
また、色々いて当たり前です。
気の合う人が見つかり、合わぬ人とは距離を置く。
住むから気づき、知恵もついてくる。

空き家対策は、「住むため」のハードルを下げることから始める。
空き家購入のため、修繕のために補助金を出す自治体の政策が一般的です。
それもハードルを下げることの一つでしょう。
それよりも、これから住みたいと思う人に夢を与えることである。
小さな不具合(ハードル)は、住む人が気づきながら変えられる。
今ある姿(気候、自然、意気込み)がどんなに素晴らしいかアピールすることである。
住んでいる人の心がけ次第(住めば都)で、いかようにも伝えられる。
住みたい人が、勝手にハードルを下げるのである。
住んでいる人が楽しくない(夢がない)ようでは、誰も近づかないだろう。

山が荒れ、間伐さえもできない。
ところが不思議、木を切りたい人がいるものである。
林業実習がしたくても、伐る木が見当たらない。
どうぞ、好きなだけ切ってください。

この島は、周囲の島に較べ標高が高い山(550m)がある。
頂上や峠では、遠くまで見える島々の景色が美しい。
広葉樹が多く、今が紅葉の盛りである。
寒暖差がない瀬戸内でも、これだけの広葉樹林なら見ごたえがある。
山火事対策のため、消防車が入れる林道が頂上まで通っている。
頂上まで登ってみたが、土砂が流れ、落ち葉が溜まり離合するには危険であった。
石を取り除き、枯れ枝を片づけるだけで充分離合できるようになる。
まずは、軽トラが入れるよう道に落ちている石を片づける。
これなら自分でもできる。
それから、下草を刈り間伐を始める。
これは、持ち主の許可が必要であり人手もかかる。
ここからは、住民の意気込みとなる。

「住むから都」でした。

2021年12月6日
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